唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

『「パクリ・盗作」スキャンダル事件史』で唐沢俊一のことが取り上げられていた。

 別冊宝島編集部編『「パクリ・盗作」スキャンダル事件史』(宝島SUGOI文庫)で、唐沢俊一の盗作疑惑が5ページにわたって取り上げられていた。著者は松永英明氏。
 内容について説明すると、まず『新・UFO入門』(幻冬舎新書)での漫棚通信さんからの盗用についての一連の流れが説明されている。そして、唐沢俊一が『社会派くんがゆく!復活編』(アスペクト)で漫棚通信さんからの盗用について「盗作」ではなく「引用ミス」であると主張して、騒ぎを余計に大きくしたことについても説明がなされている。松永氏は両当事者に肩入れせずにきわめて節度を保った説明をされているが、実際の唐沢の文章は相当ヒドい(詳しくはまとめwikiを参照)。
 ここまでは『禁盗作コピペ病』(茜新社)と同様だが(詳しくは9月11日の記事を参照)、松永氏の文章では『新・UFO入門』事件以降の唐沢の盗用についても説明がなされている。『新・UFO入門』では他にも新戸雅章氏と『塩サバ通信』からの盗用があること(詳しくはまとめwikiを参照。その1 その2)、さらに『唐沢俊一のトンデモ事件簿』(三才ブックス)での藤永茂先生のブログからの盗用(詳しくは10月7日の記事を参照)、『ラジオライフ』11月号掲載の『唐沢俊一古今東西トンデモ事件簿』での「世界の三面記事・オモロイド」さんからの盗用(詳しくは10月6日の記事を参照)も指摘されている。『新・UFO入門』事件以降も唐沢俊一が盗用を繰り返していることも指摘したうえで、唐沢俊一の文筆家としての姿勢を批判していて、とても素晴らしい文章である。
 そして、文章の最後を読んでビックリしてしまった。

 なお、この記事を執筆するにあたって、当事者である「唐沢俊一ホームページ」「総本家漫棚通信」「漫棚通信ブログ版」のほかに、ウェブサイトでは「ネット上の盗用問題:『新・UFO入門 日本人はなぜUFOを見なくなったのか』(唐沢俊一著)を巡って」、「唐沢俊一まとめwiki」、「唐沢俊一検証blog」、「唐沢俊一さん盗作問題ウォッチャー」を参照し、情報源としたことを明記しておく。ただし、当事者の発言の引用部分や固有名詞を除いて、「参考にさせていただいたサイトとの記述との非常な類似」はないはずである。

…というわけで、松永氏は当ブログを情報源のひとつとして今回の文章を書かれたとのことである。…いやあ、ただただビックリ。どうもありがとうございます。ちなみに、松永氏の締めの文章は『新・UFO入門』での盗用についての唐沢俊一の弁明をもじったものである。松永氏は今回の文章について次のように書かれている

唐沢俊一vs漫棚通信ブログ版。唐沢氏がすぐにブログにて事実関係を認める声明を出したことは、迅速であったという点で評価しますが、それ以外の点(特に唐沢氏の執筆に対する態度)については、まったく賛同できませんでした。この部分は結果的に「漫棚通信」さんの側に立った原稿になりました。

 それはそうだろう。公平にやろうとしても、結局唐沢を批判する格好になってしまうのはしょうがない。当ブログも公平な立場で検証しているつもりなんだけど、あまりにも唐沢がデタラメだからなあ…。
 まあ、それはともかく、興味のある方はぜひ『「盗作・パクリ」スキャンダル事件史』を読んでみて欲しい。もちろん、唐沢俊一本人も読むように。

パクリ・盗作 スキャンダル事件史 (宝島SUGOI文庫 A へ 1-83)

パクリ・盗作 スキャンダル事件史 (宝島SUGOI文庫 A へ 1-83)

マル禁盗作コピペ病

マル禁盗作コピペ病

唐沢俊一のトンデモ事件簿

唐沢俊一のトンデモ事件簿

ラジオライフ 2008年 11月号 [雑誌]

ラジオライフ 2008年 11月号 [雑誌]