盗作した人に「ハーイ、悪役」と呼びかけてみるとか。
『史上最強のムダ知識』P.96
ハイヒールは、道路に落ちている汚物を踏む面積の少ない靴として、17世紀のフランスで発明された。
確かにハイヒールは17世紀のフランスで道路の汚物を踏まないようにするために広く用いられた。しかし、西洋のファッションは王侯貴族(現代ではセレブ)の間で流行したものが時間を経て庶民に広まるという経路をたどるというのが一般的なパターンである。ハイヒールも同様のパターンをたどったことは、太陽王ルイ14世が背を高く見せるためにハイヒールを履いていたことからも明らかである(カトリーヌ・ド・メディチがイタリアからフランスへとハイヒールを持ち込んだという説もある)。また、かかとの高い履物が紀元前のギリシアにも存在していたことからも、ハイヒールというのはそもそも背を高く見せるための履物であったと考えることが妥当だろう。
というわけで、『トンデモ一行知識の逆襲』(ちくま文庫)P.9の
ハイヒールはもともと、屠場で裾を汚さずに血溜や臓物の上を歩くのに用いられた。
というのも誤り。っていうか、一体どっちなんだ。
- 作者: 唐沢俊一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2004/01/11
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