唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

パチスロライターのパチスロ知らず?

 昨日の記事から派生した問題について書いておく。昨日の記事について「garo13」さんからこのようなコメントをいただいた。

この人、完全にパチンコとパチスロを混同しているようですね。
「昔は筆者にもよくあった」などと書いていますが、本当にパチスロやパチンコをやったことがあるのでしょうか?
パチスロも〜なかなか出ないときは悪夢みたいなものであり」と書いていますが、パチスロは「出る、出ない」ではなく「揃える、揃わない」「引く、引かない」と言います。
この場合なら「なかなか揃わないときには」「なかなかBIGを引けないときには」と言いますが、間違っても「なかなか出ないとき」などとは言いません。

このページで引用している文章だけから判断する限り、この人は、パチスロも、パチンコのように玉を打って穴に入ると玉がジャラジャラと出てくるゲームだと思い込んでいるのではないでしょうか?
もしかすると、一度も実機を見たこともなく、「パチスロ」という名称から「パチンコ+スロットマシン」だと思い込んでいるのでは?

兎に角、こんなデタラメな文章がパチスロの専門誌に掲載されているのならば、全ての読者が私と同じように感じたと思います。

また「よく通したな編集」さんからもコメントをいただいた。

パチスロは玉を一切使いません。
それなのに、この原稿、よく編集部が通したものです。
確実に唐沢はパチスロというものを知らないのでしょう。

 唐沢俊一パチスロを玉を使ってやるものだと思っているんじゃないか?というわけである。というわけで、問題の部分を「パチスロ必勝ガイドNEO」2008年3月号より再度引用する。

パチスロをずっと打ち続けていて、それが夢に出てくることというのがないだろうか。夢の中で自分が玉になって、穴の中に落ちていったり、また玉に追いかけられたりしたことが、昔は筆者にもよくあった。聞いてみると、大抵のパチスロ・パチンコファンもそうであるらしい。

それはともかく、パチスロも、先の玉に追いかけられる夢でわかる通り、なかなか出ないときは悪夢みたいなものであり、スピルバーグ作品とパチスロの相性はこんなところで案外いいのではないか、と思わせる。

…まあ、かなり好意的に解釈すればなんとかならないこともないんだろうが…。言うまでもないが、スロットマシンで玉を使うわけがないし、パチスロ必勝ガイドNEO』にはパチンコ攻略法は載っていない(広告は載っている)。それなのに『レイダース/失われたアーク』冒頭の洞窟で岩が転がってくるシーンと無理に絡めようとしたからおかしくなってしまったのだろう。それこそ「よく通したな編集」という話だが、この部分をカットすると文章全体が破綻してしまうから何も言い出せなかったのだろうか?パチスロ攻略法を目当てにしている読者にしてみれば「こいつはアホか?」としか思えないだろうし、個人的には「本当にそんな夢をみたのか?」「本当に友人とそんな話をしたのか?」ということからして疑問なのだが。

 唐沢俊一パチスロのことを知らないんじゃないか?と不安になってしまったので、今までの『エンサイスロペディア』をすべて調べてみた。…そうしたら、あったよ!ありましたよ!ちゃんとパチスロのことをわかってますよ!まず第11回。

さらにファンに嬉しいのはGOGOタイム中にビッグを引けばあのオープニングテーマが流れること。

第16回。

国民的ゲームをスロットにするときはこうでなくちゃいけない。

第20回。

以降はえんえんと鷲巣と戦い続け、勝ち続ければ上限無しにコインが出続ける。

…あー、よかったよかった。大惨事はどうにか避けられた…と思ったんだけど、同じようにパチスロのことをわかってないんじゃないか?という部分もあるから困ってしまう。第14回。

いきなり座った台で大当たりが連続するような運のよさと、いろいろと出る台の傾向などを勉強し、

そしてその台が出ないと、不運を嘆く。

第19回。

勝つか負けるか、がいいかどうか、大当たりになるかどうかは、テクで左右されるとはいえ、神様にしかその結果がわからない。

「出る」って書いちゃってる。…うーん、微妙だ。でも、『エンサイスロペディア』のプロフィールの

大学時代はパチンコ、パチスロの鬼だったが、最近は忙しくてあまりやれないのが悩みの種。

パチスロの鬼」というのは怪しいものだと思う。なぜなら、パチスロの1号機が登場したのは1985年のことなのだ。唐沢俊一は1985年10月に東北薬科大学を休学しているはずだから(2月19日の記事を参照)、果たして「パチスロの鬼」になれたかどうか(それとも「0号機」をプレイしていたのか?)。