唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

あがりえさがりえ。

ぐるりとまわって にゃんこのえ



 「猫の目」バージョンもあるらしいが、自分は「にゃんこ」と教わったので。



 12月2日11時45分から日本テレビで放映されたスクール革命!唐沢俊一が出演していた。今回のテーマは「知って驚き! 名前の雑学4」で、過去3回「先生」として出演していた唐沢が続投することになったのだろう(過去の放送については2010年9月12日2011年4月18日2月6日の記事をそれぞれ参照)。
 今回の放送の冒頭では、ウッチャンが珍しい苗字の例として「勘解由小路(かでのこうじ)」「左衛門三郎(さえもんざぶろう)」を紹介していたのだが、これには驚いた。何故なら、前回の「名前の雑学」第3弾を観た知泉さんのツッコミを参考にしたとしか思えなかったのだ(その1その2その3)。

日テレ『スクール革命』で「十二月晦日」という苗字を紹介したみたいだけど漢字5文字苗字は「勘解由小路:かでのこうじ」「左衛門三郎:さえもんざぶろう」の2つしか無いハズ。「勘解由小路」は京都の地名から出来た名で武者小路実篤の母親の実家。「左衛門三郎」は埼玉にある苗字。

漢字5文字の苗字に関しては、苗字の雑学を扱う場合は基本中の基本だと思っていたんだけど…。近年はネット情報でデタラメな苗字が生み出され、安易な編集者によって雑学本に収録されるケースがあるので要注意。

日テレ『スクール革命』の視聴率がどのくらいか不明だけど、何万人単位で「十二月晦日という漢字5文字の苗字が存在している」とガセを流しちゃったTV制作者の罪は重い。

 まんまじゃん!と笑ってしまった。知泉さんを知っているのなら、唐沢俊一の現状についても知っていそうなものだが。



 さて、放送の内容については番組公式サイトを参照してほしいが、紹介されている「名前の雑学」自体は適当にググっていれば出る程度のあまり深くないネタばかりである。「変わった名前の企業」で紹介されている社名はみんな『日刊SPA!』の記事の中で出てくるし(その1その2その3)、「誰もが知っているあの名前の知られざる真実」に出てくる情報はみんなウィキペディアに載っている(本当にすぐに見つかるのでリンクも省く)。スポーツ選手の珍名だと、ショーン・オチンコ(Sean Ochinko)やフランク・マンコビッチ(Frank Mankovitch)の方がインパクトはあると思うが、日曜のお昼には流せないか。あと、「東江(あがりえ)」は沖縄にわりとよくある苗字なので「珍名」と言われると自称「沖縄にうるさい男」としては「そういうものなのか」という微妙な気分。東江メガネもローカルTVでCMを流しているしね。今回の放送の中では「面白内(おもしろない)」という北海道の地名も紹介されていたが、本土の人には沖縄や北海道の地名は珍しく聞こえるのだろう。…だが、マリンプラザに引きずられて、東浜巨を「あがりはま」と呼んでしまうのは俺ひとりでいい…。来年は東浜と宮國椋丞の投げ合いを見てみたいものだ。マリーンズに入った川満寛弥にも期待。



※追記 このほか、沖縄出身の選手では、屋宜照悟(ファイターズ)と島井寛仁(ゴールデンイーグルス)が指名されている。みんながんばれ!



 余談はさておき、ネタが深くないからといってそれだけで直ちに否定できるものではなく、手間をかけて見せ方を工夫すれば十分視聴に堪えるものになる。今回の放送でいえば、「東京23区の名字全部揃うのか?」「奇跡の珍名さん大集合!」で珍しい苗字や名前の人を本当に登場させていたのはよかったと思う。というより、過去にも指摘しているが、珍名さん特集では本人を出さないと意味がないのである。キラキラネームなんかいくらでもデッチあげることができるもの。
 もうひとつよかったのは、魔法使いサリー』の名前変更の告知マンガを実際に出したことで、「ケペル先生のブログ」に『スクール革命!』のスタッフがコメントしているのを見つけて、「いろいろ調べてたんだなあ」と思ったのだが、『人生が変わる1分間の深イイ話』で2年前(2010年5月24日放送分)に同じネタをやっていたのを見つけてしまったり(「スーパーカブ中心生活?〜TONY’S 甲信生活!」)。『深イイ話』は過去に唐沢俊一関連のガセネタを放送してもいる(2009年10月13日の記事を参照)。


 さて、唐沢俊一だが、「つぶやき日記」11月3日分でこの回の収録が上手くいかなかったと書き、番組を製作しているプロダクションにメールで苦情を送っている。『スクール革命!』での唐沢が番組後半になると空気になってしまうのは当ブログでも以前から指摘していたが、今回の放送でもやはりそうだった。もっとも、番組の前半で唐沢があれこれ説明している時には東MAXが黙っていたので、先生2人がうまく噛みあうやりかたを考えた方がいいのかもしれない。次回の出演までに改善されていればいいのだけど。
 それにしても、『タカトシの時間ですよ!』に出演したときには、自身のサイトで番組の情報をあれこれ告知していたのに、『スクール革命!』についてはまったく告知していないあたり、気分が乗った仕事とそうでない仕事との差がわかりやすい人だとあらためて感じた。
 おっと、この話もしておかねば。番組内で唐沢が戸籍法で名前に使用できる文字に制限はあるが名前の読みに制限はない、と説明している時に

自治体によって受理されない場合があります

と画面に小さなテロップが出たのには「お約束だなあ」と笑ってしまった。



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