唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

ガセパクル家の犬。

唐沢俊一「入院日記」を書き始めた。読んで驚いたのは、唐沢が自分から病院に行っていたことである。「裏モノ日記」を読む限り、今年に入ってからずっと体調に問題のある様子だったにもかかわらず、何故か病院に行かなかった唐沢のことだから、倒れて病院に運び込まれたものだとばかり思っていたのだ。それがどうして病院に行く気になったのか。「入院日記」を読む限りではわりと余裕を持って行動している(病院に行って入院するまでになぜか2回も帰宅している)から、体調が限界だったわけでもなさそうだし。…まあ、この点を勘繰ってもしょうがないのかもしれない。本人がたまたま行く気になったと考えておけばいいのかもしれない。しかし、「行く気」を起こした要素のひとつとして、6月18日のトークセッションがあったのではないか?となんとなく思ってしまったり。もちろん、あの唐沢俊一が自分のようないちシロウトが質問しに行くと予告したからといって動揺したりするわけがないとは思うのだが…。


「kensyouhanさん、唐沢さんが入院してしまって残念ですね。せっかく質問できるチャンスだったのに」

「いや、これでいいんだ。僕は最初からこうなるものだと思っていたんだ」

「! あなた、まさか…」

「だって、こうでもしなきゃ唐沢さんは病院に行ってくれないだろ?あの人にはまだまだ元気で頑張ってもらいたいからね…」


…という美談だったらいいのにな、と思ったけど、言うまでもなくそんなわけはない。イベントが中止になるなんて夢にも思ってなかったよ。ただ、「自分のせいで唐沢俊一の健康が悪化したのでは?」と感じているのは確かで、その根拠もちゃんとあるのだが、残念ながら事情があって今は説明できない。詳しいことは『唐沢俊一検証本』Vol.1の中で説明したいと思っている(夏コミまでに事情が解決すればブログで取り上げるかも)。一緒に住んでいる女の子にその話をしたら「死神みたい」と言われたけれど。…そういえば、唐沢は夏コミに受かったのだろうか?
 「入院日記」で他に気になるのは、藤岡真さんのコメントには「糖尿病による心臓疾患」とあったのに、「糖尿病」という記述が出てこないこと。実は糖尿病じゃなかったのか、糖尿病であることを伏せたいのか。伏せたいのだとしたら、その理由は薄々察しがつくけどあえて説明しないでおく。それから、8日に入院しているのにジュンク堂書店からイベント中止の連絡があったのと岡田斗司夫がブログで唐沢の入院を報告したのがともに12日で、4日のタイムラグがあること。もっと早く退院するつもりだったのだろうか。…唐沢俊一の入院については他にも気になることはあるが、今のところはこれくらいにしておこう(息子を心配している母上にはもっと優しくしてほしいが)。

・昨晩から、唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板では、唐沢の関係者らしき人が降臨していろいろな裏話(真偽は不明)をしていた。自分もそろそろ唐沢の関係者に話を聞くべきなのかもしれない。本を作ったらアプローチしてみようか。


・では本題。『週刊現代』6月27日号で唐沢俊一がJET『シャーロック・ホームズの冒険』(朝日新聞出版)の書評をしているのだが、このような文章で始まっている。

 マンガ家にはそれぞれ得意分野があるものだが、“19世紀イギリスもの”という、かなり限られた分野が得意だと言うのは、このJETしかいないのではないか。

…えーと、森薫『エマ』はどうなるんだろう?あれなんか結構評判になった作品だと思うのだが。最近だと『黒執事』というのもあるな。…いや、一作だけでは「得意分野」ではない、とは言えるかも知れないが、それでも波津彬子の「うるわしの英国」シリーズがある。ちょっと昔だと坂田靖子『バジル氏の優雅な生活』もある。むしろ「19世紀イギリスもの」というのは人気のあるジャンルなのではないか?と思う。それにJETは「19世紀イギリスもの」だけを描いているわけじゃないし。
 なお、唐沢の書評は以下のように続いている。

その彼女が、19世紀イギリスものの代表的作品であるコナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」ものをマンガ化するのはある意味当然だが、版元の朝日ソノラマがなくなったことで、ファンは少し気を揉んでいたことも事実である。
 その『シャーロック・ホームズの冒険』が、このたび朝日新聞出版から無事、第3巻(693円)が出たのは喜ばしい。原作以上に世紀末の香りただようJET版ホームズの魅力を堪能していただきたい。テレビにも映画にもできない、マンガならではのアレンジが楽しめるはずだ。
 もちろん、原作至上主義者にとってはアレンジなどけしからん、ということになるのだろうが、原作には時代の制限で、現代では表現不可能な描写も多い。このマンガ版はそこをうまく処理して、それだけではなく、あらたな魅力を醸し出すことに成功している。間違いなく、この作品はこの人にマンガ化されるのを待っていた。いまさらホ−ムズなんて、と思う人もぜひ、手にとってごらんなさい。

…相変わらず作品を読まなくても書ける内容である。「マンガならではのアレンジ」ってそれがどういうものなのかを説明しないとダメなんじゃないか?それから、どのエピソードがマンガ化されているかを紹介すれば、興味を持つ人だっているかもしれないと思うのだが。こんなことは「文筆業サバイバル塾」に行かなくったってわかることだ。…というか、こんな書評をしている人間が主宰している塾でどんな授業をしているのか、想像しただけで怖くなる。『週刊現代』がどうして唐沢俊一にマンガの批評をやらせているのか本当に謎である。この謎はホームズにも解けるかどうか。

※追記 きぼうさんのご指摘に基づき追記しておきました。

シャーロック・ホームズの冒険 3 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

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エマ (1) (Beam comix)

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黒執事 1 (1) (Gファンタジーコミックス)

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空中楼閣の住人 (Flower comics special―うるわしの英国シリーズ)

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バジル氏の優雅な生活 (第1巻) (白泉社文庫)

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