唐沢俊一って今何してんの?
わりと切実な疑問。
●「小劇場楽園」で5月14日から18日まで「トンデモ小劇場企画グループ 唐沢俊一・立川談之助のトンデモライブ」なるイベントが行われるとのこと(魚拓)。出演者を見る限り演劇をやるわけではなさそうだが一体…?
●4月1日11時からTBS系列で放送された『ひるおび!』のコーナー企画「常識クイズ どっちがホント!?」の解説役として唐沢俊一が出演していた。コーナーの存続と唐沢さんの続投が決まったのは喜ばしい限り。
この日は例のSTAP細胞の問題で理研が記者会見をしていて、『ひるおび!』でもクイズの直前まで記者会見の模様を中継していたせいで、STAP細胞問題→唐沢俊一という「盗用つながり」を気にしていた人をネットで何人か見かけた。間の悪い話というかなんというか。「新たなパクリが発覚するたびに唐沢俊一の名前が持ち出される」法則は健在なようだ。法則としては他にも「山本弘会長がせっかくいいことを言っても唐沢問題を持ち出される」というのもある。なお、村松秀『論文捏造』(中公新書ラクレ)は、STAP細胞問題や唐沢問題を考えるうえでもおすすめの一冊。
●眠田直が『オタクのための風俗ガイド』(サイゾー)という本を出している。眠田といえばあの一件を思い出さずにはいられないわけだがそれはさておき。
本の内容はAmazonのレビューにもある通り、初心者向けの風俗店ガイドなのだが、個人的には「眠田さんはこの本について家族にどのように説明したのか?」「倉田英之にこの本を送ったのか?」などと本の内容とは関係ない点がいろいろと気になってしまった(「女性は紙とJPEGで十分」は倉田のコラムに由来する名文句)。たしか娘さんがいらっしゃったはずだけどなあ。あと、ほむほむとエッチなことをしたらあとが怖そう(映画版を観たら尚更そう思う)。「『まどマギ』の女の子の中で誰が一番いいか?」とか考え出すと、唐沢問題の比じゃないくらいにマジになりそうなのでやめておく。
●安野モヨコ『監督不行届』(祥伝社)がアニメ化されたが、コミックスP.10にこうある。
しかし相手は
「日本のおたく四天王」と
呼ばれる男でした
この「男」というのはもちろん庵野秀明監督なのだが、困ったことに「日本のおたく四天王」の他の3人の名前が作品中には出ていない。OKWaveでは、庵野監督以外の3人は「岡田斗司夫・唐沢俊一・竹熊健太郎」となっているようだが、ウィキペディアの米澤嘉博のページには、
「おたく四天王」の一人に挙げられる。
とあって、実際Yahoo!知恵袋では他の3人を「岡田斗司夫・唐沢俊一・米澤嘉博」としている人もいる。…つまり、はっきりと決まっていない、というのが実情のようなのだ。
もちろん、「○○四天王」だの「○○ベストテン」などというのは一種のお遊びでしかなくて、誰がどう見ても納得できる決め方などあるものではない。人それぞれの結果になって当然なのだ。ただ、そうは言っても自分の中で独断と偏見に基づいてランク付けをする愉しみがあることは否定できないのであって、以下、俺にとっての「日本のおたく四天王」について書いてみたいと思う。異論は認めます。
まず、庵野監督は「日本のおたく四天王」ではなく「日本のアニメ監督四天王」に入れたい。単純な話、「宮崎駿・富野由悠季・押井守・庵野秀明」と並べると凄くしっくり来るので。みんなキャラ濃いなあ。
次に、岡田斗司夫は「日本のおたく四天王」に入る。当ブログでもいろいろ批判してきたけれど、良くも悪くも現在のオタク像を決めたひとりであることは確かなので。…まあ、その理屈だと宮崎勤も四天王に入りかねない気もするのだけど。
最後に、唐沢俊一は「日本のおたく四天王」に入る。…当ブログでは唐沢がオタクとして問題が多々あることを何度となく指摘してきたわけだが、実はだからこそ四天王に入るのである。唐沢を「おたく四天王」に入れることで、みなさんもネット上で一度は目にしたことがあるはずのあのテンプレが使えるようになるのである。
○○「唐沢がやられたようだな…」
□□「フフフ…奴は四天王の中でも最弱…」
△△「一般人ごときに負けるとはオタクの面汚しよ…」
セリフは『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』(集英社ジャンプコミックス)5巻P.172に拠った。四天王のAAは「何故か一人増えているヴァージョン」が好き(タネタン)。
つまり、唐沢俊一は「四天王の中でも最弱」枠として「日本のおたく四天王」に入るのである。余人をもって代えがたい、唐沢にしかできない役目と言うべきであろう。…ただ、唐沢さんは「パクリ四天王」にも入りそうではあるな。「パクリ四天王」の場合、佐村河内守がラスボスなんだろうか。「3年前から耳が聞こえるようになっていた」というのも「ソードマスターヤマト」っぽいし。
ちなみに、「日本のおたく四天王」の残り2人については、今のところ自分では決めかねている。上の方で名前が挙がっている竹熊さんや米澤氏はオタク以外の活動も目立っているので「おたく四天王」に入れるには正直違和感がある。あと思いつくのは、大塚英志とか宅八郎さんとかしょこたんとか、当ブログでも名前が良く出てくる山本弘会長や唐沢なをきも入れていいように思うが、やっぱり決められない。誰であれ「岡田さんと唐沢さんと同じカテゴリーに入れちゃっていいものか?」という思いもないわけではないのだけど。
ともあれ、残り2人については、「アチガールズの中で誰が一番いいか?」という難問が解け次第、あらためて考えてみることにしたい。どうやら今夜も眠れそうにないな。
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・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」、「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。
・当ブログにコメントされる場合には誹謗中傷および個人を特定しうる情報の掲載はおやめください。守られない場合には厳正に対処する可能性があります。
・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関する情報をご存知の方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。
karasawagasepakuri@yahoo.co.jp
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