唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

不道徳の系譜。

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●最近のパクリ事例(PINKちゃんねるの現行スレッドにて検証中)。「同じ雑誌」の「人気作家」からトレスしているのが凄いと言えば凄い。鳴子ハナハル武田弘光からパクるとはなあ。



10月29日11時からTBS系列で放送されたひるおび!内のコーナー「常識クイズ どっちがホント?」の解説役として唐沢俊一が出演していた。内容については特に書くべきこともない。
 テレビつながりであまり根拠のない話をしてしまうと、TBS系の新番組『100秒博士アカデミー』は『タカトシの時間ですよ!』がベースになっている気がする。2つの番組のスタッフがわりとカブっているし、唐沢俊一の日記によると、唐沢はTBSの「ダウンタウンの特番」からいったんオファーがあったものの、その後何故か出演をキャンセルされている(5月29日分6月3日分を参照)ようなのだが、その「ダウンタウンの特番」というのはおそらく6月23日に放送された『100秒博士アカデミー』のパイロット版のことだろう。唐沢はかつて大晦日恒例の「笑ってはいけない」に出演したこともある(2012年1月13日の記事を参照)ので、新番組にもいずれ出演する可能性はあると思いたいところだが、唐沢の現状よりもダウンタウンがこの秋から教養バラエティ番組を2本始めている方がテレビっ子の俺としては気になっていたりする(『100秒博士アカデミー』と『教訓のススメ』)。



●本題。週刊新潮』11月7日号P.157〜159掲載の特集記事「メニュー偽装「阪急阪神ホテルズ」にたかる関西人」唐沢俊一がコメントを寄せている。同誌P.159より。

 評論家の唐沢俊一氏は、
「返金対象の商品を食べてもないのに相手の混乱に乗じて金をせしめることは言うまでもなく犯罪。日本人を日本人たらしめてきた道徳が急激に崩壊しつつある、と感じます」
と嘆く(後略)


 「文章を自分で書いてもないのに金をせしめることは(以下略)」と咄嗟に思ってしまった。盗用癖のある人に道徳を語らせるなんて悪い冗談でしかない。



 さて、不祥事に関連した返金のトラブルといえば、2002年9月の西友偽装肉返金事件(ウィキペディア)が思い浮かぶが、当時唐沢は村崎百郎との連載対談『社会派くんがゆく!』でこの事件についてこんなことを言っていた。『社会派くんがゆく! 激動編』(アスペクト)P.206より唐沢の発言のみをピックアップする。

あの西友の店長も、よくあんなヤツらに金返せるよな。人間性善説なのかね。あえて信念持ってやったんなら美談なんだが、まあ、ただの考えナシだろうねえ。

こっちが悪いって謝ればみんな許してくれると思ったら大間違いでね、絶対、そこに付け込んで悪いことするヤツが出て来るもんなんだから。


 似たような事件なのに言っていることは随分と違う。この10年余りの間で崩壊したのは日本人の道徳ではなく唐沢さんのキャラクター設定なのではないか。「鬼畜」から「保守派文化人」にチェンジするのはなかなか難しいのかも。今更な話になってしまうが、『トリビアの泉』がヒットした時に『社会派くん』をやめておけばまだしも、だったかもしれないけれど。例の『クイック・ジャパン』のインタビュー(2011年2月10日の記事を参照)でも知り合いから『社会派くん』の連載を辞めるように忠告された話が出てくる。


 次回も『週刊新潮』ネタの予定。


道徳の系譜 (岩波文庫)

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