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karasawagasepakuri@yahoo
唐沢俊一と日垣隆の共通点が「盗用」「自己愛が強い」「誤字が多い」の他にもうひとつある事に気づいた。
それは「忙しいアピールが激しい」ということである。1日で26本の締め切りってなんなんだ(togetterを参照)。日垣の最近の連載といえば『週刊現代』のコラムしか思い浮かばないのだが…。あ、こないだ『新潮45』でルポを書いているのも見たな(謎の多すぎるリビア行きの話も少し出ていた)。それでもどうやったら26本まで行くのか。特ヲタとしては、「日垣隆、26の秘密!」などと考えてしまうが。途中でウヤムヤにならないでほしいものだ。
ただ、日垣のアピールはtwitterでのことだし、「あくまで自分の中での締め切りなんです!」と弁明すれば苦しくても一応話は通じるかもしれないが、唐沢俊一の「忙しいアピール」は商業誌で堂々とやっているので実は日垣よりもスケールが大きかったりする。『ラジオライフ』2009年12月号の近況欄より。
年末進行が何と今年はもう始まった。単行本3冊、死なないで何とか仕上げるにはどうしたらいいかと考える毎日。
唐沢俊一は2009年6月に『博覧強記の仕事術』(アスペクト)を出して以降、単著を出していない。2010年3月に出るはずだった『本を捨てる!』も頓挫してしまった模様。来月2年ぶりに出る予定の新刊の発売が待たれる。
もうひとつ、『ラジオライフ』2010年12月号より。
書き下ろし小説の仕事で原稿書きに悲鳴中。その他、と学会結成20周年記念出版企画も目白押し。請うご期待ではあるが打ち合わせ連続でバテまくり!
今度は「書き下ろし小説」。「と学会結成20周年記念出版企画」は来月出るようだから、これは一安心だけども。…でも、最近の「と学会」の本の中で唐沢俊一はそれほど文章を書いていないのが不安要素ではある。山本弘会長が半分以上書いているんじゃないかと。
唐沢にしろ日垣にしろ、どうして「忙しいアピール」をするのかよくわからない。一歩間違えば「スケジュール管理ができてないんじゃね?」と思われかねないのに。それに、世の中の大多数の人は目の回るほど忙しい日々を送っているわけだから、「わざわざアピるほどのことか?」とも思う。明日までに26本の締め切りがあるのに頻繁にツイートする余裕があるのはある意味素晴らしいと思いますが。
でも、素人なりにライターの立場になって考えると、「忙しいアピール」をする必然性はあるとも考えられる。「コンスタントに本を出す」のがいいライターなのだとしたら、同じように「締め切りに追われている」のもいいライターの条件、と言えるのかもしれないし、唐沢や日垣はそのように考えているからこそ「忙しいアピール」をしているのではないか。まあ、「そんなに売れっ子ならうちも頼んでみようか」と考える編集者もいるかもしれないが…。唐沢も日垣も50歳を過ぎているのにそんなに忙しいというあたり、ライターという職業の苛酷さがしのばれる。お二人ともがんばってください。
では、今回も唐沢俊一の文章を紹介しておく。宇野誠一郎の「追討」より。
…どうもこの「追討」は脱線してばかりで、「それは関係ある話なのかなあ?」と読んでいて困惑させられた。唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板でもその点を突っ込むレスがいくつかあった。
そして、残念ながらミスもあった。
だから、宇野氏作曲の主題歌にはプロ歌手でない歌い手が起用されて
いることが多い。『ふしぎなメルモ』は出原千花子、『とんちんかんちん
一休さん』は相原恵という、どちらも小学生の歌唱だし、『さるとびエッ
ちゃん』は増山江威子、『ははうえさま』は藤田淑子という、声優が
歌っている。要するに、宇野氏が望んだのはプロ歌手の予定調和な、
完成された歌い方でなく、どこか素人故にひずみがあり、そのひずみ
が想定外の面白さを生むという効果だったのだろう。
『とんちんかんちん一休さん』を歌っていたのは相内恵。藤田淑子は『ははうえさま』以外にも結構歌っているけれど。でも、声優って歌は素人なんだろうか。最近は歌の上手い声優さんも多いけど。
私の狭い経験でも、テレビや出版の現場において、最近は内容や演出に
間違いを許さず、逸脱を許さず、能率を重んじて細かい食い違いを
チェックしてばかりいる風潮がはびこりつつあるように思える。
安全ばかりを気にして、不安情報を、新たなものを生み出すチャンス
ととらえることが出来ない。
「不安もある渾沌とした世界を持とうよ」
という宇野氏のメッセージは伝わりにくくなっているのかもしれない。
「グレーゾーンが、今こそ大切だと思うんです」
こーゆー、「混沌好き」もしくは「秩序嫌い」というのは、ある意味ベタですね。「鬼畜」というわけでもない。
しかしながら、忘れてはならないのは、「混沌」を上手く表現できるのは基本をきちんとこなせる人間だけ、ということである。未熟な人間がデタラメをやったところで美しくも面白くもない。むしろ基本をこなせる人間にしか「新たなものを生み出すチャンス」はめぐってこないのではないか。
唐沢俊一は「雑学はアヤシゲなところが魅力」とガセビアの多さを自己弁護するかのようなことを言っているが、唐沢のガセビアのほとんどは最低限のリサーチ(ググる程度でもいい)をしていれば防げた、ただの怠慢から来る間違いでしかないのだ。「混沌」などという大層なものではない。別に自分は粗探しをしているつもりはなくて、「唐沢さん、あなたにはしっかりとしたベースとなるものがあるんですか?」「本当に実力があるんですか?」とずっと疑問を投げかけ続けているだけなんですけどね。…いや、もちろん実力はあると思ってますよ、ええ。
先のライナーによれば、『明日を信ずる歌』を聞いて一家心中を思い
とどまった家族がいるという。人は明日何が起こるかわからないから
死ぬのではない。明日も明後日も何も起こらないと思うから死ぬので
ある。何が起こるかわからない渾沌をこそ財産と教えてくれた
宇野氏の曲を子供時代聞き続けていたから、今日もなお、私は
生き続けていられるのかもしれない。心から感謝を捧げたいと思う。
R.I.P.
…意味がわかるようなわからないような。何を考えてようが人間は死ぬ時は死ぬんじゃ?などと殺伐としたことを考えてしまった。
それにしても、子供時代に宇野誠一郎の曲を聴いて「渾沌をこそ財産」と思った唐沢俊一少年は凄い。早熟だなあ。
テレビ放送初期のドラマなので映像は現存してないらしい。
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