唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

時間ですよ!の歩き方ですよ!

タコシェで既刊『唐沢俊一検証本VOL.1』『唐沢俊一検証本VOL.2』『トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界』『唐沢俊一検証本VOL.3』『唐沢俊一検証本VOL.0』「唐沢俊一検証本VOL.4」の通販を受け付けています。タコシェの店頭でも販売しています。
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Amazon唐沢俊一の新刊『雑学プロファイル・日中韓お笑い不一致』徳間書店)の表紙画像が来ているが、唐沢に「雑学プロファイラー」なる謎の肩書がついている。一体なにをする人なのか、雑学プロファイラー。



唐沢なをき『まんが極道』が第16回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出された。おめでとうございます! リストの2個上に、うさくん『マコちゃん絵日記』があるのでなんだかカオス。唐沢俊一問題を知っているとより一層楽しめる『まんが極道』は来月7巻が発売されるので、みんな買おう!



唐沢俊一『カラサワ堂変書目録』(光文社知恵の森文庫)に、唐沢の下宿時代の話が出てくる。P.236より。

 私はモノカキで身を立てようと思っていたので、どうしても東京に残らざるを得ない。

 弟と一緒に住んでいたころ、間借りしていたのは中央線沿線の阿佐谷にある、木造二階建ての家の三分の二であった。本来は一階が四畳半、六畳の二間、二階が四畳半一間という間取りの一軒家を、大家が無理矢理に半分に仕切り、四畳半二間の二階建てと、六畳一間のひと部屋として貸し出していた。われわれが借りていたのは四畳半の二階建ての方で、ちゃんと玄関も台所もトイレもついていたが、残りの六畳の方は簡易便所が取り付けられただけの、玄関もない、縁側から出入りするという奇妙きわまる作りであった。


 ずいぶん変わった家に下宿していたようだ。どんな間取りなのか図にしてみたくなる。あと、「モノカキで身を立てようと思っていた」のなら、学生時代に「モノカキ」になるためにどのような努力をしていたのかも知りたいものだ。


 もうひとつ紹介。P.239より。

(前略)学生時代一時住んでいた東中野のアパートは、本の重さで床にヒビが入って追い出されたほどだった。


 東中野のアパートに住んでいたのは唐沢なをきの方(2011年1月14日の記事を参照)。弟さんも本について大家さんに文句を言われたそうだが…(からまんブログ)。


●本題。10月17日19時からTBS系列で放映されたタカトシの時間ですよ!』2時間スペシャルに唐沢俊一が出演していたので、2カ月遅れではあるがその模様を簡単に報告しておく。今回の「CPU」は以下の6人。


青山繁晴(国際情勢系)
唐沢俊一(雑学系)
・先川原正浩(化学系)
・布施哲治(宇宙系)
・森田豊(医療系)
・山口謡司(語学系)


 見てわかるようにレギュラー放送の時よりCPUが一人増えている。そのせいか知らないが、今回唐沢俊一は比較的おとなしめに見えたのだが…。ともあれ、唐沢のコメントを紹介しつつ感想も書いておく。


(1)高畑淳子「世界一のお金持ちはだれ?」という質問に、「一族としては英国王室が一番資産を持っている」と発言し、「英国王室は毎年税金を納めているので、そのうち破産するのでは?と言われている」とも発言。


(2)ドランクドラゴン塚地武雅「世界一高く売れたスクープ写真は?」という質問に、「ダイアナ妃の交通事故の写真が1枚6000万円で売れた」と回答。また、この質問に付随して「『FRIDAY』の写真は撮られた人に許可を取って掲載している」と発言。
 なお、唐沢が解答した後に、青山繁晴が撮った福島第一原発の写真が1枚7000万円で売れたかもしれない、という話が出ていた。もしかしたら最高記録を更新していたのかも。


(3)タカアンドトシ・タカの「人類最大の発明品は?」という質問に、カップ麺」と回答。それに関連して、ソ連の人間が日本のカップ麺を食べて「共産主義より資本主義の方が優れている!」と仰天し、「もっと西側の情報を与えろ!」と要求した結果、ペレストロイカが起こった、という説を披露していた。
 …しかし、この話は本当なのかね。 グラスノスチ(情報公開)が進むきっかけとなった事件といえばチェルノブイリ原発の事故のはずなのだが。


(4)榮倉奈々「血液型の性格判断って本当に合ってる?」という質問に、「戦時中空襲が激しくなった時に全国民の血液型が調べられ、皆が自分の血液型を知ることになった」「昭和40年代に能見正比古『血液型性格学』が大ヒットしたことによって血液型占いが日本中に広まった」と発言。なお、能見の著書のタイトルは正しくは『血液型人間学である。


(5)千原ジュニア「間違って使われている漢字は?」という質問から、何故か珍しい漢字の読み方クイズが出題され、唐沢は「魚へんに◎」と書いて何と読む?と出題していた(正解は「ちくわ」)。唐沢は2004年11月20日放送の『世界一受けたい授業』でも同じネタを披露しているから(1月11日の記事を参照)、かなり自信のあるネタなのだろう。『世界一受けたい授業』番組公式サイトにある2004年当時の唐沢の写真と新刊のジャケットにある唐沢の写真を見比べて少しショックを受けた。


(6)フットボールアワー後藤輝基「女のカンって本当にあるの?」という質問に、「男性は“一か八か”という風に楽観的に物事を考えるが、女性は悪い方に物事を考えがちなので、悪い方にカンが働く」「女性が浮気をするときはあらゆる手段を使って隠そうとするので、探偵の浮気調査費用は男性の場合よりも女性が対象になった場合の方が高い」と回答。「イチかバチか」は楽観的な言葉ではないような。


(7)高畑淳子「なぜ歴史の定説が変更するの?」という質問に、「研究者の努力の成果によって教科書の内容も変化していく」と回答。また、「権力者の肖像画は誇張して書かれる場合が多い」として、その例として徳川家康の晩年の肖像画には風格があるのに、天下人になる前に三方ヶ原の合戦で敗れた後に描かれた肖像画は顔をしかめている」「上野の西郷隆盛銅像を見た西郷の親類が“似ていない”と騒いだ」というエピソードを紹介していた。しかし、三方ヶ原で敗れた後に描かれた肖像画は、家康が惨敗を忘れないために描かせたものなので(徳川美術館公式サイト)、例として的確ではないだろう。西郷の銅像が本人と似てないのも「誇張」のせいなのかどうか。



(8)上地雄輔「僕のような人間からも天才は生まれますか?」という質問に、森田豊が「天才と言われている人は一般人が当たり前にできることができない」と発言し、それに乗っかってアインシュタインは洗濯石鹸で顔を洗っていたが、奥さんに注意されて“2種類の石鹸を使い分けるなんて無理だ”と答えた」「黒澤明は缶詰を開けられなかった」と回答。…この質問では、森田氏が先に脱線しているわけで、録画を見ていても唐突な印象を受けた。


 また、ドラえもんの道具は実現するか?」という質問に、青山繁晴が「ものすごい速さの乗り物があれば未来に行ける」とタイムマシンの実現性について語っていたが、科学系の「CPU」をさしおいてなぜ青山氏が答えていたのかわからず困惑した。偶然にも唐沢俊一も『スクール革命!』でまったく同じ話をしている(2011年7月10日の記事を参照)。



 この回の『タカトシの時間ですよ!』は高視聴率を記録したようで、新年には特番が放送されるらしい(「つぶやき日記」11月13日分)。注文をつけるとすれば「CPU」が質問と関係のない話をするのをほどほどにしてほしい。「間違えやすい漢字」について質問されて「難読漢字」の話になるのなんていかにも強引だもの。聞き手のタレント陣も本家『ホンマでっか!?TV』と比べるとだいぶおとなしめなので、高畑淳子みたいにいいリアクションをする人がいないとキツい。マリバロン様はさすがだ。


 『ホンマでっか!?TV』もそうだが、『タカトシの時間ですよ!』のスーパーコンピューターも『嵐にしやがれ』の怖い噂も、番組の内容について「真偽のほどは定かでない」旨のことわりを入れている。『スクール革命!』の「※諸説あります」と同じくツッコミを入れられた時の保険なのだろうが、ビル・ゲイツが『やりすぎ都市伝説』に申し入れをしたように(朝日新聞デジタル)、いざ抗議された時にそれが通じるかどうか微妙なところではないか。…ちょっと怖い話ではある。



時間の歩き方 I (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

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~雑学プロファイル~ 日中韓 お笑い不一致

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