唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

今回も情報いろいろ。

タコシェで既刊『唐沢俊一検証本VOL.1』『唐沢俊一検証本VOL.2』『トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界』『唐沢俊一検証本VOL.3』『唐沢俊一検証本VOL.0』「唐沢俊一検証本VOL.4」の通販を受け付けています。タコシェの店頭でも販売しています。
・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。
・当ブログにコメントされる場合には誹謗中傷および個人を特定しうる情報の掲載はおやめください。守られない場合には厳正に対処する可能性があります。
・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関する情報をご存知の方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。
karasawagasepakuri@yahoo.co.jp


※ タイトル変更しました。


小林よしのりのアシスタントのトッキー(時浦兼氏がリアル『まんが極道』な件その2(togetter)。問題発言に突っ込まれて「あれは釣りだった」「あえてやった」と釈明するのは当ブログの検証対象者も過去に『社会派くんがゆく!』でやっていた。

唐沢 まあ、正直者すぎて、口がすべったってだけなんだろうね。それをまた正義感に燃えているつもりのマスコミやネット住民がグチグチと突っつく。イヤな時代だよ、ホント。昔、朝鮮戦争が起きたときに、時の吉田茂首相なんか「これぞ神風、天佑神助」とまで言っていたんだからね(笑)。田母神だってそうだけど、世の中には正しくたって、言ったら問題になる発言というのは山ほどある。それをあえて言いたいんだったら、俺達みたいに鬼畜を自称する、こんな場所でやるしかない。鬼畜を自称しながら意見を開陳するためには、言いたいわけでもない鬼畜的発言も口にしなきゃいけない場合がある。それがわからないお子様が多過ぎなんだよ。

 結局、「釣り」だの「あえて」だのは、やっちゃいけない言い訳なんだな、と。「鬼畜的発言も口にしなきゃいけない」理由って一体何なのか。小林よしのりがトッキー氏を放置し続けているのもある意味凄いような。



3月26日に放送されたひるおび!内のコーナー「常識クイズ どっちがホント」に唐沢俊一が出演してクイズを出題していた。出題されたクイズは以下の通り。


Q1  シュウマイにのっているグリンピースは何をイメージして誕生した?  A:ショートケーキのいちご B:日の丸弁当
Q2  紙を裁断する「シュレッダー」誕生のヒントになった食べ物はどっち?  A:ところてん B:うどん
Q3  日本の公衆電話はどうやってお金を入れたことを確認した?  A:交換手が複数の硬貨が落ちる音を聞き分けた B:電話のそばに常駐する係員にお金を渡した
Q4  日本で誕生した中華料理はどっち?  A:八宝菜 B:天津飯



 クイズの答えはすべてウィキペディアを見ればわかるので省略。今回も出演前に告知は無かった。



●昨日の原田実氏のツイートより(その1その2)。

この本が出た時、「山本(引用者註 弘)とか原田とかどの著者見ても原子炉の専門家じゃないから武田(引用者註 邦彦)さんや小出さん(引用者註 裕章)の方が信頼できる」という批判があった。でも、武田さんや小出さんがやってるのは専門家としての見解発表というより詐術。

そして、詐術の扱いについてなら私たちは経験を積んでいる。

 「この本」というのは『検証 大震災の予言・陰謀論』(文芸社)のこと。




 このツイートに対する伊藤剛さんのツイート

唐沢俊一の「詐術」にもきちんと対応してほしかったとは思いますけどね。いまだに一緒にステージに出てちゃまずいでしょ。

 この伊藤さんのツイートに対する原田氏のツイート

すみません、私は次の著書で唐沢さんと対談します。

 ほう、唐沢俊一と原田氏が対談するのか。少し驚いていたら、今日アップされた「つぶやき日記」3月27日分に次のような記述が。

2時、新宿。文芸社において、と学会の原田実さんの新刊の巻末対談収録。原田さんの歴史に関する膨大な知識に真っ向から対抗は出来やしないので、脇の方から攻めて、本編と違う切り口を披露する、というやりかたでお茶を濁す(笑)、いや、それでもかなり話ははずみ、編集のTさんの希望には何とか沿うことができた。原田さんともつきあいは長いが、きちんとした対談ははじめて。


 というわけで、対談はもう収録済みだったようだ。原田氏の新著が早く出るようなら当ブログで紹介できるかも。


 で、今日になって原田氏はご自身の唐沢俊一への考えを長めにツイートしている(その1その2その3その4その5その6その7その8その9)。

この機会に唐沢俊一さんのトラブルに関して私の意見を述べておきます。もちろん、それはと学会の見解ではありえませんし、唐沢さん本人とそのことについて話し合ったことはないのでそこに唐沢さん本人の意見が反映されているわけでもありません。

80年代くらいまでの雑学系書き物の世界ではライターも版元側も著作権を含む知的財産権の扱いに対し、現在に比べてはるかに鈍感でした。出典明示無しでの引き写しはしばしばでしたし、版元にも煩瑣な出典注記を避けるところや参考文献提示を嫌がるところがありました。

ちなみに私自身、物書きとしての基礎を仕込まれたのが八幡書店だったので、そうした一昔前の雑学系(オカルトも雑学です)物書きの欠点を引きずっているところがあるので自戒したいところです。

当時は現在のようにインターネットで情報を拾ったり、amazonでいながらにして短期間に参考文献を集められるような環境がなかったためにライターも版元も時間胃に(原文ママ)追われる仕事では、現在からすれば手抜きに見えるような裏取りですまさざるをえませんでした。

また、初出時に参考文献が省略されていた雑誌連載が単行本化される場合なども版元では引き写しのチェックなどに無頓着でした

また、引き写しの本の著者が引き写しに気付いた場合でも、同業者同士ということで落としどころがあっさり見つけるということもしばしばでした。

唐沢さんは(そして私も)物書きとしてはそうした古い時代を引きずっているタイプなわけで、その部分が現在の常識と矛盾することもありえます。

したがって唐沢さんの仕事に対して検証が加えられるというのは現在の常識にのっとった物書きのルールが形成され、定着していく過程の一つに位置付けられるでしょう。

で、その問題と別に私は次の著書のテーマとの関連で唐沢さんの知識と見識に敬意を表するべきものと考え、この度も対談をお願いした次第です。


 まずは原田氏が唐沢問題について意見を表明されたことについて敬意を表したい。山本弘会長でさえ何らかの事情で「長文」を発表できない現状において、唐沢と関係のある方が意見を述べることは決して簡単な話ではない、というのは部外者であっても容易に想像がつくところだ。
 ただし、せっかくのご意見ではあるが、その内容に関していくつか異論を唱えさせていただきたい。
 最初に、原田氏の主張からは唐沢俊一の諸問題は唐沢が「物書きとしてはそうした古い時代を引きずっているタイプ」「現在の常識」から外れてしまっていることが原因であると読めるのだが、自分としては原田氏の主張は問題を一般化しすぎているように思う。唐沢俊一の問題の多くは唐沢の個人的な要素、はっきり言ってしまえば文章技術の低さや知識不足等が原因で発生しているのであって、「古い時代」の物書きに共通した問題であるかのような書き方には違和感をおぼえる。原田氏はご自身が唐沢と同様の問題を抱えているかのように書かれているが、唐沢が原田氏のようにどこかで「物書きとしての基礎を仕込まれ」ていたのであれば、現在までに指摘されている数々の問題はそもそも発生しなかったのではないか、とも思われる。
 また、盗用された被害者を中傷したり、商業誌において原稿を二重三重に使いまわすことは「古い時代」においてもやはり批判されるべき事柄だったのではないだろうか。もうひとつ言えば、唐沢は近年の著作でも「手抜きに見えるような裏取り」で済ませているわけで、「現在の常識」に追いつく努力をしているように見えない点も気にかかる。
 


 念のため最後に書き添えておくが、原田氏が唐沢俊一を対談の相手に指名したこと自体を問題視するつもりはない。既に収録済みとのことだが、素晴らしい対談になっていることを祈りたい。


 …いつも感じていることだが、原田氏にしろ山本会長にしろ、「と学会」会員の皆さんがいい仕事をしていても「唐沢俊一についてはどうなの?」と突っ込まれてしまうのは結構つらいものがある。もちろん、トンデモな事象を笑ったり追及したりしてきた「と学会」が最も身近なトンデモをスルーし続けているのにツッコミを入れられるのはやむを得ないことではあるが…。



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