唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

ぼくのミックスニュース。

タコシェで既刊『唐沢俊一検証本VOL.1』『唐沢俊一検証本VOL.2』『トンデモない「昭和ニッポン怪人伝」の世界』『唐沢俊一検証本VOL.3』『唐沢俊一検証本VOL.0』「唐沢俊一検証本VOL.4」の通販を受け付けています。タコシェの店頭でも販売しています。
・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。
・当ブログにコメントされる場合には誹謗中傷および個人を特定しうる情報の掲載はおやめください。守られない場合には厳正に対処する可能性があります。
・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関する情報をご存知の方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。
karasawagasepakuri@yahoo.co.jp



 更新をサボっている間にもいろいろと話題があったり新ネタを見つけたりしたのでみんなミキサーにぶちこんで紹介。


あさってのコミケ唐沢俊一のサークル「NO&TENKI商会」は、単行本未収録の文章を収録した同人誌と青野武大塚周夫掛札昌裕各氏へのインタビュー本をそれぞれ出すとのこと。合計で5冊も出すのだから豪勢である(掛札氏へのインタビュー本は上下巻)。なお、自分は唐沢さんの周囲の人が神経を病むといけないので今回もブースにはお邪魔しません。


唐沢なをき夫人のよしこさんがおめでたとのこと(からまんブログ)。元気なお子さんが無事に生まれることをお祈りします。


日垣隆の(たぶん)唯一の連載だった『なんなんだこの空気は』が『週刊現代』8月11日号をもって終了した。日垣についてはネット上で強固な包囲網が既に形成されているので自分がわざわざ批判する必要も無いのだが、幻冬舎新書で盗用が発覚した自己愛の強い人」という点では唐沢と共通点があるし、とにかく面白い人なので唐沢俊一検証が終わった後でいちど簡単に紹介しておきたいと思っている。日垣以外にも2,3取り上げたい人が居はするが、唐沢検証からはだいぶ外れた話題になるので、発表するとしたらこのブログとは別に場を設けるべきなのかもしれない。



吉田豪さんの新刊『サブカル・スーパースター鬱伝』(徳間書店)の発売記念番組『実写版・サブカル・スーパースター鬱伝が7月31日に放映された(徳間書店公式サイト)。番組の中ではゲストの枡野浩一氏の話が中心で唐沢俊一の話題はあまり出ないだろう、と予想していて実際その通りだった(「唐沢さんの件はなんであんな騒ぎになったのか…」と吉田さんと枡野氏が当時を思い出して困惑する場面はあった)。ただ、番組の後半でサプライズゲストとしてリリー・フランキー大根仁監督が登場したのだが、吉田さんが「この本のゲストには仲の悪い人がいる」と言ったのを聞いたリリー・フランキーが「誰と誰が仲が悪いの?」と質問すると、吉田さんが「唐沢さんとみうら(じゅん)さん」と答えたのはちょっと面白かった。吉田さんは過去にも唐沢俊一みうらじゅんの不仲説について語っているので、それについては2010年4月27日の記事を参照。ちなみに、それを聞いたリリー・フランキーは「ふーん」と興味のなさそうなリアクションをとっただけだった。ラブドールはもう届いたんでしょうか、リリーさん。


●その『サブカル・スーパースター鬱伝』収録の唐沢俊一へのインタビューについては2011年2月10日の記事を参照してほしいが、雑誌掲載分と単行本で一か所違う部分があったので指摘しておく。単行本P.268より。

唐沢  落ちました! 男の欲望が目当てだったらまあ、やり得か、とか思えるんでしょうけど(笑)、さっきも言った通りそんなつもりは毛頭ない。ただひたすらプロデュースの快楽に酔っていたら、突如“唐沢がやっていることは劇団の邪魔になる”と言われた。だって、最初は向こうから彼女を売ってやってくれと頼まれてのことですよ。あまりの不条理な状況に仰天して訊いたら、どうも彼女だけが売れるんで、その劇団の座長が“自分はどうなるんだ”と不満に思い出したらしい、と劇団の他の子に聞いたんですけどね。


 単行本では赤色の部分が追加されているが、なぜこの一文を追加したのかは謎。それにしても唐沢俊一の話だと、唐沢言うところの「大恋愛事件」は村木藤志郎が原因で起こったことになるようだが…。




山本弘会長がブログでいじめについてご自身の体験を交えて語っていた(その1その2)。そのエントリーに次のようなコメントが寄せられていた。

純粋な疑問ですが、山本先生は伊藤剛さんに対するいじめ行為を後悔していますか?
それとも「あれはいじめじゃないし(笑)」と本気で思っていますか?

Posted by Catal at 2012年07月19日 19:29

以前のエントリ(http://hirorin.otaden.jp/e8671.html)で
「唐沢氏の盗作問題については別エントリでコメントします」と書いて
それ以降音沙汰がないようですが、
唐沢氏や眠田氏が「いじめ」といっても過言ではない言動を相手にしていたことも
この盗作問題の中で明らかになっていますが
山本さんもそういう言動をする仲間をかばっていると考えてよろしいんですかね?

Posted by Rai at 2012年07月20日 01:51

 このコメントへの山本会長の返事。

Catalさん
>Raiさん

 重大な事実誤認があるようですね。  4年前のこの文を読んでください。
http://hirorin.otaden.jp/e8671.html
 あの件に関しては、先に伊藤氏の方が早とちりして、と学会を中傷してきたんです。  間違ったことを言った者を笑うことを、普通、「いじめ」とは言いません。あなただって、間違ったことを言ってる人間を見かけたら、笑ったり「バカ」って言うでしょ?

Posted by 山本弘 at 2012年08月03日 14:10


 この件に関しては2008年9月24日の記事および2009年7月27日の記事を参照されたい。
 山本会長は従来の主張を繰り返したわけだ。しかし、山本会長が「長文」を書かない限り、伊藤さんの

「と学会」といえば、他人のことは細かくあげつらい、笑い者にする一方、身内には甘い集団として知られています


という言葉は「中傷」ではなく「批判」として通用してしまうし、山本会長は唐沢俊一岡田斗司夫たちが伊藤さんに民事訴訟実質的に敗訴していることを知っているのに、かつての唐沢や岡田と同じように伊藤さんに向けて蔑称を使用することは、たとえいじめではないにせよ迂闊なふるまいであるものと言わざるを得ない。また、「あなただって、間違ったことを言ってる人間を見かけたら、笑ったり「バカ」って言うでしょ?」という理屈はいじめの正当化につながりかねないもので、やはり迂闊である。山本会長がいいことを言っても、唐沢俊一の件を持ち出されるのは大変だろうな、と同情しないでもないし、「特撮博物館」は確かに素晴らしい、とフォローともつかないことを言ってみる。会長の仰る通り、スーパーXⅡが本当に無造作に置かれていたんで、かえって興奮しちゃったよ。


●山本会長といえば、『ヒーローになりたい!』富士見ファンタジア文庫)のあとがきに面白いことが書かれていたので紹介しておこう。P.198〜200より。

 僕は子供の頃から、音楽というやつが苦手でした。
 小学校の音楽のテストで、先生がピアノをポーンと鳴らして、「はい、これは何度の和音ですか?」と訊ねても、さっぱり分からないのです。ピアノの鍵盤を見ても、一オクターブの間に白いのが七つあるのに、なぜ黒いのが五つしかないのか、とても不思議でした。一オクターブごとに周波数が二倍になるのは理解できるけど、じゃあどうしてその間を「七」なんて半端な数字で割るのか、悩んでしまいます。八や六じゃだめなんでしょうか?(これは今でも謎です)
 そんなわけだから、ベートーベンとかハイドンとかブラームスとか、偉い音楽家と呼ばれる人たちの曲も、ただただ退屈なだけでした。何でクラシックで感動する人がいるのか、不思議でなりません。
 その反対のロックとかも、さっぱりダメでした。そもそも英語が理解できないので、ほとんどの英語の歌は、僕にとって「騒々しいメロディの上に意味不明の歌詞が重なっているもの」でしかないのです。
 しかし、そんな僕にも理解でき、感動できる音楽があります。
 それはアニソン・特ソン(アニメソング・特撮ソング)です。
 世の中には、こういうことを公言するのは恥ずかしいと思っている人が多いと思いますが、それは間違いです。感動したことを、正直に「感動した」と言うのは、決しておかしいことではありません。「クラシックは高尚だ」という世間の常識を気にして、理解できないクラシックを聴いて感動したふりをしている人が多いはず。そんな卑屈な態度の方が、よっぽど変だと思いませんか? 
 この際、僕は公言します。「アニソンはいい!」と。
 考えてみれば、歌というのは感情を表現し、多くの人に感動を伝えるものです。意味不明の歌詞を並べ、何を言いたいのかさっぱり分からない現代の歌は、歌本来のあり方から逸脱しているのかもしれません。それに対し、ヒーローのかっこよさを明快に唄いあげるアニソン・特ソンは、古代で言うなら英雄叙事詩のようなもの。それだけ純粋な「歌」に近いと言えないでしょうか? 
 その証拠に、二〇年前の歌謡曲を唄う人はめったにいませんが、二〇年前のアニソンはよく唄われるではありませんか。戦中派の人たちが酔って軍歌(これも純粋に近い歌ですよね)を唄いだすように、僕らの世代には、アニソン・特ソンが心の故郷なのです。


 …いや、実に面白い。ロックを否定するくだりは、岡田斗司夫が洋楽について「外人が歌っているんだから、心に本質的に響かないじゃないですか」と言っていたのとそっくりだ(2011年7月6日の記事を参照)。もっとも、自分は以前1980年代初頭の『OUT』をチェックした際に同誌の音楽コーナーで洋楽が普通に紹介されていたのを見ているので、岡田と山本の見解がいわゆる「オタク第一世代」を代表するものではないことは、きちんと指摘しておきたい。あと、「「クラシックは高尚だ」という世間の常識を気にして、理解できないクラシックを聴いて感動したふりをしている人が多いはず」というのは何を根拠にした話なんだろう。岡田にも言えることだが、「クラシック」も「ロック」も「洋楽」も「アニソン」も「特ソン」も同じように好きな人もいる、という可能性を考えてみてもいいのではないか。「ロック」って「クラシック」の反対なんだろうか。…それにしても、この「あとがき」の無暗に切羽詰まった感じは、唐沢俊一の『ぴあ』への投稿(『唐沢俊一検証本VOL.0』参照)に通じるものがある。「世間」とか「常識」とかに立ち向かっている、というか。
 山本会長の発言や文章には他にも興味深いものがあるので、機会があれば紹介していきたい。



おさむお兄さんとゆうこお姉さん。


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