『エンサイスロペディア』連載終了。

・タコシェで既刊『唐沢俊一検証本VOL.1』、『唐沢俊一検証本VOL.2』、『トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界』、『唐沢俊一検証本VOL.3』、『唐沢俊一検証本VOL.0』、「唐沢俊一検証本VOL.４」の通販を受け付けています。タコシェの店頭でも販売しています。
・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」、「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。
・当ブログにコメントされる場合には誹謗中傷および個人を特定しうる情報の掲載はおやめください。守られない場合には厳正に対処する可能性があります。
・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関する情報をご存知の方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。
karasawagasepakuri@yahoo.co.jp

　『パチスロ必勝ガイドNEO』が今日発売の5月号をもって休刊に。本誌でもお知らせされているのに加え、公式ブログでもアナウンスされている。
　誌上のお知らせで注目すべき点は、他の『パチスロ必勝ガイド』系の雑誌が「出版をお休みさせていただきます」という表現になっているのに対し、『NEO』はハッキリと「今号をもって休刊いたします」となっているところ。そして、唐沢俊一『エンサイスロペディア』も「最終回」になっている。…つまり、本当に終わりなのだ（余談だが、『NEO』で連載していた『泉麻人の80年代流行物しりとり』もきっちり「ん」で終わっていた）。『エンサイスロペディア』は『NEO』創刊号から最終号まで5年間にわたって連載されたことになる。内容はともかくとして、お疲れ様でした。

　『エンサイスロペィア』全60回のリストを下の方に作成しておいたので参照してほしいが、まだ未検証の回もあるのでいずれリンクを追加していきたい。「インディ・ジョーンズ」の回で、パチスロなのに「玉」の話が出てくるのはいまだに可笑しい。

　『エンサイスロペディア』は編集がわりとしっかりしていたと思う。わかりやすいミスもなかったし、コピペや使い回しも見つからなかった。おそらく、コピペが見つかったりしたら題材になったパチスロ機にまでダメージが及ぶから、その点はチェックしていたのではないだろうか。
　だから、『エンサイスロペディア』に問題があったとすれば、それはひとえに唐沢俊一の問題である。オタク関係の知識がウスい人がやってはいけないコラムだったと思う。「裏モノ」とかやっていた時は、「一般的な教養も身につけているんだろうな」と周囲は思い込んでくれていたのに、自分から知識の欠如をバラすような行為に及んでしまったのだから完全に作戦ミスだったと言える。『昭和ニッポン怪人伝』（大和書房）と並んで唐沢にとって致命的な文章だったと個人的には考えている。「『ギャバン』も『マクロス』も知らないのか！」とビックリしたもの。

　ともあれ、これで唐沢俊一の現在の連載は年2回刊（6月・12月）の『幽』掲載の『漫画についての怪談（アヤシイハナシ）』のみになった。なお、「唐沢俊一検証blog」のスタート以降に終了した唐沢俊一の連載リストを以下に挙げておく。

2008年11月：『トリビア名誉教授唐沢俊一のビジネス課外授業』→『PRONTO PRONTO？』VOL.15で紙面リニューアルに伴い終了。

2008年11月：『新世紀オタク対談』→『創』2008年12月号で終了。リニューアルが予告されていたものの、3年以上経っても再開せず。

2009年3月：朝日新聞書評委員→任期切れで退任。

2009年7月：『週刊現代』のマンガ紹介コーナー→編集長交替による誌面リニューアルに伴い終了。

2009年9月：『若年寄のススメ』→『アスペクト』休刊に伴い終了。

2010年2月：『唐沢俊一のトンデモクロペディア』→『フィギュア王』№145で突如終了。理由は不明だが、原稿の二重使用（実は三重使用）が原因か。

2010年7月：『社会派くんがゆく！』→村崎百郎の死去によって終了。

2010年7月：『世界ヘンタイ人列伝』→東京三世社の倒産に伴い『熱写ボーイ』2010年9月号で終了。

2010年10月：『唐沢俊一のトンデモ都市伝説探偵団』→『ラジオライフ』2010年12月号で誌面リニューアルに伴い終了。

　…うーむ、あらためてまとめてみると凄い流れだ。補足しておくと、『世界一受けたい授業』には2009年6月14日の放送を最後に出演していない。個人的には今年も「日本トンデモ本大賞」が開催されるかも気になるところだが…。3月下旬になっても何のアナウンスもないもんなあ。