「見た!見た!悪いネコたんめ!」
こおろぎさとみの声で。個人的には「わるい」でなくて「わうい」と聞こえるんだけど。
本当だったら、今日はジュンク堂書店でトークセッションをやるはずだったんだよな…。ちなみに、唐沢の公式サイトにはイベント中止のお知らせは全くなく、トークセッションで唐沢俊一の聞き手をつとめる予定だった大内明日香女史のブログにも中止のお知らせはなく、イベントが開かれるはずだった今日になってTwitterでコメントしただけ。さすがは唐沢が「プロ中のプロ」と呼ぶだけはある。「類友」と言うべきかも。
さて、唐沢俊一の新著『博覧強記の仕事術』(アスペクト)が6月25日に発売されるという。
はく…らん…きょう…き…?
はくらん-きょうき ―きやう― 5 【博覧強記】
(名・形動)[文]ナリ 広く書物を読みよく覚えている・こと(さま)。
「―で鳴る男」
博覧強記の評論家・唐沢俊一が、情報の大海から自分に必要な情報を選び出し、成果を挙げるためのノウハウを初公開!
悪い冗談としか思えない。唐沢のどこが「博覧強記」なのか。「情報の大海から自分に必要な情報を選び出し、成果を挙げる」って、個人のブログからコピペして原稿を仕上げること?よくこんな企画が通ったものだ。…ブラックジョークとして読めば面白いかも知れないし、反面教師として読めば参考になるかもしれないが…。ちなみに、この本の編集を担当しているのは大内女史である。
では本題。唐沢俊一『トンデモ怪書録』(光文社文庫)P.122に「トゥイーティー」についてこのような説明が書かれている。
「トゥイーティ&シルベスター」という、ヒヨコとネコの登場するアメリカのアニメ。
トゥイーティーは『ルーニー・テューンズ』『シルベスター&トゥイーティーミステリー』に登場するカナリアである。どちらの番組もカートゥーン・ネットワークをボーッと見ているとよく流れているような。…っていうか、トゥイーティーをヒヨコと間違えるか?
そこらへんを飛び回ってるじゃん!ふだんはトリカゴの中に入っているから、ヒヨコだと間違えるわけがないと思うのだが…。もしかすると唐沢はトゥイーティーが女の子だと思っているかもなあ。あんなに可愛い鳥が女の子のわけがない。…それにしても「士屋山ツ」“PINK LADY”って一体なんなのか。
しかし、この間違いは結構深刻である。何故なら、唐沢俊一はかつてアニドウに所属していて、海外のアニメにも詳しいということになっているのだ。それなのに『ルーニー・テューンズ』というメジャーなアニメに出てくるキャラのこともわかっていなかったのだから困ってしまう。
以下は余談。エメリヤーエンコ・ヒョードルは実はイラストも上手なのだが、トゥイーティーを描いていたりする。そういえば、昔WOWOWでヴァレンタイン・オーフレイムの自宅を訪問する番組をやっていたのだが(今考えると凄い番組だ)、オーフレイム兄のオランダの自宅はトゥイーティーのグッズであふれかえっていた。外国人格闘家にはトゥイーティーファンが多いのだろうか。
※追記 『シルベスター&トゥイーティーミステリー』の放映がアメリカで開始されたのは1995年で、『トンデモ怪書録』の元となった連載は93年5月から96年7月まで続いていたので、唐沢俊一は『ルーニー・テューンズ』のことを念頭に置いていたものと思われる。
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トンデモ怪書録―僕はこんな奇妙な本を読んできた (光文社文庫)
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