ガセパク王におれはなる!!!!

ドン!!

　『週刊新潮』連載中の『東京情報』の中の人なのでは？という疑惑のある唐沢俊一だが（5月30日の記事を参照）、今日発売の『週刊新潮』6月20日号の特集記事「「草刈民代」ご実家は漫画「ONE PIECE」初版400万部で大儲け」にコメントを寄せている。…しかし、下世話なタイトルだなあ。同誌P.43より。

　手塚治虫文化賞の元選考委員で、評論家の唐沢俊一氏が魅力を解説する。
「いつものキャラクターがいつもの冒険を繰り広げる。『ONE PIECE』のヒットの理由はマンネリにあると思います。政治も経済も猫の目のように状況の変わる世の中で、せめて物語には普遍的なものを求めたいという読者の意識の表れではないでしょうか」

　毎度のことだが、読んでいないならコメントしなければいいのに。ワンピースを読んだことなくても、もう少しなんとかなりそうなものだけどなあ。「いつものキャラクター」と言っても麦わらの一味は仲間を増やしているし、敵だっていつも同じわけじゃない。トラファルガー・ローは仲間になるのだろうか。
　それから、唐沢の説明だと、『ONE PIECE』が子供に人気がある説明がつかないのではないか。自分が子供の頃は政治や経済とか考えないで好きなマンガを読んでいたものですが。まあ、「マンネリ」ではなく「王道」とか「直球」とか言えばよかったのかもしれないが、こーゆー何気ない言葉のチョイスにも唐沢の超メジャー作品への思いがうかがえるような…、というのは穿ち過ぎかな。

　ちなみに、今回の『東京情報』は「ガン告知」がテーマだが、スティーブ・ジョブズや今 敏といった唐沢俊一がかつて「追討」した人たちが登場するので笑ってしまった。しかも、記事と「追討」の内容も似通っていたのだが、だからといって決めつけはしませんよ、ええ。

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Portrait.Of.Pirates ワンピースシリーズ Sailing Again トラファルガー・ロー