唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

朝日のようにさわやかに。

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 8月20日のエントリーに「ロン・ジェレミー」さんから大変興味深いコメントをいただいたのだが、どうやら唐沢俊一朝日新聞書評委員をしていたことについてもう一度整理しておいた方がいいように感じた。この件に関しては『検証本』VOL.1、VOL.2でも取り上げているので興味のある方はそちらも参照していただきたい。


(1)木元俊宏氏が唐沢を書評委員に推薦した?
 この情報は伊藤剛さんが朝日の記者から直接聞いたとのこと(2008年8月28日の記事のコメント欄を参照)。木元氏は同様に唐沢を手塚治虫文化賞の委員に推薦していたという。朝日新聞に「ともだち」がいるといろいろといいことがあるのだろうか(参考までに書いておくと、唐沢俊一が主要紙に登場した回数を比較すると「朝日新聞」がダントツで多い)。
 ロン・ジェレミーさんは、唐沢俊一を担当していた記者はその責任を問われたというようなことを書かれていたが、この記者が木元氏であるかどうかまではわからない。邪推するならば、木元氏が2008年に「と学会」を退会したのもこの件が関係しているのかもしれない(木元氏は志水一夫追悼本に寄稿していたので「と学会」とは現在も良好な関係にあるようだ)。


(2)書評委員を謹慎した件
 「アフリカという国」の強烈さが目立っているのだが、個人的にはこの事件が一番重大だと思う。唐沢俊一は『新・UFO入門』からの盗用が発覚した2007年6月から10月末まで「朝日新聞」の紙上で書評をしていないのだ。唐沢はその後復帰し、2009年3月の任期満了まで書評を続けたのだが、朝日新聞がどうして唐沢の復帰を認めたのかはよくわからない。漫棚通信」さんとの交渉が決裂したのはみなさんご存知の通りだしね。…っていうか、主要紙の書評委員が任期中に不祥事を起こして謹慎したことって今までにあるのだろうか? 


(3)書評する本のオビやまえがきに書かれていることをそのまま書いている
 ロン・ジェレミーさんによると、朝日新聞校閲は唐沢の文章に問題があることに気づいていたようだから、もしかするとこれにも気づいていたのかもしれない(事例その1事例その2)。レベルの低い仕事だなあ、と思うが、実はこの人は昔から同じ事をしていたのであった。


 あとは、「謎の自主規制」「それを朝日新聞のせいにする」というのも味わい深かった。書評の内容のヒドさをひとつひとつ取り上げていると大変なので、一例として以下のエントリーを挙げておく。

ウディ・アレン『羽根むしられて』
映画史とパブリック・ドメインについてのヘンな認識
 あと、書評ではないけれど、「朝日新聞」紙上でのヘンなコメントも参考までに。


ソニー・ロリンズ/朝日のようにさわやかに AO-105

ソニー・ロリンズ/朝日のようにさわやかに AO-105

あささわDX

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