唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

2008-01-01から1年間の記事一覧

今年最後の更新です。

えーと、冬コミに行ってきました。自分としては何事もなく終わりました。自分の見たところ、唐沢俊一にも何事もなかったようでした。自分以外に声をかけた人がいたのかどうかわからないけれど。 詳細については年明けに書かせてもらいますが、自分が狙ってい…

いよいよ冬コミ!

オタクらしいのどかなタイトルだなあ。毎回こういうのならいいのにw 前々から言っていた通り、12月30日の「コミックマーケット」で唐沢俊一のブースに行くつもりである。で、これも前々から言っている通り、唐沢俊一のところに行っても別に何かするつもりは…

『育毛通』にまつわる疑惑。

最初は軽い気持ちで始めたことだった。「猟書日記」で唐沢俊一の『育毛通』(ハヤカワ文庫)とその元となった『現代ヘアーの基礎知識kamidas』(同文書院)が比較されていて、それがとても面白かったのである。 『育毛通』P.204〜205より。 ちなみに、筆者(…

『星を喰った男』にまつわる疑惑。

こっそり検証をしていたら「トンデモない一行知識の世界」さんに先を越されてしまったのだが、参考にさせてもらいながら独自のネタも織り込んでやっていこう。 まずは『星を喰った男』が出版された経緯について説明しておく。1993年9月にバンダイから潮健児…

小ネタいろいろ。

「裏モノ日記」12月23日より。 それだけに、彼女の正体がわかり、それぞれの抱える問題に どうおさまりがつくか、という後半以降、ややその緊迫を 解消するカタストロフが足りなかった気がしてしまった。 聞いたら、いろいろ事情もあったようであるが。 …文…

ゴッチャゴッチャ言わんとガセとパクリを全部公表すればええんや。

唐沢俊一『キッチュワールド案内』(早川書房)P.76〜77より。 ところで列車のトイレと言えば、琴奏者の宮城道雄は盲目でも健常者と変わらぬ動作ができるというのが自慢だったが、夜汽車に乗って、トイレと間違えて乗車口のドアをあけ、転落して死亡した。…

「盗用の虚人」唐沢俊一。

「燃える盗魂」でもよかったけど。唐沢俊一『キッチュワールド案内』(早川書房)P.100〜101より。 (前略)力道山時代からしばらく、外人レスラーには必ずと言っていいほど、この漢字のニックネーム的肩書がついていたものだ。 (中略) 三文字のものが多い…

おめーは本当に観ているのか?

『BSアニメ夜話Vol.01』(キネマ旬報社)P.117の唐沢俊一の発言。 本当に今、世代の断絶というのは、すごく感じていて、これだけビデオやDVDがあるんだからと思うんだけど。もう十年、僕より下だと『刑事コロンボ』も知らないとかね、ヒッチコック一作も見た…

唐沢俊一のネタの使い回し・その7。

唐沢俊一『キッチュワールド案内』(早川書房)P.23〜24 『新人国記』という書物がある。岩波文庫の『山家鳥虫集』という本の中に抜粋収録されているが、これは元禄時代、関祖衡という人物によって編まれた本で、当時の日本の各国の土地風(原文ママ)と、…

唐沢俊一の『カリオストロの城』批判を検証してみた。

『B級学【マンガ編】』(海拓舎)で、唐沢俊一は『ルパン三世 カリオストロの城』のストーリーは矛盾だらけであると書いている。P.257〜258より。 まず、冒頭、カジノを襲ったルパンと次元が、その札がニセ札であると見抜き、そのニセ札原版をねらってカリ…

救済されたくて青汁を飲んでみる。

『唐沢俊一のトンデモ事件簿』(三才ブックス)CASE10「なぜ死刑は必要か」では、山椒大夫が鋸挽で処刑されることで庶民達の罪や穢れを身代わりとして背負う役割を果たしていた、という不思議な話をした後で(詳しくは11月1日と11月4日の記事を参照)、この…

『「パクリ・盗作」スキャンダル事件史』で唐沢俊一のことが取り上げられていた。

別冊宝島編集部編『「パクリ・盗作」スキャンダル事件史』(宝島SUGOI文庫)で、唐沢俊一の盗作疑惑が5ページにわたって取り上げられていた。著者は松永英明氏。 内容について説明すると、まず『新・UFO入門』(幻冬舎新書)での漫棚通信さんからの盗用につ…

『社会派くんがゆく!怒涛編』の訂正箇所について。

『社会派くんがゆく!』Vol.82で、唐沢俊一が「ロサンゼルスをLAと呼ぶようになったのは三浦和義のせい」という珍説を述べていたことについては、町山智浩さんや当ブログでも取り上げたが、単行本『社会派くんがゆく!怒涛編』に収録される際に訂正がされて…

待て、しかして希望せよ。

唐沢俊一・村崎百郎『社会派くんがゆく!怒涛編』(アスペクト)P.392 そろそろ今回のこの本のまとめが見えてきた気がする。要するに、戦後の日本が、ひたすらそれを求めて突っ走り、また、その成果をある程度出してきた“平和”が続き、国民の暮らしが総体的…

泥棒野郎。

「唐沢俊一の誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいガセとパクリのすべてについて教えましょう」でもよかったんだけど、シンプルな方を採用。 12月14日の『朝日新聞』で唐沢俊一がウディ・アレンの短編集『ただひたすらのアナーキー』(河出書房新…

日本を貧乏にしてしまえっ!

唐沢俊一・村崎百郎『社会派くんがゆく!怒涛編』(アスペクト)P.42 日本の食料自給率の話が出てきたが、もともと「トヨアシハラノミズホノクニ」とまで呼ばれた日本でなぜ、食料が不足するのか。それは受容(原文ママ)と供給のアンバランスが問題なのであ…

ニュースサイト風に。

・安岡孝一先生が『トリビア名誉教授 唐沢俊一のビジネス課外授業。』のガセネタを指摘されています。自分も『pronto pronto?』Vol.15 のガセは指摘したけど(詳しくは11月27日の記事を参照)、これは気がつかなかった。勉強になります。 ・「山本弘のSF秘…

『社会派くんがゆく!』は終わった方がいいと思う。

最新の『社会派くんがゆく!』と『社会派くんがゆく!怒涛編』(アスペクト)を読んでつくづくそう思ってしまった。 まず、厚生事務次官を襲撃した犯人を無責任に持ち上げているが(「愛犬の敵討ち」というのがウソだったらどうするんだろう)、結局のところ…

唐沢俊一の不安なメンタル。

唐沢俊一・ソルボンヌK子『カルトの泉』(ミリオン出版)P.138〜139 アメリカ同時多発テロ事件(2001年9月11日)は、正に国家の基盤をなす宗教的な部分での対立、言ってみれば“宗教戦争”であった。犯行声明を出したアル・カーイダのことを我々はイスラム原…

避妊と東映。

…相容れないイメージがあるのはなぜだろうw唐沢俊一・ソルボンヌK子『カルトの泉』(ミリオン出版)P.138 「カルト学方法論序説」[二]「国家と宗教―オウム事件を読み直す」より 精神分析には「否認と投影」という考え方がある。つまり人は、自分の心の中…

偽色のトロツキー&アドルムに告ぐ。

唐沢俊一『猟奇の社怪史』(ミリオン出版)P.117 昭和二年(一九二七年)のこの時代、「セックス」という言葉は「モダンボーイ」「モダンガール」「トロツキスト」「アドルム」などとともに、ずいぶんとハイカラな香り漂う、西欧風のちょっとおしゃれなイン…

痴愚人退散。

唐沢俊一『猟奇の社怪史』(ミリオン出版) 第11講「生と死をめぐるアンビバレントな欲動」P.108 チャップリン後期の代表作に『殺人狂時代』(一九四七年)があるが、ここでチャップリン演じる殺人者アンリ・ヴェルドゥが処刑台に上がる前に言うセリフ 「一…

どうして余計なことを書いてしまったのでしょうか?

唐沢俊一『猟奇の社怪史』(ミリオン出版)P.119 本誌が発行された昭和二年という年は実質的に昭和元年である。昭和元年は大正天皇が十二月二十五日に亡くなったため、たった一週間しかなかった。年が変わってすぐの二月七日に御大葬があり、それに合わせ、…

炎上し あれがイナゴか 秋の空。

唐沢俊一・ソルボンヌK子『カルトの泉』(ミリオン出版)P.72〜73 日本におけるカルト宗教のムーブメントには波があるが、現在の社会においては、ネット上の発言などで、前述したような、純粋な自分(正義)VS現実(悪)という図式を無意識に作り上げている…

このブログに「殺し」はあるか?

「裏モノ日記」2006年5月28日より。 「プロレスは底が丸見えの底無し沼である」 という『週刊プロレス』編集長の言葉を森氏は最後に引用して 「不思議だ。この言葉における“プロレス”を“ナショナリズム”に置き換えたとしても、意味はそれほど変わらない」 と…

もう少しちゃんと考えとこっか。

唐沢俊一・ソルボンヌK子『カルトの泉』(ミリオン出版)P.73 しかし、と翻って思えば、国家などという存在の根拠もまた、カルトなのかもしれない。ヨーロッパ各国の国歌の歌詞には、周囲の敵を倒せ、その血を踏み越えていけ、などというものが数多くある。…

思案するだけでは天国の門は通れない。

唐沢俊一・ソルボンヌK子『カルトの泉』(ミリオン出版)P.182 宗教団体「ヘヴンズ・ゲート」の信者達が「睡眠薬入りのジュース」を飲んで集団自殺をするシーンより。 「DO様 これがシアン化合物であることをなぜお隠しに…?」 「…毒を飲むと言うと躊躇する…

たいそうな間違い。

こないだ延期になった来年1月10日のロフトプラスワンの「司馬遼太郎の朗読イベント」(詳しくは11月17日の記事を参照)は唐沢俊一の古本処分市第2弾に変更になったようで。前回のイベントは相当酷かったようなので(詳しくは11月26日の記事を参照)、もう少…

特撮ファンの心を燃やすあいつ。

唐沢俊一ホームページ11月28日のニュースより。 ■唐沢俊一より 「冬木透先生は、エリザベト音楽大学の宗教音楽科で学んだ方である。 その曲が、娯楽性の強いものであれなんであれ、その底に、深い心性を 感じさせるのは、そのためかもしれない。 以前、実相…

唐沢俊一はナオミの夢を見るか?

唐沢俊一・ソルボンヌK子『カルトの泉』(ミリオン出版)P.96 1979年熊本県で起きたタヌキ憑き殺人事件 「娘にタヌキが憑いた!」 「追い出すには叩き出すしかない!!」 唐沢「事件が起きたこの地方では昔から動物が人に取り憑くという伝承があった」 と若い…