更新するのが遅すぎて溺れる魔女を救えなかったブログ。
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karasawagasepakuri@yahoo.co.jp
更新をサボっている間にもさまざまなニュースがあった。それらをまとめて放出してみる。
●前回書き漏らしたネタ。『コミックビーム』2016年1月号掲載の上野顕太郎『夜は千の眼を持つ』は生頼範義の追悼特集をやっているのだが、その中に「生頼範義風に描かれた唐沢なをき」が登場するので、ヤングギミノリと一緒にチェックしてほしい。子供の頃から生頼画伯の絵を見るたびに「なんだこの物凄い絵は」と圧倒されていたものだけど、今でもその思いは変わらない。
●桜玉吉『さらばゲイツちゃん』(エンターブレイン)の巻末に連載時にボツになった原稿が収録されているのだが、P.120に掲載されている今年1月に描かれたネタはこんな感じである。
ニュースアプリをスマホに入れてツラツラ見てたら
いきなりちょっと知ってる人のチュー写真が目にとびこんできた
これはキモチわるい
(以下略)
…あれ? これってどこかで聞いた話のような、と思っていると、続くP.121に解説がついていた。
この人、週アスのうしろの方で
「金ならあるけど何か?」みたいなタイトルのコラムやってて(以下略)
「週アス」というのは、『ゲイツちゃん』が連載されていた『週刊アスキー』のことだが、この雑誌では岡田斗司夫も『ま、金ならあるし』というコラムをやっていた。…というわけで、この4コマが岡田斗司夫の愛人騒動をネタにしていたのはまず間違いない。だとしたら、ボツになるのもしょうがないのかな。『電脳なをさん』でも岡田ネタがボツになってたりして、と妄想。
さらに後の方にはこんなくだりもある。
以前この人のホットドッグのコラムにイラスト描いたりした事もあるんだけど、その頃からちょっとイラッとしてたりイロイロね。
へー、玉吉さんと岡田さんにそんな接点があったんだ。『ホットドッグプレス』でコラムを書いてたってことかな? 何にイラッとしたんだろ。玉吉さんが竹熊健太郎さんと友達で、竹熊さんからダブった『聖マッスル』をもらうくらい仲がいいことを考えるとこのボツネタも一層味わい深いような。そういえば、岡田さんが『カリスマ論』(ベスト新書)なる新刊を出していたそうなので、ひとつチェックしてみることにした。唐沢さんも新刊を出してくれれば俺もこんなにサボらないんだけどねえ。今年も単著出ないもんなあ。
●宮崎県綾町のふるさと納税特設サイトで井上純一『中国嫁日記』の出張版が連載されると知って驚いた(「ふるさとチョイス」)。いや、だって、現在税金を滞納していると公言している人(一応の経緯は井上氏のブログを参照)がふるさと納税を推奨するサイトに登場するのはどう考えてもヘンだろう。井上氏が以前語っていた返済プラン(NEWSポストセブン)は既に無理が生じているので、いよいよ妙な話である。…はっきり言って、唐沢問題とはほとんど関係ないネタだが、当ブログの管理人が最近注目している問題なので、吉田豪さんが一時期岡田斗司夫ネタをぶっこんでいたように、緒方監督が野間峻祥を起用したように、隙あらば取り上げていきたい。井上氏は今月2冊新刊を出すしね。唐沢さんも(以下略)。
●ここからはちゃんと唐沢俊一ネタを取り上げる。11月3日11時からTBS系列で放映された『ひるおび!』内のコーナー「常識クイズ どっちがホント!?」に唐沢俊一が出演していた。唐沢のツイートを見る限りこの日は大変だったらしく、テレビで観ている限りではいつもより台本を読んでいる感が強いような気がした。岡田斗司夫のBSでの出演料を知った時にも感じたことだが(探偵ファイル)、文化人がテレビに出るのは大変なようである。
それにしても、『ひるおび!』火曜日で最近「常識クイズ」のコーナー自体をやっていないのは気になるところで(唐沢も11月3日以降出演していない)、ちょっとお休みしているだけなのか、自然消滅してしまったのかは今後を待ちたい。
●10月24日および31日にTBS系列で放映された『有吉ジャポン』に唐沢俊一が出演し、出演者たちのお悩み相談に乗っていた。
☆タンポポ・川村エミコの「恋愛の始め方がわからない」という悩みには、「四の五の言わずフェロモン香水を買いなさい!」とアドバイス
☆西山茉希の「夜の夫婦円満の秘訣は?」という悩みには、「夫婦だからこそラブホテルに行け」とアドバイス
☆タンポポ・白鳥久美子の「彼氏に飽きられないためにはどうしたらいい?」という悩みには、「恋の寿命は1年半。ドーパミンを分泌するために肉を食べるといい」とアドバイス
ドンファンの言う事だから正しいのでしょう、きっと。
一回出演しましたけど、ギャラがあまりに安いので文句言ったら「次で埋め合わせします」と。次、なかったですけど(笑)。同じ局の他の番組のスタッフに同情されましたw
その他、この時のガキ使SPはダンドリが悪い、勝手に放映日を変えられる、行きはバスが出るが帰りにはない(終了時間がコーナーごとにバラバラなので)と、とにかくひどかった。中には何も食べさせてもらえず寒いバスの中でふるえてる出演者もいた。私は他の方の車に便乗させてもらって帰りました。
唐沢俊一が『笑ってはいけない』に出演したときの様子は2012年1月13日の記事を参照。「放映日を変えられる」というのは、大晦日の本放送でなく後日未公開スペシャルで放映されたことを指しているのだろう。「同じ局の他の番組」というのは、おそらく『スクール革命!』だが、この番組もその後スタッフに苦情を入れたせいか(2012年11月6日の記事を参照)、2012年12月を最後に出演が途絶えている。それとダウンタウンの特番に出るはずだったのがダメになった話もある(2013年11月8日の記事を参照)。いろいろ思うところはあったのだろうが、唐沢さんも楳図かずおのように落とし穴にダイブしていれば本放送で放映されたかもしれない。
●唐沢俊一の北の湖の追悼文には久々に正統派の「追討」を読んだ思いにさせられた。その人に興味がないなら無理に書かなくてもいいんですよ。
●『週刊新潮』10月29日号掲載の『東京情報』第139回を読んでいてちょっと驚いた。同誌P.109より。
K君が口ごもる。
「……いや、僕、運動会は毎回サボっていたんですよ。デブだから集団行動は苦手なんです」
運動が苦手だったらわかるけどデブだから集団行動が苦手というのはヘンじゃないか。岡田斗司夫のことを言ってるんだろか。
●もうひとつ。『週刊新潮』11月26日号掲載の『東京情報』第143回より。同誌P.131より。
「『へっつい幽霊』も『看板のピン』も賭博にのめり込む人間のおろかさを描いとる。これも人間の業や。そもそもサイコロ博打はお釈迦様がつくったという話もあんねん。説法だけでは人が集まらないから寺でサイコロを振らせ、盛り上がったところで説法を始めたんや、と。今でも賭場を開くことを“御開帳”といい、博打を行なう場所は“堂”という。胴元に入るカネは“寺銭”やな」
某誌から野球賭博関連の取材受けて、日本人と博打の関係を語るのに落語の『へっつい幽霊』と『看板のピン』を例として出し、落語知らない編集者に二席、あたまから語る。ウケてくれたけれど、取材受けたというより独演会やったような気分。
いやー、またしても凄い偶然。唐沢俊一とヤン・デンマンってどんな関係なんだろ。まあ、落語をふたつもアタマから演じたのに短くまとめられちゃったあたりは、努力に見合った結果といえるのかどうか。唐沢さんが楽しそうだからいいけど。
この回の『東京情報』は、
日本でもつい最近まで、日常の中に賭け事が浸透していた。それがいつの間にか、やたらと行儀よく『賭け事はいけない』ということになった
と書かれたすぐ後で、
日本で賭博が害悪視されるようになったのは、江戸時代に徳川家康が賭博を禁止したからやろうな。
などと出てくるので混乱させられた。「つい最近」と「江戸時代」では全然違うだろうに。それから、
とあるが、いわゆる「黒い霧事件」以来の大騒動だったのに(実はまだ終わってないかもしれない)、デンマンさんは何を見ていたんだろ。唐沢俊一並みにスポーツに疎いってことかな。
●『週プレNews』で唐沢俊一が「側溝マン」について語っている。
疑問がふたつある。ひとつめは、何故日本に問題を限定するのか、ということ。唐沢は乱歩や谷崎を持ち出しているが、海外でも『裏窓』『血を吸うカメラ』(原題“Peeping Tom”)『地獄』などのぞき趣味に通じる作品はあるし、実際の犯罪でもマルセル・プティオのようなケースもある(おなじみ「殺人博物館」を参照されたい)。未見だけど、『のぞき魔! バッド・ロナルド』というのもあったのを思い出した。
ふたつめは、何故のぞきを重視するのか、ということ。いくつかのメディアで報じられているように、週プレ呼ぶところの「側溝マン」はのぞきをしたいから側溝に入ったわけではなく、そもそも側溝に入るのが好きなヒトだったそうである。だから、このケースで側溝よりのぞきを重視するのはいささかズレた話のように思われる次第。個人的には「側溝マン」に哀しみを覚えてしまうのだが…。ついでに、インタビューを受けた際の唐沢のツイートも貼っておく。
長くなってしまった。今後はあまりサボらないよう気をつけよう。
「十代の娼婦」というタイトルなのにやたらカッコいい。
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