消されたですよ! 時間ですよ!
・タコシェで既刊『唐沢俊一検証本VOL.1』、『唐沢俊一検証本VOL.2』、『トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界』、『唐沢俊一検証本VOL.3』、『唐沢俊一検証本VOL.0』、「唐沢俊一検証本VOL.4」の通販を受け付けています。タコシェの店頭でも販売しています。
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・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関する情報をご存知の方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。
karasawagasepakuri@yahoo.co.jp
●唐沢なをき『まんが極道』7巻(エンターブレイン)が本日発売される。唐沢俊一スレッド@2ちゃんねる一般書籍板の人気者・ギミノリが活躍する第71話「老後後」と第77話「老後後後」は必読(2012年2月22日、2012年8月26日の記事をそれぞれ参照)。第4弾はあるのだろうか。唐沢ヲチから離れた視点では、第80話「父になる」を奥さんが妊娠中に描いていたかと思うと何やら壮絶(実は続く第81話も妊娠・出産ネタ)。
●本題。1月23日19時からTBS系列で放送された『タカトシの時間ですよ! どんな質問にも答える最強知識人2時間スペシャル』に唐沢俊一が出演していたので、その模様を紹介しておく。前回はモノマネとの2本立てだったが、今回は2時間まるごとスーパーコンピューターである。ちなみに、唐沢俊一は公式サイトで
そして23日(水)には同じくTBS『時間ですよ!SP』。あの知識人コーナーがスケールアップして登場? 放送時間は確定したらおしらせします。たぶんGT枠。
と書いていたが、放映当日まで特に告知は無かった。こないだの舞台用にわざわざ作ったブログの扱いといい、ここのところの唐沢の「ネット使いこなせてない感」が気になる。
それでは番組内での唐沢のコメントを紹介していく。TVでた蔵も参考に。
(1)千原ジュニアの「ブラックカード以上のカードが存在する?」という質問を受けて、パラジウムカードについて説明。この後、アメリカン・エクスプレスのレッドカードについて説明した後、いきなり「セレブ達が入りたがるクラブがある?」という質問に移行したので驚いた。誰も質問していないのに移行するのは初めてのパターンだ。
で、この「セレブ達が入りたがるクラブ」というのはビル・フィッシャーなる人物が創設したクラブで、休館している美術館を開けさせたり、「スピルバーグと花嫁をバージンロードを歩かせたい」という会員の願いをかなえさせたりしていたのだという。で、ビル・フィッシャーが開催したというジョン・トラボルタの誕生パーティの様子を「超貴重映像」として紹介していたが、トラボルタのパーティは『奇跡体験! アンビリバボー』2012年6月14日放送分で既に紹介されていたりするのでそんなに貴重でもないような。また、『タカトシの時間ですよ!』の構成作家である高須光聖が『松本人志の放送室』で過去にビル・フィッシャーの話をしているところを見ると、この情報のネタ元はおそらく高須だろう。唐沢俊一も「ビル・フィッシャーはフリーメイソンの一員ではないか?」という彼なりの見方を打ち出してはいたが、柴田理恵に「フリーメイソンって何?」と訊かれて、「世界中に会員を持つ最大級の秘密結社」と解説した後で、「知り合いにフリーメイソンがいるけど有名人なので明らかにできない」とコメントしていた。…いったい誰なんだろ。
(2)河北麻友子の「地球以外の星に住める?」という質問に関連して、イギリスで製作されたフェイク・ドキュメンタリー『第三の選択』について説明。…いつものことながら、質問からかなり脱線した話になっているな。なお、番組内ではBBCが『第三の選択』を製作したことになっていたが、製作したのはアングリア・テレビ(現在は“ITV Anglia”)。
(3)柴田理恵の「史上最も頭の良い人は?」という質問に、ジョン・フォン・ノイマンを挙げる。また、「現存している最も頭の良い人」として、テレンス・タオを挙げる。
(4)タカアンドトシ・タカの「夢に出てきた人を好きになるのはなぜ?」という質問に関連して、北条政子が妹から夢を買った話を紹介。山口謡司が「平安時代の夢の売り買い」の話をした時に、「ああ、北条政子の」と思っていたら、直後に唐沢がその話をしてきた。
(5)品川庄司・品川祐の「世界の軍事技術はどこまで進んでる!?」という質問に関連して、戦争によって技術革新が進んだ例としてサランラップと高速道路を挙げていた。…まず、サランラップについては、1月14日の『ひるおび!』でも同じ話をしている(1月15日の記事を参照)。使い回しにしてもサイクル短すぎだし同じ局だし。それに、高速道路については「ヒトラーが軍備などを運ぶ為に計画」と説明されていたので、アウトバーンのことを言っているのだろうが、アウトバーンが建設されたのは失業者対策としての側面の方が大きいのではないか(「トット・アウトバーン・ヒトラー:アウトバーン物語」を参照)。
(6)山口謡司の「珍しい漢字教室」に関連して、「“峠”は国字である」と説明。
(7)オアシズ・大久保佳代子の「世界一優秀な遺伝子を見つけるには?」という質問に、「優秀な大学で探すべき」としてハーバード大学について詳細な説明をしていた。…番組を観ていた感想としては、大久保が「優秀な遺伝子を見つける方法」を訊いているのに、ハーバードの図書館の蔵書数を説明するのは話がズレているような気がしてならなかった。それと「全裸マラソン」(“Primal Scream”)の趣旨を「ユニークな人材を育てるために行う」と説明していたのも疑問。裸で走れば個性が発揮できるのだろうか。
…番組の前半、唐沢俊一は「コンピューター」の中で一番多く発言していた。「つぶやき日記」2012年12月10日分を見る限り、番組制作の段階から関わっているようだから、スタッフに買われているのだろう。文中に出てくる「S先生」は佐草一優氏のことか。
それに、今回から始まった新企画「キーワード検索」のために途中からセットが模様替えしたのだが、模様替えのきっかけが唐沢の「コンピューター、チェンジ!」というシャウトだったので、「いつの間にか唐沢さんがリーダーに?」と驚いてしまった。なんにせよ、スタッフに買われているのはいいことだ。
さて、新企画の「キーワード検索」で唐沢俊一は「世界で最も稼ぐアスリートベスト5」について紹介していたのだが…、えーと、今までの検証を見ている人ならお分かりかと思うが、この人はスポーツの知識がないんだけど、と不安になった。というか、実は「水トク!」公式サイトの紹介文を読んだ時点で不安だったわけだが。
今回の人間スーパーコンピューターには医療系CPUとして森田豊、語学系CPUとして山口謠司、雑学(スポーツ情報含む)CPUとして唐沢俊一、国際情勢系CPUとして青山繁晴、宇宙系CPUとして布施哲治、犯罪系CPUとして若狭勝、化学系CPUとして先川原正浩、動物系CPUとして佐草一優といった知識人が登場し、佐々木蔵之介や桐谷美玲らをはじめとするゲストたちの疑問に次々と答えていく。
「スポーツ情報」含んじゃってるもんなあ。スポーツに詳しい人は他にいなかったのだろうか。
話をわかりやすくするために、「世界で最も稼ぐアスリートベスト5」を以下に挙げておく。
1位 フロイド・メイウェザー
2位 マニー・パッキャオ
3位 タイガー・ウッズ
4位 レブロン・ジェームズ
5位 ロジャー・フェデラー
最初に良かった点を挙げておくと、地上波のゴールデンタイムでパッキャオvsデラホーヤが観られたのは嬉しかった。メイウェザーはよりによってビクター・オルティス戦か、と思いはしたものの。
確かに衝撃的っちゃ衝撃的なんだけどね。
気になった点は、フェデラーの股抜きショットのことを「奇跡のショット」と騒いでいたので、「あれって有名なんじゃないの?」と思ってしまったが、俺が中途半端にスポーツ好きなのがいけないのかもしれないので、そこは突っ込まない。とはいえ、実は錦織圭も股抜きショットを打っているので、そっちの「奇跡」も紹介しようよ、とは思った。
この時の錦織の対戦相手であるアンディ・マレーは唐沢俊一の「例の文章」に登場している。
これに限らず「アスリートベスト5」は全般的にウスめのテイストだったわけだが、一番ヒヤヒヤしたのは、パッキャオの話題になったときに、千原ジュニアが「僕、パッキャオの大ファンなんです!」と熱く語り出したことだったりする。番組を観た感じでは、ジュニアの方が唐沢俊一より全然詳しかった。…いや、観なくても想像つきますけどね。ジュニアだけでなく香川照之やくりぃむしちゅー・上田晋也もパッキャオの大ファンだから(それ以前に2人とも相当なボクシングマニアである)、やっぱパッキャオは人気あるなあ、と実感。だからこそ、この間のファン・マヌエル・マルケス戦はショッキングだったわけだが…、などと語り出すと長くなるから自粛。…とはいえ、このようにいつ何時本当に詳しい人と遭遇しないとも限らないのだから、あんまり詳しくない人に説明させるのは危険だし、「通」ぶるのも危険である、とつくづく実感。用意された資料を読んでいれば済ませられるほど簡単じゃない。あと、「アスリートベスト5」を紹介するのに30分かかっていたので、今どきのTV番組にしてはかなりのゆるさだと感じた。
ところで、「木屑鈔」というブログで次のような指摘がされていた。
明け方、ネットで「タカトシの時間ですよ」を見ていたら、盗作で有名な唐沢俊一が、「世界のアスリートの収入ベスト5」で、やたら「nenbou」と言う。「年俸nenpou」のつもりらしい。耳障りだ。不快なので消した。
そうだったっけ?と思って録画を観直してみると、確かに「ねんぼう」と言っているように聞こえたが、それだけでなくテロップも
読売巨人軍 全選手年棒(推定)35億
となっていたので、「イージーミスだなあ」とビックリしてしまった(なお、別のテロップでは「年俸」と正しく表記されていた)。唐沢さんが参加すると磁場が狂うのだろうか。
そして、番組ラストで、唐沢俊一はゲストの佐々木蔵之介の「『ハンチョウ6』はヒットしますか?」という質問に「世界が安定している時は犯罪ドラマが流行り、世界が動いている時は警察ドラマが流行る」とヒットを保証していた。
以上。とりあえず、唐沢さんにスポーツ関連の話題を振るのはいかがなものかと。まあ、「どんな話題なら振ってもいいのか?」とか考えると困ってしまうが。
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