ブラビアの美少女。
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・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」、「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。
・当ブログにコメントされる場合には誹謗中傷および個人を特定しうる情報の掲載はおやめください。守られない場合には厳正に対処する可能性があります。
・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関する情報をご存知の方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。
karasawagasepakuri@yahoo.co.jp
●「R-1ぐらんぷり2012」開催決定(公式サイト)。唐沢俊一は今度こそ出場するのだろうか(1月7日の記事を参照)。…っていうか、「ニセ唐沢俊一」の捜索はどうなった?
●12月4日11時45分から日本テレビ系列で放映された『スクール革命!』に唐沢俊一が「先生」として出演していた。今回で6回目の出演だという。もはや準レギュラーですね。今回のテーマは「巨大! 特大! デカいもの!」で、毎度おなじみのように用意された台本を読み上げるお仕事(詳しい内容は番組公式サイトを参照)。「人間は大きいものを見ると最初に恐怖心をおぼえるが、それが好奇心に変わってドキドキワクワクするようになる」とか言ってましたが。
個人的には今まで観た中で今回が一番よかったように思う。何故かというと、これまでは番組が盛り上がってくると唐沢俊一が孤立してしまっていたのだが、今回はもう一人の「先生」であるFUJIWARA・藤本敏史(「顔がデカいから」起用されたとのこと)が唐沢に向かって何回か絡みに行っていて、番組の最後まで唐沢が「消える」ことはなかった。番組の制作サイドが工夫したのか、フジモンのファインプレイなのかはわからないが、いつもより好印象を持ったことは確か。…唐沢さんももっと自分から他の出演者と絡んでいった方がいいと思いますけれど。
とはいえ、問題点がないわけでもなくて、コメントに聞き取りづらい点があるのは相変わらずだし、あと腹回りが…。巨大シュークリームが紹介されたシーンで唐沢の全身が映し出されたのだが、ジャケットの第一ボタンだけ留めていたせいで、かなりパンパンになってしまっていた。番組を見られる人はチェックしてみよう。まあ、俺も最近お腹がただことじゃなくなってしまっているので気をつけなきゃ、なんだけど。
●唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板の「荒らしの人」は唐沢に仕事が入ったという情報が入るたびに「アン恥垢大敗北!」などとはしゃぐのだが、自分は唐沢俊一の仕事を失くしたいと考えたことはないので、「おめでたいことじゃないですか」としか思えない。こっちが気になるのは「仕事の有無」よりも「仕事の内容」だしね。いくら仕事があったってその中にガセやパクリがあったんじゃ目も当てられない。
今日はこっちから唐沢俊一のお仕事を紹介していこうと思う。実は「唐沢俊一トンデモ本大賞」の時に参加者の方が提供してくださったネタなんだけど。その節はどうもありがとうございました。
『BRUTUS』№705(3月15日発売)に付録としてSONYのテレビ「ブラビア」を紹介する小冊子がついていたのだが(SONY公式サイト)、この中で唐沢俊一が「<ブラビア>ネットチャンネル」からおすすめのアニメ作品を紹介しているのだ。小冊子P.9より。
「<ブラビア>ネットチャンネル」は場所をとらない、これはすごい! 実は私の事務所にはアニメのソフトだけで約1500本あって、こうなるともう物理的に検索できない(笑)。VOD(ビデオ・オン・デマンド)は気軽にアニメを検索・視聴できて便利なんですよ。
私はVODでアニメの見方が変わると思います。今までのソフトを所有する観点では自分の“趣味の城”をつくって、好きな作品しか見なかった。VODなら広大な海を泳ぐように多種多様な作品に出会うことができるので、「興味がなかったけど見たら面白かった」などと、興味の幅が広がりやすい。(以下略)
唐沢俊一が所有しているアニメのソフトは1500本か。蔵書みたいに不安定じゃなければいいのだが。
さて、唐沢俊一おすすめのアニメは以下の4作品。
・ひぐらしのなく頃に
・ケロロ軍曹1stシーズン
・王立宇宙軍 オネアミスの翼
・無敵超人ザンボット3
唐沢が実際に観ているかはともかく、おすすめのコメント自体にはとりたてて問題はないようなのだが、『ザンボット3』のコメントには思わず笑ってしまった。
富野喜幸(現:富野由悠季)が手がけた今作は、随所にガンダムの源流と言える要素が。
「数あるロボットアニメのなかで、もっともダークで救いのない作品。ラストで登場人物のほぼ全員が死ぬ悲惨な結末だが、それなのにこみあげてくる温かさはいったい?」。
あれ? 『ザンボット3』放映当時、「富野という人間に心を乗っ取られてはいけない」とファンに向かって力説していたんじゃなかったっけ?(2010年5月28日の記事を参照)
温かさがこみあげてきたのなら素直にファンになっちゃえばよかったのにね。それ以前に「それなのにこみあげてくる温かさはいったい?」という言い回しが面白いんだけど。新たな芸風を開拓してきたのか。
●さて、「ブラビア」の小冊子をチェックした後で、「あれ? 唐沢さんは前にも雑誌でアニメの紹介をしていたよな?」と思い出した。早速スクラップを調べると、『モノマガジン』2003年11月16日号P.86〜P.87に掲載された「唐沢俊一のDVDアニメ名画座」という記事が見つかった。この記事が「ブラビア」の小冊子のそれとよく似ているので、担当した人が同じなのか?とも思ってしまった。もっとも、プロフィール欄に
「トレビアの泉」制作ブレーン。
とあったので笑っちゃったけど。トレビア〜ン。
「唐沢俊一のDVDアニメ名画座」でおすすめされているアニメは以下の5作品。
・新世紀エヴァンゲリオン
・バンパイヤ
・エイケン
・おにいさまへ…
・シュヴァンクマイエルの不思議な世界
まず『エイケン』の紹介文より。
かなり重度のマンガオタクでも、書店で買うのをためらう作品の筆頭がこの『エイケン』の原作(松山せいじ)。原作が少年チャンピオン誌に連載された当初、“この作品はこれでよろしいのか?”という声があちこちであがり、激しい論戦がくりひろげられたのも記憶に新しい。“可愛い”という記号的表現が極限にまで進んでいたマンガ界で、敢えて異様なまでのディフォルメと、その場のノリでストーリィの必然性を無視してしまう展開が、異様に受け止められたのだ。
……しかし、考えれば絵も構成も、これはマンガの基本言える自由奔放さをもっている証拠ではないか。巨乳少女の群れのなかに一人放り込まれる主人公という露骨な設定は、理屈を超越したダイレクトさに満ちている。原作のそのパワーを正統派美少女アニメ『あずまんが大王』を演出した大久保智康がどう料理するかがみものであったが、さすがの手際に恐れ入りました。これぞプロ。
『エイケン』については「ちゆ12歳」も取り上げていたが、唐沢俊一がこの文章をだいぶ苦労して書いているのが伝わってくる。個人的には知ったかしないで困惑を素直に出しているときの唐沢の方が好きなのだが(『エンサイスロペディア』でも稀にある)、それはともかく、『エイケン』の演出は大畑清隆。大久保智康は脚本担当。
もうひとつ。『エヴァ』の紹介文が妙に皮肉っぽいのが気になった。
まず、この開けにくい(笑)ケースがカッコイイ。もう20代半ばのアニメファンならビデオなりLDなりですでに揃えているかもしれないけれど、わが青春のメモリアルとして部屋に飾っておくならこのDVD-BOXが一番だ。テレビ放映からすでに8年、あの騒ぎをリアルタイムで体験しなかった世代には、ぜひ改めて日本中のアニメファンにこの作品が巻き起こしたセカンド・インパクトは果たして何だったのか、肯定否定両面から考えてほしい。
『エヴァ』については他にも
オリジナルネガテレシネコンポーネントデジタルニューマスターという舌を噛みそうに長い技術によってリニューアル発売された
とも書いている。…まだ根に持っているのかもなあ。なお、唐沢俊一の『エヴァ』の見方に関して気になる点があるので、後日指摘しておきたい。
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