グッド・ジョブズ!
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・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」、「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。
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・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関する情報をご存知の方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。
karasawagasepakuri@yahoo.co.jp
●スティーブ・ジョブズの死について、唐沢兄弟がそれぞれ文章を書いている。
お兄さんが書いているジョブズの闘病の様子を読むと、忌野清志郎の「追討」を思い出す。唐沢俊一も西洋医学をさほど信用しているように見えないから、ジョブズや清志郎を揶揄するかのような書き方をする理由がよくわからないのだけど(しかも清志郎については事実を誤認している)。あと、CNNの調査を紹介したくだりは途中からコピペになっている(CNNの元記事が消滅しているので「コンテクスト天気予報(B)」を参照)。…いつものことだが、人の死を悼むときにわざわざコピペする理由がわからない。
twitterでジョブズの訃報に関連して『電脳なをさん』のことを語っている人が多くいたのは興味深かった。認知度高いんだなあ(『週刊アスキー』今週号もジョブズネタだった)。「からまんブログ」で貼られている画像は「帰ってきたスティーブジョブズ」(『電脳なをさん』VOL.68)のもの。ちゃんとブレスレットを使うぞ。まさに作品を代表する名キャラクターでした。ジョブズといえば唐沢なをき、ビル・ゲイツといえば桜玉吉。
●既刊から今まで紹介できなかったネタを拾っていく。
その1。唐沢俊一・村崎百郎『社会派くんがゆく! 乱世編』(アスペクト)P.174で、唐沢が「恋愛は二十歳になってから」というコラムを書いているが、その中に以下のような一節がある。
恋愛はタバコやアルコールと同様、二十歳になるまでは禁止とすべきだろう。いや、二十歳過ぎたからといって、すべての人間に恋愛を許しては世の中が混乱する。正しく自分の意識をコントロールできるか、あるいは自分が相手にふさわしいレベルにある人間か、厳しいテストを実施しなくてはいけない。
で、「大恋愛事件」を起こした唐沢俊一は恋愛する資格があるのだろうか。唐沢の発言を見る限り、あれはむしろ「大片思い」と呼ぶべきなのでは?と思うし、奥さんとの別居にもこの件が関係しているという見方もあるようなないような。ドンファンに向かって野暮なポリスマンのように恋愛禁止と言うのはつらいけど。
なお、『乱世編』P.171には、
唐沢 この連載が続いていて、先に刺されるのは間違いなくオレの方だからね(笑)。
という今見ると笑えない発言もある。
●その2。
『と学会年鑑2002』(太田出版)に収録されている「第10回トンデモ本大賞発表」では、渓由葵夫『奇想天外SF兵器』(新紀元社)がいかに間違いだらけであるかが語られているのだが(結局第10回トンデモ本大賞を受賞した)、唐沢俊一が次のような発言をしている。P.230〜P.231より。
でも、感心するのは少なくとも全部、自分で文章を書いていることはわかりますね。普通、引き受け仕事をするライターさんてのは(原文ママ)ネットで検索した文章をそのままカットアンドペーストして原稿をデッチあげるんだけど、それやったら(原文ママ)ここまで間違えられない。ちゃんと資料読んだ、といばっている言葉にウソはないですよ。
なるほど。その理屈で考えれば、唐沢俊一も「自分で文章を書いている」「ちゃんと資料読んだ」のだろう。だからこそP&Gがたくさんあるというわけだ。…しかし、「引き受け仕事をするライターさん」はもう少しいい仕事をしているんじゃないかなあ。唐沢俊一レベルの文章にはなかなかお目に掛かれないもの。
また、『奇想天外SF兵器』の中にある、『宇宙の戦士』の作者がアーサー・C・クラークになっているという大ミスが再三にわたって突っ込まれているが、唐沢俊一・志水一夫『トンデモ創世記2000』(イーハトーヴ出版)P.208では、『風と木の詩』の作者が萩尾望都になっているという大ミスが発生している。「と学会」の幹部が2人揃ってたのにね。
なお、『と学会年鑑2002』の中で、片瀬捨郎(本の中の表記に従った)氏が、あすかあきおと『ワンダーライフ』の志波秀宇編集長からもらった手紙をそれぞれ読み上げているが、これって大丈夫なのだろうか。著作物上で私信を公開してしまっているわけだが。それと、片瀬氏が唐沢俊一と志水一夫の推薦で「と学会」に入会したこともプロフィール欄に書かれていた。念のために書いておくと、片瀬(芝崎)氏からはその後連絡はありません。
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