唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

延期なんて縁起でもない。

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・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。


 土曜日に唐沢俊一検証プレイベント」に参加してきました。今後の方針がなんとなく見えてきた感じ。とりあえず次回のイベントは8月に開催する予定で、そのとき自分は何らかの企画をやるつもりでいます。


 唐沢俊一の新刊『本を捨てる!』3月19日朝日新聞出版から出るらしく、ネット上でも予約が始まっていたのだが、ふにゃにゃさんが朝日新聞出版に電話で質問したところ、発売が延期になったという返答があったとのことで、発売日には都心の大型書店めぐりをする予定だった自分としても困ってしまった。
 そこで今日書店に出かけたときに、朝日新聞出版の3月の新刊案内をチェックしてみたところ、『本を捨てる!』の情報は全く載ってなかった。…これはもう延期は確定だろう。新刊案内には載っていないのにネット上で予約を取っているというのがよくわからないんだけど、HMVのリストを見ると『本を捨てる!』以外にも新刊案内に含まれていない本がいくつかある。おそらく、参照したデータが違うんだろうな(HMVのリストの情報が古いのだろうか)。ちなみに、『本を捨てる!』の予約を取っていたe-honでは予約受付を既に終了している(Amazonでは最初から扱われていない)。ちゃんと出てくれればいいなあ。


 しかし、唐沢俊一の本の発売が延びるのは別に珍しいことではない。予約を取っておきながら発売されないというのは初めてかもしれないが、たとえば、『新・UFO入門』は本来の予定から半年遅れて発売されたことを唐沢俊一本人があとがきで書いている。また、本を出版することが決まっていたにもかかわらず結局発売されなかったケースも複数存在する。「裏モノ日記」2000年9月6日より。

なんだかんだで、もう来年の出版予定もかなり埋まってきた。年内に、朝日新聞社手塚治虫評論本と、海拓舎の都市論本、それに二見の純文学(笑)書き下ろしの三冊はさんざ待たせた編集さんたちへの義理で死んでも出さねばならぬ。今年後半はこれらで忙殺の予定だが、しかしこのヨオロツパ旅行の後にも、長野だの京都だの神戸だの金沢だのへのツアー予定をどんどん入れている。私という男は仕事がつまった合間を縫ってのレジャーに燃える(と、書くと編集者各位が読んで怒るかもしれないから、レジャーの合間の仕事に燃える、と訂正する。あ、もっといけねえか)性格らしい。

 驚くべきことにここで挙がっている3冊の本は10年近く経ったにもかかわらずすべて出ていない。「手塚治虫評論」も「都市論」も「純文学」も読んでみたいのになあ。ただし、海拓舎からは2003年に『壁際の名言』が出ているので、「都市論」がスライドしてこの本になった可能性はある(内容が違いすぎるけど)。編集者への義理を果たすためにぜひとも死ぬまでに書き上げてほしい。
 Karasawafan@ウィキの「企画書2009」を読むと、唐沢俊一の打ち合わせ好きと企画の実現しなさっぷりに衝撃を受けるのだけど、どうも唐沢俊一という人は企画を通したらその時点で満足してしまうのではないか?と思われてならない。…いや、本を書かなきゃどうしようもないんだけどね。この辺の心理はなかなか興味深いけれど、いったん企画が通った本がちゃんと書かれないと出版社や編集者に多大な迷惑をかけてしまうことをわかっているのかどうか。


 …ともあれ、『本を捨てる!』がいずれ発売されることを心からお祈りする。これで19日に出ていたらちょっとしたサプライズなんだけど。それから「裏モノ日記」1月21日には次のようにある。

数社の担当さんにいろいろメール。
予定だけで4冊、申し出あったもの(企画の復活)入れると5冊。
執筆への専念にしばらくどこかへ籠るか。

 『本を捨てる!』以外にも4冊出る予定なのか。楽しみだなあ。