唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

なぜだ?!イベント中止のお知らせがない。

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 11月8日に三越カルチャーサロン唐沢俊一が講師をつとめる「あなたの知らない昭和戦後史」という講座が行われるはずだったのだが、なぜか中止になってしまった。どうしてなんだろう?と思っていたら、唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板に報告が来ていた。

749 名前:無名草子さん[] 投稿日:2009/11/08(日) 17:18:20
>>667
三越カルチャーサロンのイベントは中止になったそうだ。

と学会ニュースにこう書いてある。
ttp://www.togakkai.com/news/nikki.php
>諸般の事情により延期となりました。申し訳ございません。

先ほど、三越にも電話で問い合わせてみたが、確かだった。
理由は“人が集まらなかったから”だと、はっきり教えてくれた。

ありゃあ。確かに三越のサイトにも「お申し込みが一定数に達しない場合は、中止にさせていただきます」とある。…そうとわかっていれば俺も申し込んであれこれ質問しておくべきだったなあ。唐沢俊一に申し訳ない。
 しかし、正直に言わせてもらうと、これって企画ミスだと思うのだ。だって、唐沢俊一より年上の人もカルチャーサロンには来るだろうから、唐沢にわざわざ戦後史を教えてもらいたいと思うものかどうか。「トリビア」とか「古本」とか「クスリ」とかならともかく(まあ、それらのジャンルもガセだらけなんだけど)。唐沢の前月には氷川竜介や腹巻猫がアニメ関係の講座をやっているからオタク向けの講座でもよかっただろうし、唐沢俊一自身も2007年2月11日に三越カルチャーサロンで「三丁目の円盤〜高度経済成長時代とUFO」という講座をやっているからトンデモ関係の講座でもよかったのかもしれない。…いや、もしかすると、企画は関係なしに唐沢俊一が敬遠されただけなのかもしれない。盗作騒動が意外と効いているのかも。氷川竜介や腹巻猫よりお客が集まらなかったというのはなんとも。


 それと同時に、唐沢俊一に対して大いに疑問を感じてしまうことも事実である。何故なら、自身のサイトで三越での講座が中止になったお知らせを全くしていないからだ。講座が予定されていた8日の「裏モノ日記」にも何も書かれていない。まあ、ジュンク堂でのトークセッションが中止になったとき(詳しくは6月12日の記事を参照)もお知らせをしていなかったのだから驚くにはあたらないのかもしれないが、ジュンク堂のイベントは最初から告知をしていなかったのに対し(だから最初から中止にするつもりだったのでは?という疑惑もあるのだが)、三越のイベントはちゃんと告知を行っている。イベントの告知を行った以上、中止の告知もするのが当然である。常々「プロデューサーに向いている」と公言している人の対応とは思えないし、それ以前に社会人としても疑問を持たざるを得ない行動だ。
 唐沢俊一「裏モノ日記」11月5日で次のように書いている。

いくつかスケジュールを変更、というか、今後の原稿執筆予定
が洒落にならなくなってきた。それを中心に、イベント予定などを
延期したり中止したり。

 要するに自分のスケジュールのためにイベントを延期したり中止したということで、三越の講座もそれに含まれているのだろう。だが、この記述を読むと唐沢がプロデューサーに向いていないことだけでなく、今まで大規模なプロデュースもやったことがないということも推測できる。だって、大きな企画を動かしていたら、自分の都合だけで予定を変更できはしないし、もしも予定を変更せざるを得なくなったら関係者に説明して回らねばならないはずなのだ。余裕でぶっちぎれる程度のプロデュースしかしてこなかったせいで、対応がおろそかになっているのではないだろうか。むしろ誰かが唐沢俊一をプロデュースする必要があるのでは(実はそういう話も聞いているのだが…)。


 少し以前から、唐沢俊一は嘘だらけの原稿を書いたり盗用したことでなく、本が売れないこと、お客を集められないことによって活動を狭めていくのではないか?と考えている。松沢呉一さんも唐沢の著書について次のように書かれている。

改めて、今もなお在庫がある著書の順位をアマゾンで確認してみたのですが、ムチャクチャ売れてないっすね。私の本より売れていないのですから、どんだけ売れてないのかよくわかります。

確かにAmazon唐沢俊一の著書をチェックしてみると軒並み1万位以下、それどころか10万位以下のものばかりである。ランキングを見たところ、唐沢の著書がロングセラーではないことは確かなのだが、では発売直後によく売れるタイプなのかというと、最新刊『博覧強記の仕事術』(アスペクト)のAmazonでの最高位は7月12日に記録した3901位である(2ちゃん唐沢スレで記録している人がいた)。当ブログの7月2日の記事に“shimatori”さんという方が次のようなコメントを寄せている。

ちょっと待った!
唐沢俊一「博覧強記の仕事術」って発売したばかりなのにアマゾンで3万8千位だよ。
今の出版業界ってさ、アマゾンで最初の三週間に200位以内に入らない勢いのない本は、初版8千部完売することが難しいんだよ。
この十年くらい、唐沢って一度も200位以内に入ったことないでしょ。
オレがアスペクトの社長だったら、こんな売れない著者の本ばかり作ってる編集者、即刻クビだよ。

 なかなか厳しい…。ちなみにアスペクトの社長は唐沢俊一のファンとのこと。もちろん、本は売れさえすればいいというものでもなくて、内容が良ければ十分に素晴らしいと思うのだが、まあ、唐沢の本は内容の方も…。
 普通に考えれば、売れない本を出し続けていれば自然に本を出せなくなっていくはずなので、唐沢俊一の活動は今後ますます狭まっていくものと思われる。だが、どうやら「本の売れないライターでも本を出し続けられるシステム」というものが存在しているのではないか?と思うので、一度調べてみたいところだ。「お客を呼べないイベントを開催し続けられるシステム」もあるのかもしれないけれど。あ、「何故かテレビや新聞に出られるシステム」は実在するな。主にNHK朝日新聞に。


 しばらく更新が不定期になることをおことわりしておきます。…今までが更新しすぎという説もあるけど。

なぜだ!!―いま三越岡田商法は生きている

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