唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

毛が暴暴。

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・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関連したイベントに興味のある方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。

karasawagasepakuri@yahoo


 上野顕太郎『明日の夜は千の眼を持つ』エンターブレイン)で実に気の利いたトレースネタがあったので興味のある人は読んでみよう。『さよならもいわずに』のセルフパロディも凄かったけど、一番感心したのは「百本立てマンガ」。こーゆー「どうでもいいことに力を入れる」うえけんイズムに自分も影響を受けていると実感。唐沢俊一の検証でもするか。ヒマだからな!」
 ちなみに、上野顕太郎唐沢なをきのアシスタントをしたことがあるが、よりによって『怪奇版画男』のときだったとのこと(版木を彫らされたらしい)。そして、今は唐沢なをきと同じ『コミックビーム』で連載を持っているのだが、『明日の夜は千の眼を持つ』に収録されているある実験漫画の中に「こういうことをしても喜ぶのはとり(・みき)さんと唐沢さんと榎本(俊二)くんだけのような気がする…」などとあったのは笑った(カッコ内は自分が追記しました)。


 唐沢俊一が「追討」を更新している(グラント・マッキューン朝倉喬司)。グラント・マッキューンの「追討」の「『スター・ウォーズ』第一世代」には笑ってしまった。何その「俺が最初だからね!」という主張。
 しかし、それだけではなく、「古い映画をみませんか」というコーナーを始めているので驚いた。「サイトが「追討」ばかりになっている」というネット上での声が届いたのかもしれないが、「意外とヒマなんじゃ?」とも思ってしまった。日記も再開しちゃいなよ!


 本題。今回はsabra』2006年9月28日号の特集「ブルースの瀬戸際 「ヘアケア」大作戦 アンチハゲジング第2弾」に掲載された唐沢俊一のインタビュー「「へぇ〜」でトリビアな世界一受けたいトンデモ育毛論!」を紹介する。…このタイトルはなかなかいいね。

 僕も子供のころは、髪の毛が多かったんです。それに親父もハゲてなかったし。けれど、祖父が結婚した当初からの若ハゲで。ハゲって隔世遺伝するんですよね。おふくろは、そのことを知ってか、すごく心配してました。おまけに髪の毛に悪い汗かきの脂性だったから、ハゲるべくしてハゲた感じですよ。これ以上抜け毛を増やすまいと、10年前からウーロン茶で頭を洗っています。ウーロン茶って、カラダの中の脂を流すっていうでしょ。僕がウーロン茶洗髪を始めたころは、サントリーの『暴暴』っていうジャッキー・チェンがCMに出てたウーロン茶があって、これが、ものすごく脂を落とすものだった。でも、それだけ脂が落ちるから、清涼飲料としてはマズかったみたいで、すぐになくなりましたけど(笑)。それからは、普通のウーロン茶(サントリー)を使ってます。湯船で温めてから、洗うのがポイントですね。

 …ああ、やっぱりハゲていらっしゃったのか(2008年12月27日の記事を参照)。自分も将来ハゲると思うのでお察しいたします。
 ただ、いつものように誤りがあるので指摘しておくと、『暴暴茶』はポッカから発売されていた。『暴暴茶』は1994年に日本で発売されているから、そのあたりから進行していたわけか…。

 僕もいろいろ使った。だけど産毛なんかは生えてきても、なかなか太い毛にはならない。それくらい育毛というのは難しいんです。逆に、減らさないようにするのは難しくない。僕は今、48歳だけど、ウーロン茶洗髪のおかげで、10年間、髪の毛が減ってませんから。正直、薄くなる前から、やっていればよかったなって思いますよ。でも、帽子を被るキャラだったせいで、気にしなかったのがよくなかったんですよね。今、ハゲていない人も、自分の繋がる人間、とくにおじいちゃんに注目すべき。おじいちゃんがハゲているようなら、髪の毛がたくさんあっても安心してはいけない。ハゲのシステムを理解して、きちんと理解すべきなんですよ

 「ウーロン茶洗髪」が育毛・抜け毛の予防に効果があるのかどうかは調べてみてもハッキリしたことはわからないが、唐沢俊一には効果があったのだろう。でも、そのわりには水道橋博士との対談で「ウーロン茶洗髪」に触れていないのが謎。あと、対談の中で、

僕が薄毛になりながらもまだハゲてないというのは(以下略)

と主張しているけど、「薄毛」と「ハゲ」はどうやって区別しているのだろうか。
 もうひとつ、「帽子を被るキャラだったせいで、気にしなかったのがよくなかった」と言っているが、かつて唐沢は『カミダス―現代ヘアーの基礎知識』(同文書院)で次のように書いている。

 ちなみに、筆者もそろそろ前頭部があぶなくなってきていて、ふだん、帽子でそこらを隠している。

 …さて、ハゲが先か帽子が先か。プライドがまだ残っているのが悲しい。気持ちはよくわかります。


 ちなみに、この時の取材の模様は「裏モノ日記」2006年8月31日に書かれている。

タクシーで事務所まで。資料揃えるが、見つからないもの多し。やはり整理整頓は必要だなあ。あんとか放送できるくらいのものは揃え、そこから大急ぎで赤坂TBSへ。収録は半からだが、その前に小学館『サブラ』の取材を一階の喫茶店で。毛髪について。インタビューはウケる話をどんどんフるのでOK。その場で写真撮られるが、どうも私は正面写真以外は決まらない。

 写真のことを気にしているが、実はこのインタビューと一緒に唐沢俊一の写真も掲載されていて、唐沢が帽子を持ち上げて額の半ばくらいまで露出した様子が映っている。写真を見る限り、生え際までは見えないが、頭髪がかなりキテているっぽいのはわかるので、もしかすると唐沢はこの写真を撮ったことを後悔しているのかも知れない。…心中お察しします。明日は我が身だと思うと笑えない。


暴暴茶50g

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明日の夜は千の眼を持つ (ビームコミックス)

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さよならもいわずに (ビームコミックス)

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博士の異常な健康

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カミダス―現代ヘアーの基礎知識

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