唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

いざ生きやもめ。

寡婦の決意。




9月3日11時からTBS系列で放送されたひるおび!内のコーナー「常識クイズどっちがホント?」に唐沢俊一が解説役として出演していた。司会の恵俊彰、コメンテーターの八代英輝大谷昭宏が盛り上げ上手なことにはいつも感心させられるが、彼らを引き立たせるために唐沢さんも抑え気味にしているのだろう、とも思える。



●『テルマエ・ロマエ』手ぬぐい騒動で何やら大変なコミックビーム』10月号だが、唐沢なをき『まんが極道』は今号もちゃんと掲載されていて、とうとう第90話である。今回のお話「うちあげくん」は、適当な仕事しかしないくせに仕事の後の飲み会が大好きという困ったアシスタントが主人公なのだが、ラストでこのアシスタントくんが他のアシスタント仲間からかなり手厳しい指摘をされたので腹を抱えて笑ってしまった。「演劇論の合間にセックス連呼」事件を思い出したり。話のラストを紹介するのはさすがに気が引けるので、興味のある方は『ビーム』本誌を読んでいただきたい。上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』の『一休さん』パロは相変わらず素晴らしいなあ。



新宿ピカデリーまで宇宙戦艦ヤマト2199最終章の先行上映を観に行ったら、上映終了後に劇場のあちこちから拍手が起こっていた。『エヴァ破』のときにも見られた光景だが、自分を含めて観客の年齢が高めだったことと併せて一応報告しておく。
 『ヤマト2199』に関してはTV放映があと3回残っているうえに、何を書いてもネタバレになりそうなので感想を書くのは自粛しておくが、個人的にはかなり良いリメイクだったと感じている。唐沢俊一は『ヤマト』を含めて過去の名作のリメイク自体に反対なようだが(「つぶやき日記」1月27日分)、その一方で『スター・トレック イントゥ・ダークネス』を彼にしては珍しく激賞している(唐沢俊一公式サイト)。


 さて、アニメつながりの話題だが、週刊新潮』9月12日号掲載のベネチアで賞が欲しい「宮崎駿」3度目の引退宣言」という記事の中で唐沢俊一が宮崎監督の引退について分析していた。同誌P.131より。

 評論家の唐沢俊一氏の見立てはこうだ。
「先ごろも宮崎さんがジブリの小冊子で“護憲発言”をして波紋を呼びましたが、最近の宮崎作品にはそうした監督の自我が投影されるようになってきた。これには宮崎さんの理解者である鈴木敏夫プロデューサーも危機感を抱いていたはず。2人の話し合いの中で、鈴木さんが引導を渡したのではないでしょうか」


 宮崎監督の引退会見(日本経済新聞)を見ると、引退の理由としては体力的な問題が大きいように思える。お元気そうでも70歳を超えているからなあ。
 それと「監督の自我」云々については、個人的には宮崎作品の中で「監督の自我」がポロッと出てきてしまうのが面白いと思っていて、『風立ちぬ』の魅力もその点が大きいように思う。それに「投影」は最近になって始まった話でもなくて、「見ろ! 人がゴミのようだ!」もある意味「監督の自我」なのではないか。
 あまりにも根本的な話をしてしまうと、ジブリの小冊子」ではなく『風立ちぬ』の中でどのように「監督の自我」が「投影」されていて、何故それがいけないのかを論じないといけないと思うのだが。監督個人の意見と作品とはあくまで別物であって。…唐沢さんは『風立ちぬ』をちゃんと観たのかね?  なお、唐沢俊一は過去に『カリオストロの城』のストーリーが破綻していると指摘していたが、それに関しては2008年12月20日の記事を参照されたい。





 で、『風立ちぬ』をちゃんと観た人の話に移ると、山本弘会長は『風立ちぬ』本編を褒めながらも、庵野秀明監督の演技に激おこである(山本弘のSF秘密基地BLOG)。自分は劇場まで観に行って、正直「意外とアリかな」と思ってしまったのだけど。
 会長は宮崎監督は「声オンチ」なのではないか?と指摘しているが、エキサイトレビューを読むと、宮崎監督はプロの声優に飽き足らないものを感じているからこそ独特の起用法になっているようである。それから、会長は庵野監督以外のCVに関しては概ね容認しているようなので、その点を考えると宮崎監督が「声オンチ」だとは必ずしも言えないのではないか。まあ、「声優軽視」くらいは言えるかもしれないが…。
 以下は余談だが、10年以上前に会長も参加していた「オタク座談会」の宮崎監督の回(単行本『封印』に収録)の中で、田中公平氏が宮崎監督の声優起用法を厳しく批判していて、『もののけ姫』に出演した俳優の演技を否定したうえで、島本須美が一番良かったと断言していた。



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