唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

最近のシュンイチ(2015年9月下旬篇)

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●前回書き漏らしたネタ。唐沢俊一8月11日のツイートなのだが、例によってネット上でとっくの昔に広く出回っている画像を取り上げている。レシートの日付を見れば新しいネタじゃないとわかりそうなものなのだが。8月23日のツイートで取り上げている画像もやはり定番である。
 単純に考えれば情報に疎いせい、ということになるのだろうが、好意的に考えればかつて「古本」をテーマにした本を書いた人なのだから今度は「古画像」をテーマにしようとしている、とも考えられないだろうか。…いささか無理があるのは自分でもわかってますよ、はい。


伊藤剛氏のツイートをきっかけに山本弘氏が「と学会」を退会したいきさつについてツイートしている(その1その2)。その一部を抜粋しておく。

「ノーコメントを貫いたのが悪い」と言われるのなら、まったくその通りです。
でも、あの後の唐沢氏の盗作騒動の時に、僕がと学会内で唐沢氏の処分を求めたら、会の中から猛反発を食らって撤回せざるを得なくなった。そのことを考えると、あなたの件で、僕が唐沢氏や岡田氏を批判していても、やっぱり同じことが起きていたんじゃないかと思います。
皆神龍太郎氏が僕に「山本さんはと学会の天皇なんだ。象徴だけで実権はないんだ」と言われたことがあります。あの盗作騒ぎの時に、僕は本当にそれを実感しました。

あと、ご存知かどうか分かりませんが、僕はもうとっくにと学会を抜け、唐沢氏とも袂を別っております。

なぜやめたかというと、唐沢氏の件もそうだし、副島隆彦氏のサイン会の件もそうだけど、僕の与り知らぬところで会員がやらかしたことに、いちいち会長としての責任を追求されるのにうんざりしてたからです。

はい、喧嘩しました。経緯はややこしいので省略しますが、もう二度といっしょに仕事することはないと思います。


 一連のツイートにある、眠田直氏による伊藤氏への中傷については2009年7月27日の記事を、唐沢俊一への処分については以下の記事をそれぞれ参照してほしい(その1その2その3その4その5)。


 で、山本氏のツイートを受けて伊藤さんは以下のようにツイートされている。

というわけで、唐沢俊一検証ブログ方面の諸兄におかれましては、「山本弘さんの長文」を持ち出すことは止めにしていただければと存じます。
私がお願いしても何にも意味はないと思いますが、私からお願い申し上げます。
だって、つらいもの。
これじゃ山本さん、つらすぎだもの。

 こないだも書いたばかりだが、自分は山本氏が「長文」を書かなくていいと思っているし、もっとはっきり言ってしまえば彼には書けないと思っている。山本さんが今後もネット上のデマを追及したり「正義とは何か」について語ったりする方に関しては期待している。もちろん面白い小説を書くことも。



唐沢俊一9月7日のツイートより。

私があそこの女優に惚れてつきまとっていた、などという噂も流れたけど、実はなんとか他の分野の楽しさに目を開かせて、あの劇団と手を切らせようとしていたんです。まあ、新興宗教にかぶれた信者を脱会させようとしていたみたいなもので、徒労に終わりましたけど。当時を知る証言者もちゃんといます。


 いや、ご自分で「大恋愛事件」って言ってたじゃん(2011年2月10日の記事を参照)。





9月8日11時からTBS系列で放映されたひるおび!内のコーナー「常識クイズ どっちがホント!?」に唐沢俊一が解説役として出演していた。



9月11日22時からテレビ東京系列で放映されたたけしのニッポンのミカタ!唐沢俊一がゲストとして出演していた。番組内で唐沢はコスモアイル羽咋を紹介したり、動物のフンの化石の話になった時に「化石の値段は時間の値段」と発言したりしていた。ちなみに、唐沢は15年前にコスモアイル羽咋に実際に行っている(裏モノ日記)。あと、老眼鏡博物館で展示されている大量の老眼鏡がスタジオに持ち込まれた際にビートたけし中川翔子がさっさと老眼鏡をかけたのに一人だけ国分太一(ご結婚おめでとうございます)に促されるまでかけなかったのが少し気になった。自分のメガネを外したくなかったのだろうか。
 一番面白かったのは、番組内で紹介された「本で一杯になった唐沢俊一の仕事場の写真」がどう見ても大昔のものだったこと(写真の中の唐沢はかなりスリムで明らかに10年以上前)。唐沢本人が言っているように現在の仕事場には本はないのだろうけど(6月16日の記事を参照)、にもかかわらずマニアっぷりをアピールしようとしたからこーゆー妙なことになったのだと思う。まあ、昔の写真を出されても「昔はマニアだった」ことの証明にしかならないのだけど。あと、唐沢がたけしを「殿」と呼んでいるのも気になったり(Twitter)。そんなにファンだったっけ?



●現在発売中の幸福の科学が発行している月刊誌『The Liberty』10月号の特集マスコミが報じない真実 宇宙人との遭遇」内の企画として唐沢俊一山口敏太郎の「ガチンコ対談 宇宙人はいるのか?」が掲載されている(P.22〜24)。なお、この対談はThe Libertyの公式サイトで有料で閲覧できる。
 対談の中で唐沢は特に目新しいことを発言しているわけではない。UFOの存在を否定しつつUFOを見てしまう人間こそが問題であるとする考え方は、あの『新・UFO入門』(幻冬舎新書)とあまり変わらない。とは言っても、「やや日刊カルト新聞」の中の人のように「と学会」の幹部が幸福の科学が発行する雑誌に登場すること自体にショックを感じる人も決して少なくはないのかもしれない。
 対談の中で気になった唐沢俊一の発言を2つだけ紹介しておく。『The Liberty』10月号P.24より。

 (引用者註 宇宙人との)コンタクトは、ある種のコミュニケーションです。コミュニケーションで得られる快感は強いもので、例えばツイッターで自分が発信したものに、大勢が答えてくれると快感がある。人とのコミュニケーションが苦手で孤独な人に宇宙人がコンタクトしてきたら、これほどの快感はありません。そうであってほしくて、リアリティのある嘘を作ってしまうのでしょう。

 「人とのコミュニケーションが苦手で孤独な人」が宇宙人とのコミュニケーションを求める理屈が正直分かりにくい。「人間はダメでも宇宙人なら!」と思うのだろうか。もっとも、心の弱い人間がUFOを見るという考え方も『新・UFO入門』で既に見られるものである。あと、ツイッター云々に関しては、さすがネットで炎上する人の心理をよくわかっている! などとひねくれた見方をしてしまった。
 

 もうひとつ、大川隆法「宇宙人リーディング」について訊かれた唐沢は次のように答えている。同誌P.24より。

 失礼ながら、本気で宇宙人と話しているとは思えないんですよ。内容も、私が読んだ限りでは、私たちが昔から集めてきた宇宙情報とほとんど変わりないので、あまり心を動かされない。でもこれだけ多くの人が信じていることを考えると、多くの人の心の孤独を救っているのではないかと思います。


 「宇宙情報」というのがなんだかSFっぽくてカッコいいが、さすがに配慮したのかあまり否定的に語ってはいない。とはいうものの、「と学会」のみなさんが「日本トンデモ本大賞」で大川隆法の著書をたびたび笑いものにしてきたのは事実である(その1その2)。「多くの人の心の孤独を救っている」ものを笑っちゃダメなのでは。そんな「と学会」のメンバーに対談させる幸福の科学もなかなか凄い。


 ただ、唐沢はかつて大川隆法について『社会派くんがゆく!』でこんなことを言っていたりする(2010年1月14日の記事を参照)。

ところが、改革の手綱を握っているのは浮世離れどころか、浮世の裏の裏まで知り尽くして、その中にどっぷり漬かっている小沢だからなあ。オレ、日本の現代カルトの特長として、カルト的教祖の顔が不細工である、というポイントが上げられると思うんだ。麻原をはじめとして、大川隆法もそうだし、アニメ界の押井守とかもそうだし(笑)、政治の世界じゃこの小沢なんて、どんな素人の人相見に見せてもぜーーーったい悪いことやっていると言われる顔のヤツに、どうして人は吸い寄せられてしまうのか。


 あーあ。
 不幸中の幸いと言えるかはわからないが、上記の発言が収録された2010年1月更新分は単行本未収録で(書くまでもないはずだが2010年7月に村崎百郎が急死して連載は終了している)、『社会派くんがゆく!』公式サイトが消滅した今となっては、この唐沢の言葉を記録しているのは当ブログだけのようだ。「たった一人の社会派くん」のメルマガも消滅しているし、「鬼畜」も過去のものとなったのか。…いや、それはそれでいいのかもしれない。



●最後に個人的にかなり気になった唐沢俊一ツイートを取り上げておく。

おとついの明け方、肩が猛烈な痛み(肩凝りを100倍したような)に襲われ、あわてて痛み止めを探し口に入れた途端、すっ、とウソのように痛みが消えた。いや、どんな即効性のある薬でもそんなに早くは効かないし、偶然だとは思うがそのタイミングが神韻縹渺。波動とかを信じそうになるところだった。


 痛みがなくなったからいいというものではなく、何故そんな痛みに襲われたのかを突き止めないといけない。糖尿病の人に五十肩が多いとは聞くが…。余計なお世話であることは重々承知しているが、唐沢さんに身近な人は病院に行くことを勧めてほしい。