唐沢なをき検証blog5。
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実は『COMICリュウ』11月号も今日発売だったのだが、とり・みき 唐沢なをき『とりから往復書簡』愛の32通目で、唐沢なをきが『マンガノゲンバ』取材拒否事件に少し触れている。『とりから往復書簡』2巻の
実はけっこう好きなんですよ
ヤラセの入った取材とかそーいうの
こっちが見下されてなければね
という発言に触れた後、
いやー先日 某局の某番組でメッチャクチャ見下された取材されて
もうヘコんだヘコんだ
と書いている(ディレクターはやっぱり「いや そーじゃなくてー」と言ってる)。そして、「オレ的にけっこう深いところで自分を形づくっているすごーく微妙でちょっと気恥ずかしい部分」を踏みにじられたと怒っている。冗談めかして書いているが、とてもつらかったんだなあ、と思ってしまう。唐沢なをきにとっては「マンガ」や「特撮」はものすごく大事なことなのだが、「マンガ」や「特撮」がアイデンティティであるという主張が世間で通用するかどうかは疑問があるし、唐沢なをきは自らのアイデンティティを堂々と主張するような性格ではないのだろう。オタクとしては思わず共感してしまう。
とにかく前言撤回!
これからヤラセは大小にかかわらずことわるからね!
駄目だ駄目だっ ヤラセはやっぱり
とのこと。もちろん、この後でちゃんとギャグで落としているけどね(単行本を買っているとさらに面白いよ)。
唐沢なをきがNHKから謝罪を受けたので、今回の騒動はひとまず終了した、ということでいいのだろうか。唐沢なをきにはこれからも楽しいマンガを描いて欲しいものだ。
そういえば、唐沢俊一も「裏モノ日記」で今回の騒動について触れているので紹介しておく。
なをきの『マンガノゲンバ』事件につき、
電話いくつか。なをき自身にも連絡とる。
私の場合、NHKはいつでもしつこいくらい何度も打ち合わせして
それから現場に臨んでいたが、『マンガノ……』はそういう
ことをしないのか。ひょっとして、不況による製作の手間短縮の
しわ寄せがこういうところで出たのかな、と思う。
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