誤植だとしてもオッケーとは言えない。
『薬局通』P.131
ところで、銭湯といえば思い出すのが、内外薬品の頭痛薬、ケロリンの広告の入ったプラスチックの桶である。不思議に他の薬でなく、ケロリンオンリーだった。なぜだろうと思っていたら、あれは陸和商事という会社が、PRのために、銭湯に安く桶を納入していたのだそうだ。
「陸和商事」ではなく「睦和商事」。唐沢はこのことを町田忍『銭湯へ行こう』(TOTO出版)で知ったというから、『銭湯へ行こう』でミスがあったのかも知れない。
ケロリンの桶にまつわる小ネタとして他には、「桶の色は最初は白だったが汚れが目立つため黄色になった」「ケロリンの桶は関東と関西では大きさが違う。関西の方がやや小さい」というのがある。
銭湯へ行こう―10年1089軒行脚の記録〈旅情編〉 (TOTO BOOKS)
- 作者: 町田忍
- 出版社/メーカー: TOTO出版
- 発売日: 1993/09
- メディア: 単行本
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