5月の最後の日。
・タコシェで既刊『唐沢俊一検証本VOL.1』、『唐沢俊一検証本VOL.2』、『トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界』、『唐沢俊一検証本VOL.3』、『唐沢俊一検証本VOL.0』、「唐沢俊一検証本VOL.4」の通販を受け付けています。タコシェの店頭でも販売しています。
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・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関する情報をご存知の方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。
karasawagasepakuri@yahoo.co.jp
●唐沢俊一公式サイトで5月末の発売が予告されていた立川談之助『立川流騒動記』(ぶんがく社)だが、今日になってもAmazon等のネット書店で取り扱いがされていない。何度目の延期になるだろうか。
唐沢俊一が出演し談之助師匠が司会を務める「日本トンデモ本大賞2012」が6月9日に開催されるのに合わせて5月末に発売日を設定したのだろう、と推理していたのだが、さて、そうなると「トンデモ本大賞」の会場で『立川流騒動記』を販売できるのかどうか。去年もいろいろあったなあ(詳細はこちら)。
ところで、『立川流騒動記』の発売の遅れについて、唐沢俊一は「つぶやき日記」の中で以下のように釈明している。
23日
『立川流騒動記』、これもISBN取るのがいろいろオトナの事情で遅れていて、あとは印刷するだけのところで停滞。発売当初の、パブに一番動き回らなくてはならない時期と稽古がカブる。どうしようかなあ。
藤岡真さんのブログも参照のこと。自分は出版業界の事情に疎いのだが、ISBNの取得が遅れるということがあるのだろうか。ぶんがく社は自費出版中心ではあるもののれっきとした出版社のはずなのだが。で、結局、本の発売まであとどれくらいかかるのだろう。追討好きの唐沢プロデューサーは談志師匠の追悼ムードに乗る気はないということか。
●唐沢俊一は最近「つぶやき日記」をほぼ一週間おきに更新している(5月15日〜21日、5月21日〜27日)。
「つぶやき日記」を見ていて思うのは、休止前の「裏モノ日記」はそれなりのものだったのだなあ、ということだ。長めの文章を10年にわたって書き続けてきたのは内容はさておくとしても評価すべきことだ。唐沢俊一のファンがいるとすれば、それは「裏モノ日記」の読者のことではないか、とも思う。唐沢の文章を目当てに『フィギュア王』や『パチスロ必勝ガイドNeo』や『熱写ボーイ』を買っていた人間が自分以外にいたのかどうか…。だから、伊藤剛さんにもこのようなことを言われるわけだ(Twitter)。唐沢俊一ファンの奮起を促したい。
しかし、そう考えると、「裏モノ日記」を休止したのは結構痛かったのではないか。「裏モノ日記」は唐沢俊一を検証するうえで一番役立つ資料なのだが、まさか唐沢俊一ともあろう者が検証されるのが嫌で日記を休止するとも思えないので、単純に日記を書き続ける気力がなくなったのが一番大きい気がする。「つぶやき日記」にもかつてのエネルギーは感じられず、ネット上で反応している人もあまり見かけない。一度解散したバンドが再結成しても時間は戻らない、ってやつか。
「つぶやき日記」を読んでいて一番感じるのは、「毎日生き生きしてます!」アピールが強いことで、その一方で「献立に野菜が少ない」とか「なんでカプセルホテルに泊まっているんだ?」とか気になる事柄はあるが、本人が楽しい毎日を過ごされているのであれば別にかまわない。ただ、気になる点がいくつかあったので取り上げておく。
16日
「原発が爆発しないという絶対の保証はない」という人間に限って「沖縄に米軍がいなくても中国は絶対侵略してこない」と保証する。
17日
(中略)http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2019048&media_id=4&尖閣の都購入、58%賛成=6割「維新の会」に期待―時事世論調査 (時事通信社 - 05月17日 17:05)をチェックしました。(詳細)
石原・橋下にぐじぐじ言っている人たちの、その「ぐじぐじ力」が逆に彼らを後押ししている。戦後日本がやってきたぐじぐじにイラついている大衆の不満パワーである。それがいい方にいく保証はどこにもないが、この不景気と原発事故による停滞感へのいらだちが、そろそろ我慢の限界に達している。これは誰にも止められない。
「2つの事柄を無理に関連付ける」「世界の変革を予言する」というどうにも「トンデモ」っぽい文章。こーゆー人が幹部をやっているのだから「と学会」は懐が深い。
17日
不景気、倒産の話さまざま。普通の神経であればまず考えにくい放射能広がれ日本滅びろ論の人たちが一定数いるのは要するに、釘を打ち間違えた戦後からの日本を清算して、一旦廃虚(原文ママ)に戻ってからもう一度やり直そうというニューデール論者(原文ママ)なのだな。そのためには放射能は神の矢であり、放射能非危険論は、その理想社会実現のための邪魔にしかならんのだろう。
『社会派くんがゆく!』で「テポドンが落ちないとこの国はどうしようもない」と何度も言っていた人に言われても。東日本大震災や原発事故を契機に新規蒔き直し(New Deal)を図ること自体を否定しなくてもいいのでは。
25日
『放射能から子どもを守ろう』の類いのビラ、だいぶ少なくなったがまだボチボチ郵便受けにまぎれこんでくる。大体が根拠のない放射線アレルギーの羅列なのだが、仕方ない、母親という存在は神様が「バカになるよう」創っていらっしゃる。我が子を守るために神経過敏になり、社会性も協調性も振り捨てて子どものことだけを考える。脳がそう出来ている。美しい母の姿と言えば言えるが、大抵の場合迷惑至極だ。バスで人を押しのけて自分の子を座らせようとする母親を見ればわかるだろう。
『AERA』1998年9月21日号P.6〜P.7の文章を再掲しておこう(2009年2月19日の記事を参照)。
ある時は「おどおどした人格」になりすまし、ある時は癇癪を起こし、金切り声をあげる。親と口喧嘩を絶やさない。
最新刊に『トンデモ一行知識の世界』がある評論家、唐沢俊一さん(40)は二十代半ば、いかに薬剤師として役にたたないか、薬局経営に向いていないかということを親に示すために、徹底してダメ人間を装っていた。幸いなことに、人格を演じ分けるのは学生時代にイッセー尾形さんの芝居に取り組んでいたから、おてのものだ。母(65)はそんな息子の姿に大泣きし、大雪の中、外へ飛び出したこともあった。
どうぞお母様を大切にしてください。
次回は「日本トンデモ本大賞2012」をニコ生で観覧したレポートになる予定。みんなも観よう!
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