くぼたん。
棒状の護身グッズのことではない。
つい先日、「朝日新聞」に唐沢俊一が登場し、その記事を久保田裕(皆神龍太郎)氏が担当していたことが唐沢ウォッチャーの注目を浴びた。
「もしかすると、他にも久保田さんが唐沢さんの記事を担当したことがあるのかなあ」
ふと疑問に感じたので、大きな図書館に行って朝日新聞の記事データベース「聞蔵Ⅱビジュアル」で検索をかけたところ、こないだの記事以外に2件ヒットした。おお、以前にもあったんだ。
まず1つめは「朝日新聞」2006年11月20日夕刊に掲載された「はりはり鍋」の記事。「雑学と物知りで知られる」唐沢俊一が道頓堀の料亭「西玉水」に行ってクジラ料理に舌鼓を打った模様が記事になっている。記事の中にある唐沢俊一による「西玉水」のクジラ料理の評。
大阪の食文化が口の中に溶けて広がる感じ。これはもはやクジラとはいえず、他のおいしい何ものか
クジラ料理全般を貶めているようにも読めるのだが…。
ちなみに「裏モノ日記」2006年11月11日に取材の模様が書かれているが、確かに「朝日新聞のK田氏」が出ている。
なんとかはりはり鍋と、それを口にする私の写真を撮り、カウンターに席を移して大将の話を聞く。生さえずりの刺身の旨さもひさびさ。K田さんにも語ったが、この旨味がわかるには、単に舌が肥えているだけでなく、日本の鯨食文化への造詣が必要。私などはまだまだであるが、カウンターで、若い女の子連れで食べに来ていたおっさんが、鯨カツを食べて
「これが一番旨かった」
と言っていた。こういうのは単にノスタルジーで鯨を食べているだけなのである。
交通費も支払ってもらい、裕福な気分になる。
「アゴアシつき」で他人をバカにしているのだから好感は持てない。
もうひとつは『AERA』2003年12月29日・2004年1月5日合併号に掲載された「発売半月余で10万部突破 受験生「萌える」単語集」という記事である。もはや既に懐かしいが『もえたん』の話題である。幸いにもこの記事はネット上でも読むことができるので、みなさんもどうぞ。
久保田氏が担当したこの記事には、「オタクや少女文化論に詳しい評論家」の唐沢俊一がコメントを寄せている。…少女文化論って『美少女の逆襲』のことか?
今の子どもは、はしよりも先にゲーム機の使い方を覚え、世界名作を読む前に、萌え系アニメに目覚めている。そんな彼らにとって大学受験がつらいのは、勉強そのものではなく、勉強している間はオタク的なものから離れねばならないということ。オタク趣味にからめて覚える気を起こさせる英単語集が出れば飛びつくのは当然
ホラを吹くな、ホラを。受験生がみんな「オタク趣味」の持ち主であるかのような書き方をしているのがおかしい。まあ、DSのタッチペンは1本だから箸よりは使いやすいかもしれないけどね(冗談)。「萌え系アニメ」ってどんな作品なのかわからないしなあ。
久保田氏が唐沢のコメントに突っ込みを入れなかったのもどうかと思うが、
来春は、もえたんを手にした新入生たちが、大学の校門をたくさんくぐることだろう。
という締めもどうかと思った。ジョークなのかマジなのかわかりづらいな…。
ついでに、木元俊宏(植木不等式)氏が唐沢俊一を担当した記事も検索してみたら、1件ヒットした。『AERA』2001年10月15日号掲載の「強く美しく怪獣を描くイラストレーター・開田裕治の世界」という記事で、「と学会」会員(当時)が「と学会」会員を記事の対象にし、さらに「と学会」会員がコメントを寄せているという、まさに三位一体!としか言いようがない記事であった。もっとも、「聞蔵」にヒットしたのは記者の名前が書かれた記事だけだから、久保田・木元両氏が関与した唐沢俊一の記事は実はもっと多いのかもしれない。
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