這い泳ぎだなんてチョウおかしい。
『史上最強のムダ知識』P.172
クロールの日本名は「這い泳ぎ」である。
ちなみに、「バタフライ」の泳ぎは、日本人が考案し、命名したため、「バタフライ」以外の日本名は存在しない。
バタフライを考案したとされるのは、アメリカのヘンリー・マイヤーズ(それ以前にもバタフライに似た泳法をした選手もいる)。泳法を開発する過程で“butterfly”と命名されている。この間違いは、バタフライをやるうえで必要不可欠なテクニックであるドルフィンキックを発明したのが長沢二郎であることから生じたものだと思われる。
それにしても、たしかに直訳すれば「這い泳ぎ」になるんだろうけど、クロールを「這い泳ぎ」と呼ぶ必要があるのだろうか。戦前の敵性英語を禁止した時代じゃあるまいし。
おいしいネタをスルーしても唐沢だからしょうぎない。
『史上最強のムダ知識』P.169
「将棋にも「完全試合」がある。」というトリビア。
定義は、持ち時間を使わないで勝つこと。テレビなどの早指しと異なり、一般の対戦では1分未満は切捨てなので、使用時間ゼロが成立する。
達成者は、関屋喜代作六段と、大平武洋四段の2人、2回しかない。
将棋の試合で持ち時間を使わないで勝ったという記録は3つあるらしい。
55: 名前:mtmt投稿日:2005/04/01(金) 02:32
連盟DSのメルマガ第319号によると、持ち時間0分での勝利は関屋喜代作四段○−●西本 馨四段(1959年2月9日、順位戦・各7時間)
灘 蓮照八段○−●花村元司八段(1962年4月28日、大阪新聞杯・各7時間)が挙げられるようです。最近話題になったのは、
時間の記録@将棋パイナップルより。引用文中にある「連盟DSのメルマガ」というのは、日本将棋連盟デジタルショップが発行しているメールマガジンのこと。
しかし、不思議なのは、大平武洋四段が持ち時間ゼロで勝ったのは、ZONEの解散コンサートを観に行くためだった、というとてもおいしいネタを書いていないこと。しかも、このネタは『トリビアの泉』2006年6月7日放送分で紹介されているのに。本当にスーパーバイザーなのか?
もうひとつ不思議なのは、将棋の「完全試合」の定義が他に見当たらないこと。本当にそんな定義があるんだろうか、あったとしても一般的なものなんだろうか。