唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

古本はもっと上手に買いましょう。

唐沢俊一『古本マニア雑学ノート』(ダイヤモンド社)P.219

『映画ジョーズの秘密』E・ブレイク みんと 昭和51年
映画「JAWS」のメイキング、と思ったら、ロケ地のあたふたぶりが主な部分で、ちょっとスカされた。しかし、訳者が鮫島譲、という人物なのに笑って購入。ゼッタイこの仕事、名前でとったな、鮫島氏。

 文章から判断すると、どうやら唐沢は「鮫島譲」なる人物が実在するものと考えているみたいなんだが、どう考えてもペンネームだろう。「JAWS」の本なので、「鮫」島「譲=ジョー」とダジャレで名前をつけたのだとすぐにわかる。というか、こんな都合のいい名前があるわけがないって普通考えるはずなんだけど。「鮫島譲」氏は、『映画ジョーズの秘密』以外に著作はないようだし。
例えるなら、「江戸川乱歩」という名前を見て「まさしく推理小説家になるために生まれてきたかのような人だ!」と考えるのと同じくらいマヌケな話である。