唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

「唐沢俊一検証blog」一周年(前篇)。

 唐沢俊一検証blog」がスタートしてから今日でちょうど1年になります。みなさんのおかげでここまでやってこられたと思っています。本当にありがとうございます。
 それにしても、我ながら凄いと思うのはネタが全然切れないこと。1年間コツコツ更新し続けてもまだまだ全然終わらない。いや、本当に凄いのは唐沢俊一だ。ネタの宝庫にもほどがある。もう1年やっても終わらないかもしれないね。

 さて、今回と次回、二回にわたってこの1年の「唐沢俊一検証blog」の歩みを振り返ってみたいと思う。最近になって当ブログを知ったという方はダイジェストとして、長いこと読んでいただいている方には今一度唐沢問題を振り返る意味で読んでもらえればうれしい。自分としても今まであまりにも多くのことが起こりすぎてわけわからなくなっているので、一度整理してみたかったしね。


・2008年7月11日「唐沢俊一の小説「幽霊のいるぼくの部屋」について」


 当ブログ最初の記事では『怪奇トリビア』(竹書房文庫)に収録された唐沢俊一の短篇小説を取り上げた。まあ、お世辞にも褒められた出来ではなく、だからこの後『血で描く』の内容がアレな感じだったときも、自分はまったく驚かなかった。でも、

彼女が階段を上がっていったとき、発車まぎわの地下鉄に飛び乗ろうとした客が、上の方から猛スピードで駆け降りてきた。
普通の人ならよけようとするだろうが、彼女は、ここは昇り階段で、自分によける義務はない、と言うように、あえてそのまま上がっていき、追突されたのだった。

このシーンだけは何度読んでも面白い。真正面から「追突」されたのか。


・7月29日 「唐沢俊一が『給与明細』に出演していた。」


 唐沢俊一テレビ東京系の深夜番組『給与明細』にゲスト出演したときの模様を検証した。披露した雑学がガセだらけだったのはいつも通りだったが、番組の最後に

※今回紹介したのはあくまで雑学です。全てが裏付けの取れた事実とは限りません

というテロップが出たのには笑った。


・8月17日   「コミケで唐沢俊一のブースに行ってきた。」


 去年の夏コミで唐沢俊一を初めてナマで見たのであった。ブースの中の唐沢俊一とてもおとなしそうにしていたのを今でもはっきりと覚えている。そのおかげで、自分は唐沢俊一という人に対しては今でもわりと好印象を持っている。ガセとパクリと自慢さえしなければねえ。ちなみに、そのときの自分の格好は「長髪・ヒゲ・野球帽」の3点セット(イメージ画像)だった。まあ、顔が濃いから若干似ているような気がするだけの話。足関も使いたい。「オールバックにスーツ」(イメージ画像)に飽きたらまたやってみよう。…いや、こっちの方は人に言われたのであって、自分で似ていると思っているわけじゃないからね。

413 名前:無名草子さん[] 投稿日:2009/06/25(木) 19:03:06
検証班氏はイケメンっつーか、一番らしくない人で驚いたけど。
ちょっと例えは悪いけどアングラで70年代新左翼っぽい発言をしてる人が
素顔を晒すと、実はバリバリのホワイトカラーで常識人でした、みたいな。
んーと、ちょっと三上博史似?顔じゃなくてスタイルが。


・8月22日 「唐沢俊一『血で描く』を読んでみた。」


 小説自体がつまらないことよりも、『血で描く』という小説が唐沢俊一が本当に書きたいものだったとは思えない点が問題なのではないか。もしまた小説を書くのであれば私小説を書いたらいいと思う。


・8月26日 「DAICONに大根役者あらわる。」


 去年の夏最もホットな話題だった「DAICON逃走事件」である。藤岡真さんから逃げただけでなく、「裏モノ日記」での言い訳、mixiで降臨、などなど唐沢俊一コンスタントに燃料を投下していくのが凄かった。また、浪切ホール→なんば、という不可解な逃走ルートをめぐる謎解きも盛りあがった。実はこのときに唐沢俊一=天然」と確信したのだけど。


・9月11日 「『禁盗作コピペ病』で唐沢俊一の盗作事件が検証されていた。」


 唐沢俊一の盗用問題の書籍化第1弾である。


・9月18日 
「岡田斗司夫検証blog。」


 伊藤剛さんが『BSマンガ夜話』の出演をキャンセルされた問題である。問題自体はその後当事者同士の話合いによって解決したらしいのだが、当ブログが岡田斗司夫と「と学会」も検証対象に含める切っ掛けとなった事件でもあった。


・10月6日 「『唐沢俊一の古今東西トンデモ事件簿』連載最新回でパクリ発覚。」


 『ラジオライフ』2008年11月号掲載の『唐沢俊一古今東西トンデモ事件簿』で盗用が発覚。その後、J-CASTニュースでも報じられる騒動となった。


・10月7日 「『唐沢俊一のトンデモ事件簿』パクリ疑惑・その1。」


 発売されたばかりの単行本『唐沢俊一のトンデモ事件簿』(三才ブックス)でも盗用が発覚。この件に関連して、唐沢の担当編集者である豊田拓臣さんに電話で質問させていただいたのだが、豊田さんはその後三才ブックスを退社してしまった。今でも唐沢とは仲良くしているらしいが。


・10月23日 「東大で唐沢俊一に声をかけたのだが。」


 東大で行われた講義にモデレーターとして参加していた唐沢俊一に盗用について直接質問してみた。ちょっと話をしただけなのに長々と答えられたのでビックリしてしまった。直接会って話すとわかることがたくさんあるから、夏コミも楽しみだ。


・10月28日 「唐沢俊一は『宇宙戦艦ヤマト』のファンではなかった。」


 唐沢俊一はまだ「『ヤマト』ブームは自分が起こした」と持ちネタにするつもりなのだろうか。


・11月9日 「対談が終り、世界の終りが始まった。」


 唐沢俊一岡田斗司夫の『オタク対談』が最終回を迎えた。一応再開される予定のようだが、あのようなレベルなら再開しないほうが賢明だろう。


・11月17日 「一応ご報告。」

 著作権侵害の疑いのあったロフトプラスワンでの出版評論社主催のイベントが延期(実質的に中止)となった。出版評論社は過去にもイベントで『ガンダム』や『ヤッターマン』を上映しているが、あれも許可は取っているのだろうか。


・11月18日 「1981年の「祭り」。」


 全7回に及ぶ「ガンダム論争」の検証がスタート。唐沢俊一の話と実際の論争があまりに違いすぎて愕然とさせられた。


・11月26日 「あの日のロフトプラスワンに行くのはもっとも危険なゲーム。」


 唐沢俊一ロフトプラスワンで蔵書を売りさばくイベントを行った。電話越しに聞いたロフトの店員さんの薄笑いが今でも忘れられない。…そういえば、その後「第2次、第3次」の放出はあったのだろうか。


・12月9日 「痴愚人退散。」


 唐沢俊一エラスムスを「ギリシアの哲学者」とする大ボケをかまし町山智浩さんに笑われる羽目に。ちなみに、冬コミで唐沢に『痴愚神礼讃』を差し入れしたのはこのことがモトネタ。


・12月14日「ニュースサイト風に。」


 『ハッカージャパン』2009年1月号掲載の『インターネット法律ファイル』で唐沢俊一の盗用問題が取り上げられた。


・12月18日
「『「パクリ・盗作」スキャンダル事件史』で唐沢俊一のことが取り上げられていた。」


 唐沢俊一の盗用問題の書籍化第2弾。筆者の松永英明氏に当ブログを情報源のひとつとして挙げていただいたことに驚くやら恐縮するやら。


・12月26日 「『星を喰った男』にまつわる疑惑。」


 潮健児氏の自伝『星を喰った男』が文庫化された際に何故か著者の名義が変更されていた問題について検証した。この問題は再度取り上げるつもりだ。


・2009年1月2日 「冬コミのてんまつ」


 冬コミ唐沢俊一の記憶力チェックをやってみた。雑学はともかく人の顔を覚える能力はあるようだ。2度も直接会って話をしているんだから、唐沢が自分を怖がるはずなんてないと思うんだけどね。


…これでやっと半分だが、本当にいろいろあったなあ。波乱万丈だ。次回は残り半分と今後の展望を書くつもり。できれば夏コミ情報も。