唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

波乱の予感?

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 新年あけましておめでとうございます。


唐沢俊一は大晦日の特番に出演を予告していたが(公式サイト)、今のところ目撃情報はない。年が明けたんだからネタばらしをしてほしいところ。



唐沢俊一が自身のサイトで新年の挨拶をしていたが、前向きかつ曖昧な内容なので、読んでいて困ってしまった。景気のいい話題としては、


・新会社の設立
・新刊4冊が現在進行中

 
 というのがあったが、この「新会社」というのは、

2012年から最低5年をかけてのプロジェクトのための設立

とのことで、「裏モノ日記」を休止した理由として挙げられていた「プロジェクト」と同じものなのだろうか(「裏モノ日記」2010年2月27日)。一昨年から計画を練っていたのだとしたら、かなり壮大なプロジェクトである。…それにしても、自分は以前「唐沢とターザン山本は似ている」と指摘した事があるが(2008年11月26日の記事を参照)、「博多在住のスポンサー」が登場するあたり、いよいよターザンと似てきた(2ちゃん唐沢スレにも同様の書き込みがあった)。ターザン山本!まとめWIKIを読むと頻繁にデジャブに襲われる。
 
 「新刊」というのは、今月『トンデモ非常時デマ情報レスキュー』(販売:コスミック出版、発行:ブリックス株式会社)が出る予定で、その他にぶんがく社から「追討本」を出すとともに立川談之助師匠の本をプロデュースする予定である。さらに、2006年春に出るはずだった梅田佳声氏の自伝も合わせれば確かに「4冊」が進行中なのだろう。『本を捨てる!』はポシャったみたいなので除外。
 もっとも、2009年末に予告されていた「出版ラッシュ」をまだ消化できていないし(2009年10月22日の記事を参照)、去年6月に芝崎淳氏から「今年後半から来年にかけて」出版ラッシュが来ることをメールで告げられていたのだけど。唐沢に比べれば、岡田斗司夫の「出版ラッシュ」予告のほうがまだ現実的だ。「福井弁護士との対談本」は昨年12月にちゃんと発売されているし。…とりあえず、現実に本が出てからいろいろ考えてみたいところ。あと、『スコ怖スポット・東京日帰り旅行ガイド』は二見書房じゃなくてごま書房新社VMから出ているので間違えないように。唐沢の『スコ怖』に対する思い入れの無さはなんなんだろ。


 
 自分が気になったのは、「日本トンデモ本大賞2011」の運営に不満を漏らしているところで、実はこれは結構根深い問題だと思う。何故なら、唐沢俊一は例の『Quick Japan』のインタビューの中で「と学会」の活動について次のように発言している(2011年2月10日の記事を参照)。

実は、と学会が今年で二〇周年なんですよ。ああいう、人の信じていることをハタから嘲笑うって行為は若いから出来ることですな(笑)。いい年して「UFOなんかあるわけねえじゃねえか」っていまだ言い続けるのも大人げない気がしてきてね。今、書いている本もそれがテーマなんだけど。志水一夫(作家、と学会員)さんがこないだ亡くなったけど、あの年齢(五五歳)で亡くなって幸せだったって気が本気でするんです。

 「と学会」の活動が「人の信じていることをハタから嘲笑う」ことなのかはさておき、唐沢のモチベーションが明らかに落ちているのがわかる。「トンデモ本大賞」の運営がうまくいかなかったのも、最近の「トンデモ本」シリーズでの唐沢の執筆部分の質の低下もそのせいなのだろうか。「トンデモ本大賞2011」で唐沢のブースに全然人が来なかったという目撃情報もあったけれど(2011年6月12日の記事を参照)。自分が『スコ怖』を買いに言ったときも他に人はいなかったっけ。
 そういえば、年末には次のような出来事があった。辻真先氏のツイートより。

昨夜は『と学会』山本弘会長に、唐沢俊一さん芦辺拓さん高倉一般さんをまじえて、アキバで昔話のおしゃべり。ぼくが全然忘れていたアニメのエピソードなど面白かった。と、自分でいってどーする。おかげでカリメロの脚本を、山田太一さんからバトンタッチしたことなど思い出せた。

 これは唐沢俊一が『トンデモ本の世界X』(楽工社)で辻先生の小説を「トンデモ本」として取り上げたことを辻先生ご本人が知ってしまったのと関係があるのだろうか(2011年12月20日の記事を参照)。まあ、辻先生が気分を害されていたら会合なんてできないだろうから、その点はなにより。
 ついでに、「トンデモない一行知識の世界2」のコメント欄も参照。唐沢俊一が関係者に理不尽な要求をした話は自分もいくつか聞いたことがあるので、「有り得る話だなあ」と思う。

 
 日本トンデモ本大賞」は今年も開催されるのか?という点はずっと気になっていて、会場は決まっているのか?と思うし、イベントの構成をずっと担当してきた唐沢俊一のモチベーションは落ちているし、川口友万氏のコメントも気になる。まあ、無理して開催しなくてもいいと思うけれど。


 「もはや唐沢俊一問題はこれ以上盛り上がらないだろう」と何度も何度も思ったものだが、今年も盛り上がってしまうのだろうか。…おっかない


内乱の予感 (朝日文庫)

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スコ怖スポット―東京日帰り旅行ガイド

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「金権編集長」 ザンゲ録

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なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門

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