唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

発禁スレスーレさん。

マカペー!


 『アサヒ芸能エンタメ!』2008年10月号の特集「芸能界あの発禁事件はいま!」という記事に唐沢俊一のインタビューが掲載されていた。タイトルは「発禁作品とは時代を映す鏡である!」。『FLASH』の発禁本特集(『唐沢俊一検証本VOL.4』を参照)に続く登場である。

 その時代の人間がどういう倫理観を持っているのか、発禁作品には世論を示すバロメーターとしての価値があると、私は考えています。
 例えば、かつては放送禁止の代名詞だった『イムジン河』。近年では映画内で使われるなど、今の世論はこの曲に対してNOとは考えていないことが窺えます。

 『イムジン河』の発売中止には政治的な事情が大きく関係しているわけで、『パッチギ!』で使われたり『紅白歌合戦』で歌われるようになったのは、政治情勢の変化が大きいのではないか。

 逆に、栗山千明の『少女神話』のようにこれまでは芸術とされてきた少女ヌードが今では児童ポルノ法によって違法となっている。扱われ方でその時代がわかる。まさに発禁作品は時代を映す鏡です。

 正しくは神話少女

 また、発禁にはコマーシャルとしての機能もあります。『君が望む永遠』というアダルトゲームが「モザイクが薄い」と自主回収になったのですが、かなり精巧に作られたゲームでモザイクミスなんてするはずがない。おそらく世間に騒がれることを狙ったのかと。ダメと言われれば、どんなものか見たくなるのが人間。発禁は効果的な宣伝方法なのです。

 「かなり精巧に作られた」ものでもミスは当然有り得る。…というか、モザイクのかけ忘れで回収になったアダルトゲームは『君望』以外にもいくつかあるし、学園物のゲームでついうっかり「高校生」と表記してしまって回収することになったゲームもある。「女子高生」はNGだけど「女子校生」はOK、ってやつ。最近だと『恋と選挙とチョコレート』が回収になっているけど、なかなかビックリさせられる理由だった。それに、回収までいかなくても、バグが多くて修正パッチを出すことになった18禁のゲームなんて珍しくないわけで、唐沢俊一はそんなに詳しくないな、という印象を持ってしまう。…俺も検証を早く切り上げて積んであるエロゲーをやりたいものだよ。
 あと、「発禁は効果的な宣伝方法」というのは本当なのだろうか? 『国際おたく大学』(伊藤剛さんを誹謗中傷したことが原因で絶版)、『新・UFO入門』(盗用が発覚して第2版から「おことわり」を掲載)と著書に関連したトラブルを何回か起こしている唐沢が言うのだから本当なのかもしれないけれど(『森由岐子の世界』もトラブルで絶版になったんだっけ?)。


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