唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

二度デマ。

『薬局通』P.220

この虫(引用者註:ケジラミ)の伝播力はどれほどのものなのか、ナチスドイツのゲッペルス宣伝相がデマゴーグ伝播のルート調べにこれを利用したという話もあるくらいだ。

 流言蜚語を意味する「デマ」は「デマゴギー」の略称である。「デマゴーグ」とはデマゴギー」を流して民衆を扇動する人間のことをいう。だから、「デマゴーグ伝播」ではなく「デマゴギー伝播」とすべきである。なお、唐沢俊一は『薬局通』P.218でも「デマゴギー」と「デマゴーグ」を間違えている(詳しくは9月10日の記事を参照)。
 ついでに、「ゲッペルス」とあるが、ナチスドイツの宣伝大臣はゲッベルスPaul Joseph Goebbels)である。
 それにしても、ケジラミを使って「デマゴギー伝播のルート」を調べるって、どういうことなんだろう。