唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

打ち切られなかったからってフォっとしちゃダメ。

『ラジオライフ』2009年1月号から、『唐沢俊一の古今東西トンデモ事件簿』はお題形式に変更されている。『ラジオライフ』1月号が「カメラ」を特集しているので、それにちなんで今回の『トンデモ事件簿』は「写真」がお題になっている。そして、担当編集者も…

楚囚夜曲。

紀田順一郎『古書街を歩く』(新潮選書)P.50〜51より。「明治期最大の稀本」とされる北村透谷『楚囚之詩』についてのエピソード。 早稲田大学の四年生村田平次郎は、今日も古本あさりをしようと、当時本郷に会った貸席志久本亭の二階で開かれていた古書即売…

ウチの神さんがね…。

『pronto pronto?』Vol.15に掲載されている『トリビア名誉教授唐沢俊一のビジネス課外授業。』Vol.15より。 昭和30年代、日本に家庭用テレビブームが起り(原文ママ)各メーカーの開発競争がし烈(原文ママ)になった。当時の松下電器の会議で、新製品のテ…

あの日のロフトプラスワンに行くのはもっとも危険なゲーム。

今回から通常の検証に戻ります。とりあえず「ガンダム論争」の検証の間にたまっていたネタを消化していきます。 見えない道場本舗さんにトラックバックしていただきました。このブログを本にするとしたら(もうやらないとおさまりがつかなくなっているような…

1981年の「祭り」/逆襲のショータイム(完結編)。

前回までで『ぴあ』における「ガンダム論争」について説明を終えたので、最終回は個人的な意見をまとめてみようと思う。厖大な事実を説明するのに必死で少し混乱した頭を整理する意味もある。なお、後日「ガンダム論争」についてまとめた表を作成しておくつ…

1981年の「祭り」/その行動はない。

読者投稿欄「YouとPia」でいわゆる「ガンダム論争」が盛り上がったことは『ぴあ』本誌にも影響を与え、1981年8月14日号、8月28日号の2回に分けて「YouとAnimation」という特集が組まれることとなった。ただ、『ぴあ』はもともと劇場版『機動戦士ガンダム』に…

1981年の「祭り」/濃い人たち。

『ぴあ』1981年7月31日号の読者投稿欄「YouとPia」では唐沢俊一と「横山喜昭」氏が「ガンダム論争」に参加している。まずは横山氏の投稿から見ていく。 横山氏は「「ガンダム」の論争、くだらないです」と断じたうえで、『機動戦士ガンダム』は失敗作だけれ…

1981年の「祭り」/嘘をつく者。

いやあ、偶然(唐沢俊一風に言えば「西手新九郎」。モトネタは徳川夢声)ってあるものだなあ。「裏モノ日記」11月18日より。 そこを出て、コマ劇場脇のショット・バーへ。 ここも前から入りたかったのだが、チャンスがなかった。 常連さんばかりで敷居が高そ…

1981年の「祭り」/めぐりあい新宿編。

『ぴあ』1981年2月27日号の読者投稿欄「YouとPia」で唐沢俊一が『機動戦士ガンダム』を批判したことによって、「ガンダム論争」はますます激化していくこととなる。とはいえ、『ガンダム』ファンから唐沢への反論がすぐに寄せられたわけではない。むしろ、唐…

1981年の「祭り」/哀・投稿戦士編。

本題に入る前に「ガンダム論争」の一連の流れを説明しておこうと思う。その方が読者のみなさんも理解しやすいだろう。 『ぴあ』1980年12月5日号:「山賀龍一」氏の投稿 1981年1月2日号:唐沢俊一の最初の投稿 1月30日号:「DSC−桜井」氏の投稿 2月27日号:唐…

1981年の「祭り」。

1980年11月21日発売の『ぴあ』12月5日号(当時は隔週誌)の読者投稿欄「YouとPia」に「山賀龍一」氏の「望怪獣論“本当の怪獣映画とは…”」というタイトルの文章が掲載された。 いつの時からだろう。怪獣が子供のオモチャになってしまった。キャラクター・トイ…

一応ご報告。

事実関係がよくわからないので、この件をお伝えするのはどうかと思ったのだが、約束していたことなので一応ご報告させていただく。 11月11日の記事のコメント欄で自分はこのように書いた。 あと、コメント欄なのでこっそり書いておきますが、実は現在裏でい…

本当に知っているのかどーなんだ?

近々書く記事のために「裏モノ日記」を調べていたら、こんな文章を見つけた。 一旦ホテルへ戻って荷物を置き、オミヤゲなどを買いにまた出る。国際市場で果物や泡盛など泡盛の種類の多さにみな、驚嘆。それに、古酒となるとかなりのお値段。木六さんに言わせ…

パクリカル・アニマルズ&ダコタハウスのごたごた。

唐沢俊一・ソルボンヌK子『カルトの泉』(ミリオン出版)第2話「シャロン・テート殺害事件&ジョン・レノン殺害事件」にはおかしなところがいろいろある。 まず、P.26でチャールズ・マンソンが「音楽プロデューサーのメルチャーさん」に自作の曲を売り込みに…

コンスピラシーふねふね。

「朝日新聞」11月13日の朝刊13面「私の視点」では、田母神空幕長の論文問題が取り上げられているが、唐沢俊一も「陰謀論にはまる危うさ」と題した文章を書いている。 「日本はルーズベルトの仕掛けた罠にはまり真珠湾攻撃を決行した」「張作霖列車爆破事件は…

もっと他の資料も見てください!

唐沢俊一・ソルボンヌK子『カルトの泉』(ミリオン出版)第1話「ライフスペースミイラ遺体事件」には疑問がある。また、「無限回廊」からパクっているんじゃないか?と思うのである(「無限回廊」からのパクリについては10月14日の記事を参照)。 まず、ひっ…

読むとふくれっ面になるブックレビュー。

11月2日の「朝日新聞」に掲載された唐沢俊一による高野 澄『オイッチニーのサン―「日本映画の父」マキノ省三ものがたり 』(PHP研究所)の書評より。 この9月に公開されたばかりの映画「次郎長三国志」の監督がマキノ雅彦こと津川雅彦。その父は戦前の映画…

la〜a tale of pakuries.

記憶力に問題があるために盗用を繰り返してしまう男の物語。 町山智浩さんの後追いになるけど、面白いから当ブログでも取り上げてみよう(昨日は唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板もこの話題で持ちきりだった)。『社会派くんがゆく!』vol.82より。…

その道歌の解釈はどうかと思う。

唐沢俊一・ソルボンヌK子『カルトの泉』(ミリオン出版)「はじめに」より。 「極楽は 西にもあらず 東にも 来た(北)道さがせ 南(皆身)にぞある」 という道歌があるが、神だの仏だのというものは、どこそこにいます、というものでなく、すべて自分の身、…

唐沢俊一の『ラジオライフ』の担当者が交替した。

「裏モノ日記」11月5日より。 5時、新宿へ出て珈琲西武。 ラジオライフ担当引き継ぎ。 T田くんに代わりT木くん。 まあ、連載内容はほとんど変わらず、ただ お題形式にしましょう、というくらいの変更。 というわけで、唐沢俊一の『ラジオライフ』の担当者…

対談が終り、世界の終りが始まった。

『唐沢俊一のトンデモ事件簿』のAmazonのレビューを読んで笑ってしまった。すごいなあ。 『創』12月号で、岡田斗司夫と唐沢俊一の連載対談『オタク論!』は最終回を迎えた。…と言っても「仕事が減った!」と喜んではいけませんw 次回からリニューアルされて…

『七人の侍』の琵琶法師が一番有名?

町山智浩さんが11月8日のブログで書いている「アフリカという国」と書評で書いた朝日新聞の書評委員というのは、言うまでもなく唐沢俊一のことである。文中に出てくる「木元氏」というのは、朝日新聞社社員で「と学会」では「植木不等式」のペンネームで活動…

唐沢俊一が冬コミに当選したらしい。

「裏モノ日記」11月4日より。 冬コミ、当選。壁際で、調べてみたらトイレの前(笑)。 おめでとうございます。仕事仲間のバーバラこと大内明日香女史も当選されたようですが(これにはなかなか楽しい事情があるようだけどスルーしとこうw)。 というわけで…

痛車評論家とはツーカーの仲。

唐沢俊一が「痛車style」(学研)でインタビューを受けている。ちなみに「痛車」というのはこういう車のことである。…実はこの件については、わざわざ内容を取り上げるほどの価値もないような気がしている。なぜなら、唐沢は「裏モノ日記」9月17日でこのよう…

唐沢俊一は『ゴジラ』のストーリーを理解していない。

自分は唐沢俊一が「オタク」なのかどうか疑問を持っている。なぜなら、この人は『宇宙戦艦ヤマト』のファンではなかったし(詳しくは10月28日の記事を参照)、『機動戦士ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』について批判している。この3つの作品すべてに…

声に出して読めない日本語3。

「お前弓削だろ!」で引用した「裏モノ日記」の中に気になる部分があった。 ただし論としての危弱なポイントも指摘してくれていた。 「危弱」じゃなくて「脆弱」だろう。というか、「脆弱」を「きじゃく」と読まなきゃありえない間違いなんだが。呉智英氏の…

お前弓削だろ!

「裏モノ日記」11月2日より。 11時半、阿佐谷まで。 ロフトAにて『ヒーローソング昼話』。 満杯の盛況。 NHKのYくん、アニソンファンの女性を紹介してくれる。 先般の放送のときに無茶苦茶熱いメッセージを送ってくれた 人で、何と佐賀から今日のため…

『金枝篇』をモトネタにするのは禁止。

『唐沢俊一のトンデモ事件簿』(三才ブックス)の中で説経節『さんせう太夫』の中で山椒太夫が鋸挽にされるシーンについて、唐沢俊一が 罪人たちの処刑に託して、自分たちの罪や汚れを一身に引き受けて地獄へ持って行ってくれるよう、庶民は願ったのである。…

伊藤剛さんと岡田斗司夫氏の和解について。

伊藤剛さんと岡田斗司夫氏が和解したとのこと(詳しくは伊藤さんのブログを参照)。とりあえずはよかった。当ブログでも伊藤さんが『BSマンガ夜話』の出演をキャンセルされた件について記事にしたので(詳しくは9月18日の記事を参照)一応は触れておくが、今…

誤想センダン。

『唐沢俊一のトンデモ事件簿』(三才ブックス)P.89 ところで、打ち首獄門、とよくテレビドラマの『遠山の金さん』なんかでいうが、獄門とは、切った首をさらに台の上に載せてさらすことをいう。獄、とは牢獄で、門はその門のこと。昔は、切った首を牢屋の門…