学学部ル部ル、マジ学科り。
・「コミックマーケット77」3日目(12月31日)、「西1ホール り-42a」で、サークル名「西理研」で参加します!
・『唐沢俊一検証本VOL.1』、通販受付中です。タコシェの店頭でも販売中です!
・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」、「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。
『FILM1/24』を発掘したり『社会派くんがゆく!疾風編』を買ってきたり、ネタはたくさんあるものの、とりあえず今日は小ネタをいろいろ。今週は雑誌も出るし、コミケの準備もあるし、年内に消化しきれるのかどうか。…この期におよんでネタが尽きないのは本当に凄い。
・「howdygoto's enjoy PHOTO」というブログに背後霊のような唐沢俊一がいるのだが、同じブログにある写真を見て驚いた。この人、「ウォルターさんのなりそこない」だよ! 「ウォルターさんのなりそこない」というのは、夏コミで唐沢俊一のブースにいた執事のコスプレをした売り子のことなんだけど、そうか、「あぁルナティックシアター」の団員だったのか。「裏モノ日記」では「もやし」と呼ばれている。唐沢俊一が年下のオタクに対してどんな態度をとっているのかを考えると不安になるけど、頑張ってほしいところだ。俺もコミケでどんなコスプレするか考えないと。
・で、その「あぁルナティックシアター」の20周年公演のお知らせには唐沢俊一のプロフィールが書かれている。
1958年、北海道生まれ。青山学院大学文学部英文科卒。
はいー?(右京さんっぽく) あなた、自分で
……と、ここまで書いて、自分が大学時代、教育学部であったことを思い出した。
って書いてたじゃないか(詳しくは10月16日の記事を参照)。この時は「“文学部教育学科”の間違いなんだろう」と好意的に解釈しようとしたけど、こうなるともうフォローできません。青学に入学したことすら疑わなければいけないのだろうか…。
・「裏モノ日記」12月16日より。
『ヤマト復活編』のせいで昔のヤマトの話題があちこちマイミク
さんの日記や、ボイス機能(これ、出せなくできないのかあ)で。
普段であればホイホイとコメントを書き込むのだが、忙しくてそれも
出来ず。森雪が最後に生き返るシーンは放映当初から賛否両論だったが
私は賛成派であった。生き返る理屈がない、という反対派の
意見に対して、あの前のシーンで沖田が死んでいる、
つまり、再生した地球の未来は沖田たち老人世代から古代や森の
若者世代へとその運命を託し繋げた、という、この作品の
テーマをあの森雪の再生は表しているので、ここは何としても
生き返らなければダメなのだ、というのが私の主張であり、
フレイザーの『金枝篇』まで持ち出して擁護したなあ。
リアルでない、というならそもそも宇宙空間を戦艦大和が飛ぶって
ところに文句つけるべきだろう、とケンカ腰になったり。
あの当時は熱かったものである。
『宇宙戦艦ヤマト』の話に『金枝篇』を持ち出したのかあ。そういえば、『古本マニア雑学ノート』ではこんなことを書いていた(詳しくは2008年10月28日の記事を参照)。
ここで、僕のそれまでの古書趣味が大いに役立った。例えば、スペースオペラのことを語るにしても、当時、日本のスペオペの最大の紹介者だった野田昌宏氏の『宇宙の英雄たち』『宇宙船野郎』などという、基本的著作を読んでいる者は、同世代にはほとんどいなかった。これらはそのころすでに、出版社にも在庫がほとんどなくなっていた本だったのだ。ハヤカワSFシリーズも同様。これらを古書店で手に入れ、読んでいた僕は、新参者ではあったが、たちまちその同好会のリーダー格になった。それまで個人の趣味に過ぎなかった読書が、他人に対する力になったのだ。周りの人間や、両親にまで、“暗い”とか言われていた本への執着が、初めて、世間的な価値になることを知ったのである。当然のことながら、そこでの活動に大いにハマった。
ちなみに、野田昌宏は『宇宙の英雄たち』という本を書いていない(『SF英雄群像』の誤り?)。…こういったやりくちを見る限り、唐沢俊一は『ヤマト』を熱心に見ていなかったんじゃないか?と思えてくる。だから、『金枝篇』とか野田昌宏とかを持ち出して他のファンに対して上位に立とうとしたわけだ。でも、このやりくちは、唐沢が忌み嫌っているアカデミズムのやりくちに悪い意味で似ているのではないだろうか。つまり、オタク文化を学問的に解釈しようとする手法だ。もちろん、普通の学者はオタクに対して上位に立とうとしているわけではないし、そういった手法をとること自体は問題ではないが、知識も経験も無い人間が他者に対して上位に立ちたいがために無理してやってしまうと大怪我をするというのは唐沢俊一が見事に証明している。それこそ『金枝篇』と『さんせう太夫』を結びつけてガセを書いてしまっているし。…じゃあ、なんだ。唐沢のアカデミズム批判って、自分にできないことをやっている人へのやっかみにすぎなかったのだろうか。大学でちゃんと勉強すればよかったのに。…それにしても、当時の唐沢と話をするのってとても面倒くさそう。
とはいえ、その頃からいっぱいいた設定派、考証派、リアル派に対して
私は徹頭徹尾、“ウソ派”であった。
「リアルなものが面白いわけがない、面白いのは“リアルぽい”
ものなのだ」
というのが当時の持論だった。後で“アレ?”と首をひねられようと、
ツッコミを入れられようと、見ているその時にハラハラドキドキ
させさえすればいい。
これは、“雑学はアヤシゲなものほど面白い”という、後の文筆業
の際のモットーにもつながってくる。
フィクションと雑学を一緒にされてもなあ。それに唐沢の雑学は「アヤシゲ」どころか「明らかなウソ」だから。「ツッコミを入れられようと、見ているその時にハラハラドキドキさせさえすればいい」というのは開き直りが凄すぎる。見ている時に面白く感じても、後から間違いだったと気づいたときのガッカリ感の半端なさを唐沢にもわかってほしい。この、責任を取るつもりのなさ、というか「あとは野となれ山となれ」的な考え方というのはライターとしてはマズいんじゃないかなあ。…まあ、どの職業に就いたとしても大変だとは思うけど。
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