唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

名監督もヘタな書評に登場させられてすっかり苦労だ。

2008年7月27日の「朝日新聞」に掲載された唐沢俊一による中野正夫『ゲバルト時代』(バジリコ)の書評。 とっぴな連想だが、本書を読んで押井守のアニメ「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」を思い出した。あのアニメは「永遠に続く学園祭前夜」が…

唐沢俊一のネタの使い回し・その4

今回指摘するのは、唐沢俊一『トンデモ一行知識の世界』(ちくま文庫)P.68〜72の「モンゴルでは羊を食欲のほかに性欲の解消にも使っていた」と、唐沢俊一/著・唐沢なをき/画『カラサワ堂怪書目録』(光文社知恵の森文庫)P.94〜99の「猿社会を生きてきた男“…

唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板にはかわいそうな人がいる。

昨日の記事で唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板で暴れているかわいそうな人がいると書いたけど、彼(彼女?)もここを見てくれたようで向こうでレスをしていた。というか、こっちでコメントしてくれればいいのに。ヘタレなのかなあ。 719 名前:無名…

唐沢俊一が『給与明細』に出演していた。

テレビ東京系列で7月27日深夜に放送された『給与明細』という番組に唐沢俊一が出演していた。7月20日深夜に引き続いての出演なのだが、かなりデタラメなことを言っているので番組の内容を紹介することにした。 まず、冒頭、唐沢俊一が「サブカルチャーの職人…

ガセビアも一種の産業廃棄物?

『史上最強のムダ知識』P.110 人間の糞尿は、法律上は「産業廃棄物」にあたる。 人糞が農業肥料だった時代の名残りである。したがって、嫌がらせなどで糞尿をまき散らす行為は「産業物処理法違反」、野グソをしたままにするのは「廃棄物投棄」である。 「廃…

そんなに手塚治虫が嫌いなのか。

唐沢俊一が手塚治虫を嫌っていることは良く知られている…のだろうか。なぜ嫌うようになったかというと、唐沢が学生時代に『ぴあ』の投稿欄で『機動戦士ガンダム』を批判したことから論争が起こり、それに対して手塚が唐沢を咎めるコメントを寄せたからであろ…

こんなパクリはいい加減にしてもらいたいがー。

『史上最強のムダ知識』P.142 トラは正面から人を襲うことが少ない。なので、後頭部に「お面」をかぶると、トラを惑わせられ、危険を回避できる。 インドのスンダルバンス国立公園では、トラによる被害を防ぐために、「お面」を1984年から導入している。それ…

スポーツ音痴なのか英語音痴なのか。

『史上最強のムダ知識』P.167 「リリーフで完全試合を達成した投手がいる」というトリビア。 これは、エリック・ショアという投手。1917年6月23日、ボストン・レッドソックスの先発投手が、最初の打者を四球で出塁させた際、判定に抗議し退場。エリックがリ…

死体でいいから出演したい!

もうひとつ『フィギュア王』№126掲載の「唐沢俊一のトンデモクロペディア」第39回より。 NY在住の大塚肇子さんという女性企業家によると、こういうバックグラウンド専業俳優でも、せっせと仕事を取りさえすれば、日本円にして月に二〜三十万は稼げるという。…

2006年へのタイムスリップふたたび。

これは安岡孝一先生による唐沢俊一のズサンな仕事への突っ込みである。つまり、古いデータを使ったせいで間違えているということだが、同じような間違いとして「唐沢俊一のトンデモクロペディア」第38回(『フィギュア王』№125掲載)がある。2006年に書かれ…

おいしいネタをスルーしても唐沢だからしょうぎない。

『史上最強のムダ知識』P.169 「将棋にも「完全試合」がある。」というトリビア。 定義は、持ち時間を使わないで勝つこと。テレビなどの早指しと異なり、一般の対戦では1分未満は切捨てなので、使用時間ゼロが成立する。 達成者は、関屋喜代作六段と、大平武…

這い泳ぎだなんてチョウおかしい。

『史上最強のムダ知識』P.172 クロールの日本名は「這い泳ぎ」である。 ちなみに、「バタフライ」の泳ぎは、日本人が考案し、命名したため、「バタフライ」以外の日本名は存在しない。 バタフライを考案したとされるのは、アメリカのヘンリー・マイヤーズ(…

その男は、唐沢俊一というペテン師的な評論家だった。が、当時の彼は、『トリビアの泉』のスーパーバイザーとして評判が高く(以下略)。

『史上最強のムダ知識』P.195 「バッハ、ヘンデルは共に失明しているが、目の手術を執刀した医師は同一人物。」というトリビア。 その男は、ジョン・テイラーという、ペテン師的な渡り医者だった。が、当時の彼は、法皇庁(原文ママ)、皇帝公認の称号を得た…

唐沢俊一のネタの使い回し・その3

『雑学授業』P.84〜85 「証城寺の狸囃子」についてのトリビア(おぐりゆかのセリフは割愛)。 『証誠寺の狸ばやし』という童謡があるだろう。 (中略) その歌のモデルになったのは証誠寺は(原文ママ)、正式には護念山証誠寺といって千葉県木更津市にある…

もう相撲についてしゃべるんじゃないぞ。わかったか?

『社会派くんがゆく!乱世編』P.304の唐沢の発言。 しょせん作られたヒーローは薄っぺらいよね。相撲が人気低迷したときに、若・貴で売ろうとして、さほど実力のない横綱を無理に兄弟愛とかいうストーリィで作ってしまって、数年後にその凄まじいシッペ返し…

泥棒のようにパクり詐欺師のようにガセを書く。

昨日に引き続きフレッド・ブラッシーにまつわる唐沢のガセ発言。唐沢俊一・村崎百郎『社会派くんがゆく!乱世編』(アスペクト)P.306 だいたい、ガチじゃなくちゃ燃えられない、ってのはフィクションに乗れない、という自らの脳の柔軟性のなさを表している…

声に出して読むとカン違いがバレてしまうよ。

当ブログにたびたびコメントを寄せていただいている藤岡真さんが、2008年7月21日の日記で、「安岡先生を援護射撃」について書かれています。どうもありがとうございます。藤岡さんに補足すると、2008年6月発行の『pronto pronto?』Vol.13でも唐沢はパクリを…

安岡先生を援護射撃。

安岡孝一先生がまたまた唐沢俊一のガセビアに突っ込みを入れている。今回は、豊臣秀吉のお歳暮と、忘年会のガセビアである。 このうち、夏目漱石が初めて「忘年会」という単語を小説の中で使ったというガセビアは、ネットで調べれば割りと多く見かけるネタな…

もはや可否を論じるまでもないガセの数々

唐沢商会『脳天気教養図鑑』(幻冬舎文庫)P.11 よいコーヒーの条件とはっ 「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、接吻のように甘く」 おそらく、これはタレイランがコーヒーについて語ったとされる「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋…

唐沢俊一のネタの使い回し・その2

最初に『唐沢先生の雑学授業』P.125〜128 「シワとり美容に猛毒のボツリヌス菌を顔に注射する方法がある」というトリビア(なお、例によっておぐりゆかのセリフは割愛)。 いや、ボツリヌス菌は消化器から全身に毒素が回って起こるんでね。筋肉に直接注射し…

ガセを書いたらブラッシーに噛み付かれるぞ。

唐沢なをき・唐沢俊一『物々冒険記×お怪物図鑑』(ワールドフォトプレス)P.139 先日亡くなったプロレスラー、フレッド・ブラッシー。彼はもともと、鉄人ルー・テーズと同じ師匠の元でプロレスの技を学び、テクニックよし、荒技よし、ルックスよしの、オール…

通称「トリビアの先生」の割りには扱いが悪くないか?

『世界の猟奇ショー』P.187 今でも残る床屋の赤と青のダンダラ模様は動脈と静脈を表しているのであった 床屋の看板である「三色ねじり棒」「サインポール」の由来について書かれた文章だが、赤と青について説明しているのはいいとしても、何故白について書い…

唐沢俊一は和製ライアン・コネルだった!?

唐沢俊一・ソルボンヌK子『世界の猟奇ショー』(幻冬舎文庫)P.51よりジンギスカン鍋についての説明。 なぜその英雄成吉思汗がひつじ鍋になったかというと…… ジンギスカンはモンゴル行軍中羊の群れを連れていた まず兵隊の性欲解消に使い…… 羊のアソコは大変…

唐沢俊一のネタの使い回し・その1

唐沢俊一・おぐりゆか『唐沢先生の雑学授業』(二見文庫)と唐沢俊一『史上最強のムダ知識』(廣済堂ペーパーバックス)には、いくつか重複したネタが見受けられる。『雑学授業』の初版発行が2005年9月25日、『ムダ知識』の初版発行が2007年4月10日なので、…

これは小学生レベルの常識であるような気がするが。

安岡孝一先生による唐沢俊一へのツッコミとして、昨日紹介したもの の他にウルユスとLorenz HeisterとThe Union Typewriter Companyの設立がありました。安岡先生、ご指摘ありがとうございました。唐沢俊一『ダメな人のための名言集』(幻冬舎文庫)P.188 …

サルだって呆れるガセとパクリ。

京都大学の安岡孝一先生が2008年7月16日の日記で唐沢俊一のガセビアにツッコミを入れている。安岡先生は以前から唐沢のガセビアを取り上げていて、補聴器つきブラジャー、ミキサーとハイイロガン、秋葉原駅の開業、王冠のギザギザ、血液型のガセビアについて…

神田七不思議をサクッと解決。

リンク先を追加、そして伊藤剛さんにトラックバックしていただきました。当ブログの目的は、唐沢俊一の現状を追跡し検証することなので、『新・UFO入門』事件や唐沢の雑学がガセやパクリだらけだということをご存じない方には、多少分かりづらいところがある…

大丈夫か「裏篤姫」。

唐沢俊一が2008年7月13日の裏モノ日記でまたよくわからないことを言っている。 途中で大河ドラマ『篤姫』。家定と斉彬が一回の話で二人とも 死んでしまう。つくづくこの時代の人間は虚弱である。 つまり、徳川家定と島津斉彬が立て続けに死んだこと(これは…

「ガセ・パクーリ氏」ってひょうたん島に住んでそうだ。

『史上最強のムダ知識』P.237 「ひょっこりひょうたん島は、少年たちの死後の物語である。」というトリビア。 本作の原作者のひとり、井上ひさしが、後年、講演で開かした(原文ママ)事実である。 親も大人も存在しないユートピアである、ひょうたん島が、…

類は友を呼ぶ?唐沢俊一と佐野眞一

盗作事件を起こし、カタチだけ頭を下げた後、自らの著作の中で被害者を貶めているにも関わらず、唐沢俊一は現在朝日新聞の書評委員をつとめている(一説に拠ると唐沢の友人である木元俊宏氏の手引きらしい。木元氏は別名植木不等式として知られている「と学…