唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

韜晦人間。


 前回に続いて劇団あぁルナティックシアターの稽古場日誌における唐沢俊一のコメントについて。
 どうして唐沢はコメントを続けてしまったのか?という謎については、ニフティの会議室で議長をやっていた頃の癖が抜けなかったのではないか?という考察もあるようだが、自分としては「単にネットに向いていないだけ」だと思う。いわゆる「ID真っ赤」ってやつなんじゃないかなあ。「ガンダム論争」の頃から「荒らし」体質は変わっていないってことで。


 では、気になったコメントを見ていこう。最初はこんなコメント。

>>沼田さん
表日記更新ストップ状態、すいません。
ちょっと二つほど大きめの企画が進んでいるので
それが発表OKになりましたら再開します。

                                                                                                                                                              • -

2010/04/06 18:22 | 唐沢俊一

 それは楽しみだなあ。日記が公開できないような企画って一体何なんだろう。よそのブログで粘っているところをみるとだいぶフラストレーションが蓄積しているようなので心配だ。


 次に『宇宙からのメッセージ』を「パチモン」と呼んだことについて。

(前略)確かにパチもん映画という言葉は品がない、とお取りに
なる方もいらっしゃると思います。
しかし、当時の東映は、岡田社長自らが
「金になりさえすれば何でもいい」
と公言して映画を作っていた会社でした。それが、
何でもありの東映パワーを支えていたのです。
その主義の中で、スターウォーズが来る前に、似た
ような作品を何が何でも作ってしまえ、という意図で
作られた作品を表現するとき、持って回った上品な
言い回しで控えめに表現するより、パチもん、と
言いきった方がずっと直接に意味が伝わる。
私はじめ平山さんを心から尊敬する者たちは、遠慮なく
平山さんの前でパチもん映画、とこの映画のことを
表現しますし、平山さんも大笑いされています。
問題は、この映画を“パチもんだけど愛することが
出来るか”どうか、でしょう。
もちろん、私もこの映画が大好きです。
演劇をやっているとよくわかりますが、言葉の持つ
意味というのは、必ずしも辞書的な意味だけでは
ありません。「バカ」という言葉は普通は相手を
貶す言葉でしょうが、限りない愛情を込めて相手を
呼ぶ「バカ」もあります。
言葉の表層のみをとらえて、その意味が悪いから
使ってはいけない、という社会は極めて窮屈なものに
なると私は思います。
まあ、悪意で何でもものごとをとらえる狭量な方が
多いのは、これはいかんともしがたいことですが。

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2010/04/07 00:46 | 唐沢俊一

 一言で言えば「甘え」でしかない。「誤解するのは相手が悪い」と言っていればラクなんだろうけど。「誤解されるようなことを言った人間にも責任がある」とは考えないのは、プロのライターとしてはどうなんだろう。相手に伝えられる能力も技術もないのに「パチモン」だの「バカ」だのといった言葉を安易に使うことこそ問題だと思うし、ライターでなくても責任を相手に押し付ける考え方をしているのはあまりいいこととは言えない。…しかし、この言い草からすると、かつて伊藤剛さんを蔑称で呼んでいたのも唐沢にしてみれば「愛情表現」だったのかもしれないと思ったり。…キショいことを言って申し訳ない。


 次に、青山学院大学を卒業しているのか?という質問に対する返答。

>ケンショーN子さん
韜晦趣味、という言葉をご存知でしょうか。
海外の作家さんにはわざと自分の履歴をぼやかして、
あちこち食い違いを残しておく人が少なくありません。
私にもその気があるようです。
星新一さんは自己の年表にも空白の部分を残して、
「ここらへんはいずれ自伝に書くかもしれないので」
とおっしゃって書かぬままに無くなられました。
後にその部分を調査された最相葉月さんの著作は
大佛次郎賞を受賞されています。
私の研究で賞をとれる可能性は低いでしょうが(笑)、
研究者なら、ファンというのなら、韜晦趣味の作家を
つついてもあまり意味がない、とお気づきください。

大ファンとおっしゃいますが、検証班さんなどは明らかに
ネットにおけるマナー違反である、個人情報も大いに
含まれるMLを発言者に許可を得ず公開するという
行為に出ています。MLの発言者たちは少なからずこれを
問題視しております。
こういう人まで、ファンの範疇に入れるということは
私には出来ませんねえ。

あと、出版でなかなか出ないものがあるのはスイマセン(笑)。
書いているうちに“あれもいれましょう”“このことも
書きたい”になって、予定が延びることはよくあります。
気長に待っていただければ幸いです。
と、いうことでこの件に関しては、公演からかなり
離れた内容なのでここまでにさせていただきます。
日記本文ってのは、稽古場日誌(日記)のことですよ(笑)。


                                                                                                                                                              • -

2010/04/07 12:47 | 唐沢俊一

 まず、公演に関係のない質問にわざわざ答えているのがどうかしていると思う。ちゃんと答えられないんだからスルーしちゃえばいいのにね。
 次に、「韜晦趣味」。goo辞書より。

とうかい たうくわい 【▼韜▼晦】
(名)スル
〔「韜」はつつみかくす、「晦」はくらます意〕自分の才能・地位・身分・行為などをつつみかくすこと。人の目をくらますこと。

「互に深く—して、彼豪族らに油断をなさしめ/慨世士伝(逍遥)」

 よそのブログでもガセを書くとはさすがだし、よそのブログで延々とコメントしておいて「韜晦」もないもんだ。「『宇宙戦艦ヤマト』はわしが育てた」とか架空の自慢話ばっかしているしなあ。それに韜晦していないからこそ青学在籍・卒業を含めて経歴に疑問を呈されることになったわけだしね。
 「韜晦趣味の作家をつついてもあまり意味がない」と書いているところを見ると、過去を探られたくないのかもしれない。そういえば、伊藤剛さんが唐沢の過去についてコメントをするとすぐに伊藤さんを中傷する謎の人がやってくるような…。心中はお察しするけど、しかし、唐沢俊一は著書にも「青山学院大学卒業」とハッキリ書いてしまっているのだから、これはれっきとした「学歴詐称」の疑いがあるのであって「韜晦趣味」などと言って済ませられるものではない。あと、「韜晦趣味」が本当にあるのなら『ヤマト』のファンサークルの件なども話さない方がいいような気がする。輝かしい(?)過去については語っているのに、都合の悪い過去を隠そうとするのは「韜晦」とは言えない。
 それから、自分は唐沢俊一のファンではないし、過去にファンだったこともない。その辺のいきさつについては『唐沢俊一検証本VOL.2』を参照されたい(あ、唐沢本人にはまだ手渡していないんだった)。「と学会」のメーリングリストの件については山本弘会長からお叱りを受けたので、当ブログで謝罪をしたうえで、去年の冬コミで会長に直接お会いしたときに謝ってきました。…それでもまだ問題視されているのだろうか。…っていうか、誰の「個人情報」も晒していないはずだし(伊藤剛さんをいまだに蔑称で呼んでいることが「個人情報」?)、去年の夏コミ「どうもどうも」とにこやかに笑って「検証本VOL.1」を受け取ってくれた唐沢俊一に今更文句を言われても困る、というのが正直な心境だ。直接会ったときに話をしてくれなきゃ。「『新・UFO入門』事件について誰も話を聞きに来ない」って唐沢だって愚痴ってたのに。それと、唐沢俊一は昨年夏に自分とメールをやりとりしたときに「と学会を巻き込むのはいかがなものか」と書いていたけど、唐沢俊一がおかしなことをやってばかりいるから「と学会」や「あぁルナティックシアター」はとばっちりを食っているのだということを理解しているのかどうか。
 …結論としては、青学を卒業しているかどうかについてハッキリ言えない時点で「卒業していない」か「記憶が無い」と判断せざるを得ない。スルーしておけばよかったのに「韜晦趣味」とか言うからボロが出てしまう。学歴についての応酬を見守っていて「どうしてそうなるの?」と、とても歯がゆい思いをさせられた

 
 次。

>ケンショーN子さん
公演に関係ない書き込みはお控えくださいね。

しかしどうも書き込みから判断するに、検証をやって
いらっしゃる方々の調査もずさんなようです(笑)。
あの時代の札幌で私が出していたアニメ研究同人誌くらい
探せばまだ持っている人も大勢いると思いますし、
あの当時、私の活動を指示(原文ママ)してくださっていた
書店の店長さんもまだご健在な筈です(名前とか、
昔の裏モノ日記に記してありますよ)。
第一“あの時代モンティ・パイソンが放映されてなかった”って
(しばらくの間、笑)。
こんな人たちに経歴詐称だと言われてもマジに反論する
のもアホらしいでしょう。

繰り返します。
ここは私の掲示板ではありません。
公演に関係ある書き込みをお願いしますね。
ファンなら言うことを聞いてもらえますよね?


                                                                                                                                                              • -

2010/04/07 14:04 | 唐沢俊一


 …なんでこんなに延々と公演に関係のない話題に付き合うのかなあ。よっぽどヒマなのか? 「これで終わりにするわ」と書き込んだのに再登場してくる2ちゃんの荒らしみたい。
 とはいえ、「あの時代の札幌で私が出していたアニメ研究同人誌」の存在は知らなかったので助かった。近々北海道に行く予定なので探してみることにしよう。そこに発表した文章が『ヤマト』ブームを巻き起こしたというわけなんだろうか。…でも、唐沢俊一の札幌時代を知る人ってネット上では本当に見かけないからなあ。当時の唐沢俊一を知っている人はぜひご一報ください。
 あと、「当時札幌で『モンティ・パイソン』が放映されていなかったのでは?」という件については、札幌の図書館で当時の新聞のテレビ欄を確認してきた方がいらっしゃるので、あながち荒唐無稽な話とは言えないようだ。ただ、こないだ猫遊軒猫八さんと岸田裁月さんとお会いしたときに唐沢俊一は『モンティ・パイソン』についてとてもウスいんじゃないか?」という話題になったことの方が大事なようにも思う。過去の言動を見ていてもあまり詳しいとは思えないんだよなあ。猫八さんも岸田さんも『モンティ・パイソン』のファンなので、唐沢俊一も「検証イベント」に来てくれれば楽しい話ができるのではないかと。


 次。

>ケンショーN子さん
まあ、ルナってところはこういうことを面白がって
ゲラゲラ笑う連中が多いので(笑)、誰も止めないでしょう。
ただ、やはり事情を知らない、単なるルナファンには
迷惑ですからね、こういうことで延々レスが延びるのは。

大学時代の話ですが、その周辺のことに関しては
とにかく、青春のドロドロと一緒にあるのです、私と
しては。恋愛もあったし、失恋や裏切りに関するドタバタ
もあった。それ以上に、実家の薬局を継がせたい親と、
東京で業界人になるという夢を持っていた若い自分との
葛藤があった。私に夢を託した人がいて、一方で私を
利用しようとした人がいて、それらが渾然一体となって、
本当に自分の中では、疾風怒涛の時代を形成していました。
あの時代があったからこそ、現在、モノを書く
根源になるルサンチマンが生じたとも言えるし、そこに
脚をとられて、長いこと悶々としていたとも言える。
以前、友人の作家に、
「唐沢さんは絶対、その時代を唐沢版『紙の砦』として
書くべきだ」
と言われたことがありました。
まだ書くと迷惑をかける人がいっぱいいるから、とは
思いましたが、それ以上に自分の中で整理がついて
いません。
なにしろ、ついこのあいだまで、その悶々時代を10年
以上と思い込んでいて、年代を考えて確認して、あまり
に短いので愕然としたくらいです。
作家としてはオモシロすぎるこの題材を、身近な
ことだけにどう作品にするか。
芝居に書いたら案外客観視できるかも、と考えても
いますが、易々とは書けない心理にはあります。
エッセイとかで安く使いたくはないし、まして
ネットで書けるものでもない。
まあ、ファンとしてもうしばらくお待ちください、
としか言えない状況ですね(泣笑)。

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2010/04/07 16:22 | 唐沢俊一

 「韜晦趣味」なのに自分の過去をベラベラしゃべっちゃってるよ。「単なるルナファンには迷惑」だと思うなら返事をしなきゃいいのに。
 自分は以前から「唐沢俊一私小説を書くべきだ」と主張していたので、過去についてぜひとも書いてほしい。…まあ、学歴についてハッキリ言えない人が自分の過去を曝け出すことが出来るのか?というと疑問だけど、大事なネタとして温存しているのだと前向きに考えようか。でも、「芝居に書いたら」って、過去の自分自身を唐沢が演じるってことなのだろうか。
 あと気になったのは、『紙の砦』は手塚治虫の自伝漫画なので一応意味は通るんだけど、これはもしかして小林信彦『夢の砦』と混同しているのかもなあ、と思ったり。デズモンド・バグリイ『高い砦』とはもちろん関係ない。まあ、オタク第一世代版『紙の砦』もしくは『夢の砦』は読んでみたいけど。


 で、最後にもう一回漫棚通信さんについてのコメントを取り上げておこう。

>>とびどくもたないでくださいさん
あのやりとりはこのようなファン掲示板の
中でのことではないので、事情が違うのですよ。

残念ながら漫棚通信さんは、私との話し合いの中で、
こちらが要求に従おうとした、その方法を最終的に
拒否されました。
むこうの方から、人を間に立てての意見交換を
シャットアウトされてしまったので、こちらとしては
これ以上どうしようもなく、放置のままで現在に
至る、というわけです。
それが意図したものだったかどうかは別として。

                                                                                                                                                              • -

2010/04/07 16:02 | 唐沢俊一

これに対する漫棚通信さんの反論(魚拓1魚拓2を参照)。

呆れたことをおっしゃる
唐沢俊一さま。ごぶさたしています。交渉ごとは幻冬舎にまかせたらしいがそれは本当か、というメールをさしあげて以来ですね。あのときはなぜかお返事を頂けませんでした。唐沢さまは「むこうの方から、人を間に立てての意見交換をシャットアウトされてしまった」と書かれていますが、幻冬舎からの最終メールには以下のようなものでした。「この点につきご同意いただけない場合には、弊社と致しましては、これ以上漫棚通信様との交渉を継続することは困難となりますので、当初弊社がご提案させていただいた以下の解決案のみを履行させていただくことと致します」 これはわたしからのシャットアウトになるのでしょうか。

                                                                                                                                                              • -

2010/04/07 19:41 | 漫棚通信

二重投稿失礼
前エントリのコメント欄との二重投稿で失礼します。
唐沢俊一さま。ごぶさたしています。交渉ごとは幻冬舎にまかせたらしいがそれは本当か、というメールをさしあげて以来ですね。あのときはなぜかお返事を頂けませんでした。唐沢さまは前エントリのコメント欄で、漫棚通信が「人を間に立てての意見交換をシャットアウトされてしまった」と書かれていますが、幻冬舎からの最終メールは以下のようなものでした。「この点につきご同意いただけない場合には、弊社と致しましては、これ以上漫棚通信様との交渉を継続することは困難となりますので、当初弊社がご提案させていただいた以下の解決案のみを履行させていただくことと致します」 これはわたしからのシャットアウトになるのでしょうか。
唐沢さまや幻冬舎は、かつて漫棚通信が交渉経過を公開すれば法的に訴えると通告されていました。それなのに唐沢さま自身が現在、交渉経過についてこのように言及されているわけですが、これは不公平ではないでしょうか。わたしとしては検証のため双方のメール交渉を公開していただいてかまいませんし、わたしもいつでも公開する用意があります。

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2010/04/07 20:24 | 漫棚通信

 この漫棚通信さんの2つのコメントが削除されてしまったことについては前回の記事を参照。
 …しかし、盗用の被害者のコメントを削除なんかしたらかえってマズいことになると思わなかったのかなあ。唐沢俊一は漫棚さんにこそ返事をすべきだったのに。騒動のほとぼりが冷めたと思っていたとしたら大間違いもいいところだ。つくづく最悪の対応をとるものだと逆に感心してしまう。今回の騒動のせいで、ブログを管理している「劇団あぁルナティックシアター」と唐沢とグルなのでは?という見方もされるようになってきたけど、個人的には劇団は唐沢のP&Gについてよくわかってないんじゃないか?と思う。よくわかってないから安易に削除してしまったわけで。要するに、唐沢と共謀して漫棚さんのコメントを削除したのだとしたら卑劣、よくわからないままに「なんか面倒くさいや」と削除したのだとしたら愚か者、ということだろう。…どっちがマシなのかはわからないけどね。
 ただ、ブログの管理者から「ぜひ公演にいらしてアンケートにご記入いただくか直接議論を交わしていただけたらと思います!」という言葉を頂いたので、一度公演に行って唐沢と「直接議論を交わし」てみようと思う。それまでに劇団の関係者の皆さんも唐沢俊一に関係した問題についてよーく勉強しておいてほしい。…っていうか、「あぁルナティックシアター」の皆さんは、自分たちのお芝居がよその劇団にパクられても何とも思わないのかなあ。


 長くなったので要点をまとめると、

唐沢俊一はネットに向いていない。開放された場所での議論に向いていない」
唐沢俊一は自分の経歴を説明することが出来ない」
唐沢俊一漫棚通信さんからの盗用について相変わらず不誠実な態度をとっている」
「劇団あぁルナティックシアターにもいろいろ問題がありそう」

 こんなところだろうか。



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