「唐沢俊一検証blog」一周年(後篇)。
前回に引き続き、当ブログのこの一年を振り返っていく。
・1月29日 「山本弘検証blog。」
山本弘会長が著作権を誤解し軽視していることに驚かされた。「会長もトンデモだ」という意見をよく聞くので、機会があれば第2弾をやるかもしれない。
・2月14日 「最高の時をともに過ごし、最悪のものが残される。」
唐沢俊一は青山学院大学を卒業しているのか?という疑惑について検証がスタート。結論は出なかったものの、いわゆる「前説事件」の日時が特定されるなど有意義なものとなった。学歴もさることながら、唐沢が自分の過去を語るたびに矛盾が出てくるのは本当に困る。最近では「80年代あたま」にライターとしてデビューしたことにしたいらしい。来年あたり「デビュー30周年」とか言い出さないか不安。
・2月25日 「また一応ご報告。」
フリーペーパー『pronto pronto?』で連載されていた『トリビア名誉教授唐沢俊一のビジネス課外授業。』の連載が終了。毎回ガセとパクリが混入していたから仕方がないだろう。なお、この件に関してプロントコーポレーションに電話で質問したところ、連載終了は『pronto pronto?』の誌面のリニューアルに伴うもので、唐沢俊一に問題があったわけではない、という返事を頂いた。
・3月6日 「ライアー!ライアー!」
ライアーソフトのゲーム『水スペ』で唐沢俊一がネタにされていた。…そういえば、このゲームまだ買ってないな。夏休みにやろうか。
・3月27日 「ダンウィッチ妻死霊のしたたり。」
『フィギュア王』№134掲載の『唐沢俊一のトンデモクロペディア』でまたしても盗用発覚。『フィギュア王』編集部には一応メールを送っておいたが…。
・4月27日 「唐沢なをき検証blog2。」
唐沢なをき『まんが極道』3巻(アスペクト)でふたたび盗用がネタにされる。そして、『社会派くんがゆく!』で村崎百郎は『まんが極道』3巻を褒めているにもかかわらず、何故かこの盗用ネタをスルー。2巻の時もまったく同じことをやっていたので、どうせなら4巻が発売されたときもスルーしてほしい。
・5月1日 「近頃の若い者は・その1。」
『オタクアミーゴスの逆襲』(楽工社)でも唐沢俊一と岡田斗司夫の「俺らスゴい若いやつらダメ」トークは凄まじかった(眠田直氏はそれほどでも)。YouTubeがある今となってはオタアミの歴史的使命は終わったと思う。
・5月2日 「あぁルナはわしが育てた。」
ゲスト出演している劇団を「うちの劇団」、2,3回ゲスト出演しただけのテレビ番組を「うちの番組」と呼ぶ唐沢俊一がウォッチャーに笑われてしまった。「うちのうちの詐欺」という名言も誕生。
・5月13日 「ゲゲゲのどろろー。」
『昭和ニッポン怪人伝』(大和書房)の検証スタート。メジャーなネタを扱えないことがバレてしまったのは唐沢俊一にとって大きな痛手だと思う。今年の冬にこの本を1冊丸ごと検証した『トンデモ『昭和ニッポン怪人伝』』(仮)を出す予定。
・5月26日 「「なんじが久しく深淵を見入るとき、深淵もまたなんじを見入るのである」」
「日本トンデモ本大賞」での本の販売をめぐって唐沢俊一と大内明日香女史がモメる。結局、この2人は仲直りしたのかどうか。この時期は松沢呉一さん、宅八郎さん、小谷野敦先生からコメントを頂いて感動するやら興奮するやら。余談だが、『聖母のいない国』(河出文庫)で紹介されていたメアリー・マッカーシー『グループ』(早川書房)をこの間読んでみたら非常に面白かった。小谷野先生、良い本を教えていただいてありがとうございます。
・5月27日 「山本寛監督が『オタクアミーゴスの逆襲』にキレた。」
ヤマカンの一件も面白いけど、『踊る!さんま御殿』での「岡田斗司夫って誰やねん?」事件はもっと面白かった。
・5月28日 「『機動戦士ガンダム ジ オリジン 画集 』の解説について。」
唐沢俊一が『機動戦士ガンダム ジ オリジン 画集』の解説をやったが、予想通りダメだったという話。もっと他に人はいただろうに。
・5月29日 「いいんだね?やっちゃって。」
ジュンク堂書店でのトークセッションに参加して質問することを予告。…それにしても、この時期はいろいろ起こりすぎだ。
・6月1日 「とにかくあたしのせいじゃない。」
天羽優子先生がキレてしまった一件。この件をブログで取り上げた幸谷智紀先生についても当ブログで記事にしてみた。
・6月7日 「「日本トンデモ本大賞2009」レポート。」
敵の本拠地まで出かけてきました。『サザザさん』をやるなら来年も行きたい。…しかし、この時の唐沢俊一は本当に元気があって、その2日後に入院するようにはとても見えなかった。
・6月8日 「コミケに当選しました!」
というわけで現在原稿を執筆中。締切が迫っているので慌て気味。昨日、裏表紙のイラストを見せてもらったけど、なかなかいい感じになっていた。詳しい内容については本が完成してからお知らせしたい。当初予定していた内容とは違ったものになるけど、こっちの方がいいんじゃないか?とは思う。
・6月12日 「トークセッションは中止になりました。」
唐沢俊一の緊急入院でトークセッションは中止になった。すぐに退院できたのはよかったが、あまり同情されずに疑われているのが唐沢らしいというか。
・6月28日 「ワシントン殺人事件・解決篇。」
長きにわたって唐沢ウォッチャーを悩ませてきた「ワシントン殺人事件」がついに解決した。「わからないときはわからないと素直に言おう」という教訓を我々は唐沢俊一から学んだ。
・7月10日 「1981年の「祭り」/ポケットの中も検証。」
唐沢俊一の「アニドウ」時代の文章を発掘。「アニドウ」時代については今後検証していくつもり。
…今年の上半期だけでいろいろ起こりすぎだよ。下半期はもうすこしまったりしましょうよ、ね?
さて、今後の展望について。…といっても、目の前にあるネタをひとつひとつ地道に検証していく、としか実際のところは言えない。本が完成すればいろいろやりたいことはあるんだけど…。あと、長い間やるやると言いつつ手をつけられていない『オタクはすでに死んでいる』検証もそろそろなんとかしたい。
というわけで、これからも「唐沢俊一検証blog」をよろしくお願いします。二周年めざしてがんばっていきます。三周年までには終わらせたいですw
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