唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

あの日のロフトプラスワンに行くのはもっとも危険なゲーム。

 今回から通常の検証に戻ります。とりあえず「ガンダム論争」の検証の間にたまっていたネタを消化していきます。
 見えない道場本舗さんにトラックバックしていただきました。このブログを本にするとしたら(もうやらないとおさまりがつかなくなっているようなw)早くても来年の夏コミになるので気長にお待ちください。…しかし、このブログを本にするとしてもこんなマニアックな内容だから、どこまでニーズがあるんだろう。

 では本題。11月24日の夜、新宿・ロフトプラスワンで「唐沢俊一の本あげます!〜東文研大処分市」 というイベントが行われた。イベントの詳しい内容とそれに対するツッコミは11月17日の記事を参照して欲しいが、要するに唐沢俊一の蔵書を処分するために、古本を売りさばくというイベントである。
 前にも書いた通り、自分は当日仕事が入っていたためイベントには行けなかったのだが、もしヒマだったとしてももともと行くつもりは無かった。はっきり言うと、主催者のさもしい性根が見えるイベントには行きたくないのだ。2500円あったらFigma買えるじゃん!とか思うとすっかり嫌になってしまった。それに唐沢俊一の蔵書については秋葉原のイベントで確認している(詳しくは10月12日の記事を参照)。唐沢俊一が出る全てのイベントを追いかけているとさすがに身がもたないので、検証する価値があると思えるか、もしくは個人的に興味があるイベント(東大の講義はこのパターン。詳しくは10月23日の記事を参照)にさえ行っていればいいと思っている。

…だが、気になる。イベント自体はどうでもいいが、あのイベントに何人の客が来るのか気になる。ロフトプラスワンの中をのぞければいいのだが、あそこは地下にあるからそれは難しそうだ。幸い(不幸?)にも仕事が予定より早く19時に終わってしまったので、チェックしたくなってきてしまった。根がマジメな自分を呪いつつ、うーん…と考えた結果、ロフトプラスワンに電話して聞いてみることにした。これが一番確実な手であろう。というわけでロフトプラスワンのスタッフの人とこんな感じで話をしたのであった。


自分「今日の夜のイベントって何時からですか?」
スタッフ「もう始まってますよ」
自分「今からでも入れますか?」
スタッフ「ああ、もう全然大丈夫ですよ」
自分「今日は何人くらいお客さんはいるんですか?」
スタッフ「10人ちょいですかねぇ。今から来ると大量の本を持って帰らなくちゃいけませんけどね」


 スタッフの人は半笑いでそう言った
「はっ!これは暗に忠告されているのか?」…そう思ったのでやっぱり行かないことにした。雨も降っていたし。せっかく応対してくれたスタッフの人には申し訳ないので、ロフトプラスワンのイベントに一度行ってみることにする。唐沢俊一とは関係ないイベントで。
…しかし、「10人ちょい」ってどうなんだろう?自分はロフトプラスワンのイベントに行ったことがないのでわからないのだが、通常のイベントと比べて客の入りは多いのか少ないのか。ただ、ウィキペディアによるとロフトプラスワンの収容人数は150人ということなので、まあ、そのー、なんというか…。ただ、唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板にはこのような書き込みもあった。

546 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2008/11/25(火) 19:42:04
昨日のイベント参加してきたよ。
アンチでも信者でもないノンポリ古本好きだということでの参加。

参加者は遅れてきた人や途中退出者もいたので延べ人数だが
25-30人(知り合い含む)。

前半の自由購入タイムはまあ相場よりかなり安価で古本販売してたから
個人的には文句無い。

後半はいらない本を貰っても処分に困るだけだから
ビール一杯、つまみ一品の抽選券2枚の最低ラインで見学。

アホみたいに大量に飲食して50冊ぐらい渡されてる人もいたが
段ボール箱貰ったとしても地上階まで運ぶのも困難だと思うが、どうしたのかなあ?
もしかして会場内から宅配便発送したのかなあ?

途中で帰ったから終わりのほうの顛末はわからん。

550 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2008/11/25(火) 21:03:39
参加者少なかったからあんまり詳しく書くと人物特定されそうなんで
書ける範囲でアンサーすっと、

>客層はどんな感じでした
若そうなのから中年までの男性がほとんど。
数人の女性もいた(たぶんカップル参戦)

>・主にどんな本がありました?ジャンルや本の種別(文庫や雑誌等も)は?
なんでもあり、文庫、雑誌、ハードカバー、写真集、雑貨類やVHSテープのあり。
ジャンルもなんでもあり、サブカル、エロ・グロ、とんでも系、コミック、ミステリーほか。

>前半はお客さん立ち読み状態の放置タイムでした?
ほぼ。
ときどき本の解説あり、場内にはチャップリンの映画(独裁者)上映。
映画終了と同時に後半戦開始。

(つづく)

551 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2008/11/25(火) 21:04:36
>唐沢氏やバーバラさんの印象は?
ノーコメント(他イベントでみたことはあるんで特別な感慨はなし)

>・イベントの中で盗作疑惑について触れていましたか?
触れていない。

>・イベントは今後も有りだと思いましたか?
催者側としてはちょっと準備不足&しょぼかったと感じてたような気がした。
次回以降は内容に手を加えてくると思うが、
個人的には日程とかが合えば参加するつもり(近所なんでね)

>>>495の発言(真偽は別として)についてどう思います?
まあ、概ね書かれている通りの状況ではあったと思うんで
良し悪しは別として嘘は書いてないと思ったよ。

こまかい突っこみはされても答えられんのであしからず。
長文スマソ。

581 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2008/11/26(水) 00:38:08
>古本好きなら大人しく神保町に行ってりゃいいものの、

いや、実際に神保町界隈での売価と比べたらかなり安価だったからなあ。
信者認定とかどうでもいいけど。

ゴミなのも多かったけど、値が付くものでも100円〜300円がほとんどだったから
趣味が合えば田舎の古本市とかよりは粒が揃ってたよ。
古本屋の価格ラベルが付いたまんまの本も多かったので購入時の価格も
大体はわかった。

あと古本市と称してはいたけど未開封本とか献呈本、贈呈本とかの新刊も
結構混じってたから状態もなかなかだった。
贈呈本を他人に売るのはどうかとも思うがその辺は本人も茶化しながら
紹介してたよ。

などといくら書いたところで信者の虚言とか言われるんだろうけどw。

588 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2008/11/26(水) 01:03:21
たしかにおっさんだがFSHISOには行ったことないよ。

自分が入手しなかった本は興味ないんであやふやにしか覚えてないし
入手してきた本は面が割れちゃうので書きたくない。

まあ、最初のほうで書いた場内で上映したチャップリンの映画タイトルとかで
本当に行ったかどうかは判別できるよ(行った人にしか確認できないが)

個人的にはこのカキコミをした人は本当に行っていると思う(何者なのか少し考えさせられるが)。自分が電話で聞いた後にお客さんが来たのだろうか(それでも多くても「延べ人数」で30人だが)。ただ、本そのものが安価でも入場料や飲み食いにもお金がかかっているので、はたしてモトが取れているのかどうかは疑問なのだが。まあ、イベントに行きたい人は行ったらいいと思うし、満足したならそれでいいと思うけれど。

 さて、今度は主催者である唐沢俊一によるイベントの感想を見てみよう。「裏モノ日記」11月24日より。なお、この日の日記のタイトルは「チーク・ジオン!」である。…へえ、あんなに『ガンダム』が嫌いだった人が『ガンダム』ネタをするのか。一体どういうつもりなんだろう。…ま、あんまり勘繰るのはやめておこう。京都に行った時はジーク・祗園!」というタイトルにしたらいいよ。

5時ギリギリに原稿書き上げメール。
雨の中を本やビデオの入った袋、カバンなどを抱えているため
タクシー使って新宿歌舞伎町。
ロフトプラスワンにて『東文研古書処分市』。
引っ越しに伴う雑本整理。
段ボール箱28箱分の本が床に積み上げられているが、
案外少なく見えるのに驚く。古書市などではいったい、
段ボール箱何百箱分の本が並べられているのかと呆れ、
改めて古書店さんの仕事の大変さを思う。

HAL.Tさんなかちんさんご夫妻、青山智樹さん、ドラゴン山崎
さんなど手伝っていただく。手伝い賃は優先的に欲しい本を
選ぶ権利。店員さんたちが大喜びでいろいろ選んでいた。

イベント、雨と、告知がネットのみだったので参加者が
イマイチだったが、それでもみな、熱心に本の山を見て、
買ってくれた。T田くん、K田くんなども手伝いに駆けつけてくれる。
後半は、余った本を無理矢理押し付けるというひどい趣向。
私は“これ以上は大変だよ〜”と気弱になるが、
バーバラが“いやいや、来たからには全部持っていって
いただくのがイベントの趣旨です!”と強く主張。
マゾヒストのように段ボール箱何箱分もの本を受け取っていく
お客さんたち多く、いや、ありがたくもかたじけなし。

〆の挨拶でも言ったが、これは第1次の放出で、第2次、第3次
となるにつけ、濃い本が放出されていく(もちろん、私のコレクション
の柱の部分のものは放出が私の死後になるが)。
コミケでも告知するので、次回をよろしく。

雨の中、手伝ってくれた山崎さん、大内さん、T田くんK田くん、
それにT社のAくんなどと、オノ&マド、スタッフのバーバラと
新宿の火鍋屋『小肥羊』に入って打ち上げ。
何かみんなハイで、売り上げをほぼ使い切るほどにたらふく食べて飲む。
2時までワイワイ話して、臭い匂いをぷんぷんさせて帰宅。

行かなくてよかったなあ、と心から思う。よほど改善されないのだったら仮に次回があるとしても行きたくない。では、このイベントのダメなところを挙げていく。
(1)スタッフがいい本を最初に抜いている
…いや、最悪手伝い賃はあげてもいいよ。だけど、それを日記に書くなよ。お客さんが気を悪くするだろう。というか「引っ越しに伴う雑本整理」ってハッキリ書いちゃってるなw 一応goo辞書より。

ざっぽん 0 【雑本】
あまり値打ちのない雑多な本。雑書。

雑本ならフリーマーケットとかで売ったほうが良かったと思うが。
(2)処分する本のリストを公開していない
唐沢のサイトにはこのように書いてある。

内訳は、書籍28箱、おもちゃ1箱、レアビデオ1箱、と
なっております。
古本好きの皆さまは、「目録ないのかよ」とお思いかも
しれませんが、正直無理ッス。無理でした。
当日、発掘のお楽しみということで。
かなりデタラメなラインナップでお迎えいたします(笑)。

「無理ッス」じゃないだろう。目録を作るのが無理でも「これが目玉です!」くらいは紹介できるはずだ。何があるかわからないんじゃ入場料を払って行く気は起こらないよ。ファンに甘えているとしか思えない。
(3)客に大量の本を押し付けている
これはちゃんと対策を考えていたのか凄く気になる。28箱もあるものを多くても30人の客に押し付けているわけだから、持って帰るのはとても大変だったと思う。しかも当日は雨だったし。「マゾヒストのように」とか言う前に、ちゃんと客のことを考えてあげるべきなんじゃないか?お客さんに甘えるのも大概にしたらいい。たとえば、住所を聞いておいて後日発送できるようにしておくとか、そういうことはやらなかったんだろうか。
(4)〆の挨拶がおかしい
 唐沢の言語力のなさもしくは客商売に向いてなさがよくわかる。おそらく「次も濃い本を放出しますのでぜひ来てください」と言いたかったのだろう。しかし、「これは第1次の放出で、第2次、第3次となるにつけ、濃い本が放出されていく」と言われても、「じゃあ、一番最後のイベントにさえ行けばいいか」と思ってしまう。少なくとも「第2次」の処分に行く気は起こらない。編集者に原稿を渡すときに「実はもっと面白いネタがあります」と言ったら「なぜそのネタを今回書かないんですか?」って怒られることもあるかもよ、と文筆業サバイバル塾の主宰者に忠告しておこう。…しかし、売り上げをその日で使い切っちゃったんだね。


…前から思っていたんだが、唐沢俊一ターザン山本はよく似ている。「帽子に長髪」「最近の文章の劣化が凄い」「ユニークな取り巻きがいる」「ユニークな私塾を主宰している」「女の子と知り合うとすぐにのめりこむ」(唐沢における「おぐりゆか」やら「トテカワさん」、ターザンにおける「冬の恋人」やら「ラスカルの君」)…まだまだありそうだ。そういえば、ターザンもロフトプラスワンでよくイベントをしているんだっけ。

深夜プラス1 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 18‐1))

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もっとも危険なゲーム (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 18-2))

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figma 初音ミク

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生前追悼 ターザン山本! (kamipro books)

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