唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

声に出して読むとカン違いがバレてしまうよ。

 当ブログにたびたびコメントを寄せていただいている藤岡真さんが、2008年7月21日の日記で、「安岡先生を援護射撃」について書かれています。どうもありがとうございます。藤岡さんに補足すると、2008年6月発行の『pronto pronto?』Vol.13でも唐沢はパクリをやらかしています(詳しくはこの記事を参照)。『新・UFO入門』の盗作が発覚した後も、こうして盗作をくりかえしていることからも、唐沢俊一が盗作したことについて何も反省していないことは明らかです。このことはよく覚えておいてほしい。

白菊 (創元推理文庫)

白菊 (創元推理文庫)

では本題。
『物々冒険記×お怪物図鑑』P.33

だが、馬場より9歳年上の彼は、70歳でこの世を去った。去るにあたり、人の評価は柩を覆って定まる、これで誰かが自分のことを語って記録に残してくれる、という期待があったかどうかわからない。

 「死んだ後で初めてその人の正しい評価がなされる」ということを言いたいのであれば、「柩を覆って定まる」は誤り。正しくは「棺を蓋いて事定まる」。「カンをおおいてことさだまる」と読む。出典は晋書劉毅伝。間違いの原因は「ヒツギをおおって」と読んだせいだろう。「棺」と「柩」はどちらも「ヒツギ」と読むからね。それから、同じことを意味する四字熟語に「蓋棺事定」というものがあることを知っていれば間違いを防げたかも知れない。『ビジネスマンの強化書』によれば今までの人生で10万冊もの本を読破したとされる唐沢なら「蓋棺録」の意味は当然知っているだろうし。