唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

アナザー・ブリックス・イン・ザ・ウォール。

タコシェで既刊『唐沢俊一検証本VOL.1』『唐沢俊一検証本VOL.2』『トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界』『唐沢俊一検証本VOL.3』『唐沢俊一検証本VOL.0』「唐沢俊一検証本VOL.4」の通販を受け付けています。タコシェの店頭でも販売しています。
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karasawagasepakuri@yahoo.co.jp


ブリックス株式会社の公式サイト唐沢俊一の新刊『トンデモ非常時デマ情報レスキュー』の紹介文が掲載されている。前回紹介したプロフィールもあるよ。

出版に先立ち発生した、今回の震災時の情報の混乱した状況を重く見て、特に情報選別がせまられる緊急時の対処を重要なポイントとして視野に入れ、緊急時の情報選別にスポットを当て、緊急時の情報への対処法を内容とする。緊急時の情報選別に関して、具体的には、震災時の情報の混乱を取り上げ、そのメカニズムとそのときの対処法を根本から解説する。
また、特に唐沢氏が長年テーマとしてきた、流言=デマにスポットをあて
なぜこの時期に発生し、しかも、またたく間に大規模に広がり、
しかも多くの信じてしまう人が出てしまったのか?
(これはもう震災の二次災害ともいうべき、情報災害となってしった(原文ママ))を具体例をあげて(もちろん唐沢氏=と学会お得意の「とんでも流言・デマ」を多数紹介します→すでに多数収集済。)詳しく解説。そして本書の真骨頂、緊急時の情報整理の考え方を伝授する。

 「多数収集済。」のあたりがよくわからないが、実際に新刊を読んだ人間にしてみれば、乾いた笑いしか出てこない。ブリックス株式会社がビジネス本として売り出したいのはよくわかるけれども、『博覧強記の仕事術』の方がまだビジネス本らしかったような気が。詳しいことは今週末に!


パチスロ必勝ガイドNEO』3月号掲載の唐沢俊一『エンサイスロペディア』第58回ではミッション:インポッシブルを取り上げているが、今回は問題作である。何故ならば、『ミッション:インポッシブル』が『スパイ大作戦』を改変したことを全編にわたって延々と愚痴っているのである。取り上げている作品の内容を紹介しないのはいつも通りだが、ホメないというのは本当に珍しい。ただ、唐沢俊一はホメるよりグチる方が芸風に合っていると思うので、今後もこのパターンで行ったらいいかもしれない。…もちろん、『ミッション:インポッシブル』シリーズまで観ていないのか、と多少驚きはしたけれど。この人、いつぐらいから世の中についていかなく(いけなく?)なったんだろ。



伊藤剛さんのツイートより。

週刊現代はいまでも唐沢俊一にマンガ書評を書かせてるんかな?


 自分が確認した限りでは、唐沢俊一2009年の夏までは『週刊現代』の書評欄に登場していましたが、それ以降は見ていません。2009年6月に鈴木章一氏が編集長になった時点で交替した、と見るのが妥当ではないかと。2005年1月からだからかなり長期にわたって登場していたことになる。なお、「裏モノ日記」2009年7月30日にはマンガ評から一般の書評に配置換えになったと書かれているが、1回だけ団鬼六の本を取り上げて以降は登場していないはず。
 以下は余談である。『週刊現代』では現在日垣隆が『なんなんだこの空気は』というコラムを連載しているが、日垣と鈴木編集長は古くからの知り合いである(「ガッキィファイター」のキャッシュ)。日垣のコラムは鈴木氏が編集長に着任した直後からスタートしている。『なんなんだこの空気は』は一言で言えば「ガラの悪い文章で綴られた曖昧模糊とした自慢話」であって、たとえば今週号でのタクシーの運転手や医師への罵倒などは「毒舌」というよりは「ガラが悪い」と言った方がいいように思う。「…あー、何年か前に渋谷のマックに行ったら、店員さんにレジ越しにからんでいた彼女連れのヤンキーがいたっけ」とかどうでもいいことを思い出してしまうようなガラの悪さ。過去の連載であまりにもガラが悪くてビックリした箇所があるので、いつか紹介しようかな。


 日垣隆の話は面白すぎて、すばらしいアフリカ旅行の話もしたくなるが、それは各自ググってもらうことにして、唐沢俊一に話題を戻す。『週刊現代』以外で唐沢俊一が過去に雑誌で担当していたコーナーといえば、週刊宝石』での書評(1997年5月〜1998年4月)週刊ポスト』での映画評(1998年10月〜2002年7月)がある(ともに不定期掲載)。月刊誌では『コミックビンゴ』でマンガ評を担当していた(こちらは毎号掲載)。これらの文章はそれなりに読めるものだったので、「昔は頑張っていたんだなあ」としみじみさせられる。『エンサイスロペディア』や『週刊現代』のマンガ評では取り上げている対象をよく知らないまま書いている感じだもんなあ。


 もうひとつ書いておこう。唐沢商会『シネマもろとも』はかつて『月刊少年キャプテン』で連載された映画評である。その一部は唐沢商会のマニア蔵』(スタジオDNA)に収録されているが、兄の書いた文章と弟の描いたマンガが一緒になったスタイルをとっている(2009年11月23日2010年1月24日の記事を参照)。なお、唐沢なをきは当時『キャプテン』で『鉄鋼無敵科學大魔號』を連載中だった(1991年2月号まで連載)。
 さて、『シネマもろとも』は『月刊少年キャプテン』1990年1月号から1992年2月号まで連載されたのだが、『唐沢商会のマニア蔵』に収録されているのは1990年12月号、1991年2月号、1991年4月号〜1992年2月号掲載分である。…つまり、連載後期しか収録されていないのだ。はたして何故なのか、気になったので『キャプテン』のバックナンバーをチェックしてみたところ、1990年1月号から10月号までの『シネマもろとも』にはお兄さんの文章がついていなかったことがわかった。つまり、


・『シネマもろとも』1990年1月号〜10月号=唐沢なをきのマンガ
・『シネマもろとも』1990年11月号〜1992年2月号=唐沢なをきのマンガ+唐沢俊一の文章


 ということになる。なるほど、だから連載の前半分は収録されなかったわけか。唐沢商会のマンガ『古本市血笑旅』が唐沢俊一を古本ライターとして認知させたのと似たようなパターンと言えるだろうか。兄弟ユニットとしての仕事から唐沢俊一単独の仕事へとつなげていく、というパターン。


※ ttさんのご指摘に基づき訂正しました。



明治の「ブリック」か、森永の「ピクニック」か。


ザ・ウォール

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トンデモ非常時デマ情報レスキュー

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パチスロ必勝ガイド NEO (ネオ) 2012年 03月号 [雑誌]

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ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる!

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唐沢商会のマニア蔵 (DNA comics)

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