唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

安岡先生を援護射撃。

安岡孝一先生がまたまた唐沢俊一ガセビアに突っ込みを入れている。今回は、豊臣秀吉のお歳暮と、忘年会のガセビアである。
 このうち、夏目漱石が初めて「忘年会」という単語を小説の中で使ったというガセビアは、ネットで調べれば割りと多く見かけるネタなので、唐沢もよく考えずに書いたものだと推測される。
 ヒドいのは豊臣秀吉のお歳暮のガセビアで、安岡先生が書かれているように、どうしてここまでヒドい勘違いができるのか不思議なのだが、唐沢のガセを検証してきた経験からいって、こういう間違いをするときは決まってパクリをやらかしているものだと見当がつく。そしたら、今回もやっぱりありましたね。パクリ元はこちら

秀吉と寧子はそれに倍する品々を信長に献上しようと、羽柴家の金蔵が空になるほどの品々を買い求めた。
備前長船の名剣一振・白銀千枚・時服百襲・鞍置き物十頭分・播磨杉原紙三百束・なめし皮二百枚・明石干鯛千匹・干蛸三千個・野里の鋳物様々、他に信長の側室達に銀子三百枚・小袖数百枚、と進物台にして二百連を超える前代未聞の贈り物を用意していた。

 つまり、「鞍置馬」→「鞍置き物」、「國久御太刀」→「備前長船の名剣一振」という間違いごとパクってしまったといういつものパターンですね。しかも、パクリ元の文章にはない信長のリアクションを捏造しているからタチが悪い。このガセビアが載った『pronto pronto?』Vol.10 が2007年10月に発行されていることから『新・UFO入門』の盗作が発覚した後もネット上からパクリを続けていた事実は明らかだ(これも盗作発覚後のパクリ)。唐沢俊一は盗作をしたことを全然反省なんかしていないのである

<追記>
 安岡先生から唐沢のパクリ元がいわゆる架空軍記であるとのご指摘を受けました。

私の「IF」を託したのが「異聞秀吉」と「異聞秀吉外伝」です。

 たしかに目次にはこうある。つまり、小説の記述を真に受けたわけで、どれだけワキが甘いんだという話なんだが、これも唐沢には前科がある。チベットについて知りたければ久生十蘭の小説を読めと言ったり(詳しくはトンデモない一行知識を参照)、ウソのニュースをネタとして書いてあるサイトの記事を信じ込んで「FLASH」の記事を書いたり(これも詳しくはトンデモない一行知識を参照)、事実の真贋を見分ける能力が欠如しているというしかない行動ばかりしているのだ。