唐沢俊一は和製ライアン・コネルだった!?
唐沢俊一・ソルボンヌK子『世界の猟奇ショー』(幻冬舎文庫)P.51よりジンギスカン鍋についての説明。
なぜその英雄成吉思汗がひつじ鍋になったかというと……
ジンギスカンはモンゴル行軍中羊の群れを連れていた
まず兵隊の性欲解消に使い……
羊のアソコは大変に人間にアジワイが似ているそうで
使用後は……(ここで羊の肉を焼いている描写が入る)
カブトで焼いたので今のジンギスカンも鍋が山型になったという話
であるから!
サッポロビール園も伝統にのっとって
食べる前にヤラセてくれるというのはいかがでしょうか
ジンギスカン料理は日本で誕生したのであってモンゴルには存在しない料理である(唐沢は同じ間違いを『トンデモ一行知識の世界』でやらかしている。くわしくはトンデモない一行知識にて)。その時点でガセ確定なんだけど、例の「毎日新聞」の変態報道があったことを考えるとちょっとシャレにならない。動物を性欲解消に使った後にその肉を食べるというのは同じだから、唐沢の与太話がまわりまわって変態報道に何らかのかたちで影響を与えた可能性も否定できない(唐沢は他の著書でもこのジンギスカン料理の話をしているらしい)。それにしても、唐沢は北海道出身なのに、何故ジンギスカン料理についてウソを書くのか。
- 作者: 唐沢俊一,ソルボンヌK子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 1999/06/01
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (3件) を見る