唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

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 さて、今日は唐沢俊一の新刊『本を捨てる!』(朝日新聞出版)の発売予定日なので、ちゃんと発売されているかどうか後ほど都心の書店に行ってチェックしてみたいと思います。ちなみに、『本を捨てる!』の内容はbk1によると次のようなものらしいです。

「1万冊を超えたら本棚の内容は分からなくなる」など、実体験から得た本の整理方法と、それによる知的生活のスタイルの変化を語る。

 これだと『博覧強記の仕事術』とカブらないかなあ。


 本文は休止しているのになぜか「追討」だけは続いている「裏モノ日記」。先だってピーター・グレイブスも「追討」されていた。この「追討」のおかしさについては既に藤岡真さんが指摘されているが、自分も少しだけ補足してみたい。

本名ピーター・アーネス。実兄が『ガンスモーク』のジェームズ・アーネス。
兄弟そろってテレビの大ヒット作で主役をやっているというのが凄いが、
もし兄が先にテレビ界入りしていなければ、こういう職業を選んだだろうか。
兄はジョン・ウェインを面長にしたような、スターっぽいご面相である。

映画界入りしてしばらくはB級もの専門。かの有名なピンポン目玉の
宇宙人が登場する『宇宙からの殺人者』(1953)にも主演している。

 ここを読んで「あれ?」と思った。だって、ジェームズ・アーネスも『遊星よりの物体X』で怪物(The Thing)を演じているのだ。つまり、兄弟そろってB級SF映画にも出ているわけで、どうしてそのことに触れないんだろう、と少し不思議。

その他出演作品は山のようにあるし、中にはチャールズ・ロートン監督の
狩人の夜』のような名作もあるのだが、さてどこに出てきたか、と
言われると印象は極めて薄い。もし、『スパイ大作戦』の代役主演の話が
なければ、売れない俳優で終ってしまった可能性大、なのではなかろうか。
結果的に彼はその地味さを逆に活かして名演技のハマり役にまで
この役を育てたわけだが。
運命というのはわからない。

 ピーター・グレイブスは『狩人の夜』で銀行強盗を働いた男を演じている。彼が死刑になった後、刑務所で同房だったハリー・パウエル(ロバート・ミッチャム)が隠された金を奪おうと未亡人(シェリー・ウインタース)と子供たちに近づくわけである。…グレイブスは映画の冒頭にしか出ていないものの、しっかりと印象に残る演技をしていると思うのだけど。まあ、唐沢俊一もうっかり忘れているんだろうね。よもや見ていないのに知ったかをしたということもあるまい。自分が指摘したら「あーっ、あったあった」と思い出してくれると信じている。

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