唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

憂鬱なサブカル。

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「つぶやき日記」7月11日によると、唐沢俊一のもとに「講演の講師の派遣会社」から登録のお誘いがあったとのこと。自分は唐沢の演劇活動にあまり興味が持てないのだが、講演だったら行ってみてもいいかな、と思っている。


唐沢俊一『B級学 マンガ編』(海拓舎)P.291に

悪役俳優・潮健児の評伝『星を喰った男』


とあったので、「評伝じゃないだろ」とツッコミを入れてしまった(2008年12月26日の記事を参照)。何度も指摘しているが、『星を喰った男』は潮健児「自伝」である。


●今日は吉田豪さんのサブカル・スーパースター鬱伝』(徳間書店の発売日である。『クイック・ジャパン』で連載された「不惑サブカルロード」をまとめた本だが、唐沢俊一へのインタビューも収録されている(インタビューの内容については2011年2月10日の記事を参照)。で、単行本に収録されたものも読んでみたが、脚注が追加されたほかは基本的に雑誌掲載時と同じ内容である(実は本文中に1か所だけ雑誌掲載時と違う部分を見つけたが紹介は控える)。あと、インタビューに関連して起こったtwitter上での騒動については言及されていないtogetterを参照)。ひとつ気になるのは、唐沢の「盗作騒動」の話が出ているのに、それに関する説明がないことで、事情を知らない人が読んだら何が何やらわからないと思う。できればここにも脚注がほしかった。なお、吉田さん本人の唐沢インタビューの感想については3月10日の記事を参照。


 それから、P.194に載っている唐沢俊一のプロフィールが実に興味深い。

唐沢俊一[からさわ・しゅんいち]ライター(肩書からサブカル・オタクは外した)。1958年北海道生まれ。劇団活動はこのインタビュー後も止まず、'12年には自分の演劇ユニットを持つまでになった。したがって正式な肩書は「ライター、劇作家、劇団主宰者」


 軸足を移したんだなあ、としみじみさせられるが、「肩書からサブカル・オタクは外した」というのもどういう思惑なのか、少し気になる。プロフィールと一緒に原田久仁信先生が描いた唐沢俊一のイラストも載っていて、やたらカッコいい。カ……、カテェ……!! 


 『サブカル・スーパースター鬱伝』の最初と最後には吉田さんによる「前語り」と「後語り」が収録されていて、吉田さんの『QJ』への思いが語られるとともに、この本が徳間書店から出た理由もなんとなく察せられて面白い。また、「後語り」の中に出てくる(P.233)、町山智浩さんによる「結局、みんな女性問題なんだよ!!」「ずっと支えてきた女を切って、モテ始めた瞬間にいろんなものに手を出し、そこで失敗して病むんだよ!」という「サブカル鬱」の分析が唐沢俊一のケースにピタリとあてはまっているので笑ってしまった。この本に収録されたインタビューを読んでいると、運動不足も「サブカル鬱」の原因のひとつのようなので、自分も気を付けねば、とつくづく思った次第。ともあれ、サブカルに興味のある人におすすめしたい本である。「みんな大変な目に遭っていたんだなあ」とビックリさせられる。



『思春期』は『島唄』以外にも名曲揃い。


思春期

思春期

サブカル・スーパースター鬱伝

サブカル・スーパースター鬱伝

プロレス「地獄変」 (別冊宝島 1630 ノンフィクション)

プロレス「地獄変」 (別冊宝島 1630 ノンフィクション)

B級学 マンガ編

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星を喰った男

星を喰った男