唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

近況注意報!

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 唐沢俊一が今朝早く「よしなし日記」を公式サイトにアップした。現在いくつかの話が進んでいるらしい。


●会社の設立準備は順調に進んでいて3月半ばには形になりそう
●企画がいくつも持ち込まれている
●ボツになったと思っていた企画が2つも復活した
●インタビューを連続して受け、評判がよかった


 ひとつひとつがいい出来事であることには違いない。「もう3月半ばじゃん!」とかインタビュアーにしっかりダメ出しされてるじゃん!とかいろいろ思うところはあるものの。ただ、今までの例からして、しっかり形になるまでは情報を伏せておいた方がいいのではないか。唐沢俊一が言いっぱなしだとしても、「あの話はどうなったの?」とこっちは覚えているからね。2009年11月6日の記事に出てくる数々の企画がその後実現したか?を考えると本当にいたたまれなくなってくるので、もう少し話が具体的になってから公式サイトで報告してほしい。別に今すぐに報告すべき話でもないのだし、出資者がいるのなら余裕を持ってやったらいいと思う。


 本題。今回はかつてラジオライフで連載されていた唐沢俊一古今東西トンデモ事件簿』のページの隅に書かれていた「近況欄」から気になる情報をピックアップしてみたいと思う。なお、『古今東西トンデモ事件簿』は『唐沢俊一のトンデモ事件簿』(三才ブックス)として単行本にまとめられているが、単行本未収録の文章がかなり多いのでいずれ紹介する予定である。『トンデモ事件簿』は複数のパクリ疑惑がある本だが(その1その2その3)、単行本未収録分にも怪しいものがいくつかあったりする。


 早速紹介していこう。まずはラジオライフ』2007年3月号の近況欄から。

正月はどこにも出かけず、仕事場に籠って原稿書き。立て続けに3冊、単行本が出る他に、ちょっと大きな企画が進行中…。期待して待ってて!

 もうひとつ2007年5月号の近況欄から。

3月は単行本2冊、コンビニ売りの本が2冊、それからニンテンドーDSのゲームが出版されるという、大出版ラッシュ。おまけにプロデュースした意外な商品も?

 この予告は実現している。2007年上半期に発行された唐沢俊一の著書(共著も含む)を以下に挙げておく。


2007年2月―『唐沢俊一の雑学王』(廣済堂
   3月―『泣ける猟奇』(ミリオン出版
      『史上最強のムダ知識』(廣済堂ペーパーバックス)
      トリビア兄弟の本当にあった悪趣味な話』(徳間書店
   4月―『オタク論!』(創出版
   5月―『新・UFO入門』(幻冬舎新書


 このうち、『史上最強のムダ知識』と『トリビア兄弟』がコンビニ売りの本である。DSのゲームも2007年3月に発売されていて、「意外な商品」というのは抱き枕のことだろう(「トンデモない一行知識の世界」を参照)。

 また、この時期には景気のいい話題が多かったようで、2007年4月号の近況欄には以下のようにある。

2年がかりになる、大きなプロジェクトがGW明けから始動。数百人の人間がかかわる大プロジェクトだけに、テンションがあがるが、いや、最初は落ち着かなくては、と自分に言い聞かせる毎日。

 この「大きなプロジェクト」というのはなんだろう。「数百人の人間がかかわる」と言ったら相当なものなんだろうけど。


 しかし、この後はどうも話が怪しくなってくる。やはり『新・UFO入門』での盗用発覚(2007年6月)が影響しているのだろうか。
 まずはラジオライフ』2007年12月号の近況欄から。

引っ越しを計画。ただし、2万冊以上の蔵書を整理しての引っ越しのため、1年がかり。その引っ越しの模様はドキュメントにして単行本にします。

 おそらく、その単行本というのは『本を捨てる!』のことなのだろう。結構長いこと温めていたアイディアだったのだなあ。一応説明しておくと、『本を捨てる!』は2010年3月に朝日新聞出版から発売予定だったものの、未だに出ていない。


 2008年1月号の近況欄から。

唐沢俊一トーク噺(ばなし)」と名付けた新形式の落語を、2007年9月に浅草、同じ11月に池袋で披露。来年はこれを発展させて、勉強会などを定期的に開くつもり。

 確かに唐沢俊一は2007年10月7日と11月13日に落語を披露している。ただ、不思議なことに「裏モノ日記」2007年11月13日は空白のままである。「トーク噺」も岡田斗司夫「落語2.0」もそうだが(岡田本人は覚えているだろうか)、「新形式の落語」をやりたがる心境はどういうものなのだろう。


 2008年4月号の近況欄。

書き下ろし小説を2本同時進行しなければならない仕儀になって、完全に二重人格的なパラノイア症状の起きている毎日。片一方の作品の設定がもう一方に混じり込んだり……。

 「2本」? 『血で描く』(メディアファクトリー)以外にも小説を書いていたのだろうか。


 2008年11月号の近況欄。なお、この号には例の「作家と食人」の回が掲載されている。

10月から、某旅番組に関わることに。おお、テレビ局持ちで全国を回れるぞ、と喜んでいたら、私はスタジオでその旅先のうんちくを語る役回り。なーんだ。

 この話もどうなったんだろう。唐沢は2008年10月1日にNHK BSで放映された『にっぽん巡礼』に出演しているが、これは1回だけのゲスト出演なので違うはずだ。


 そして、『唐沢俊一古今東西トンデモ事件簿』最終回が掲載されたラジオライフ』2009年12月号の近況欄を紹介。

年末進行が何と今年はもう始まった。単行本3冊、死なないで何とか仕上げるにはどうしたらいいかと考える毎日。

 その後発行された唐沢俊一の単行本は『スコ怖スポット・東京日帰り旅行ガイド』(ごま書房新社VM)と『トンデモ非常時デマ情報レスキュー』(発売:コスミック出版、発行:ブリックス株式会社)の2冊。長い年末進行である。「裏モノ日記」2010年1月12日では

予定だけで4冊、申し出あったもの(企画の復活)入れると5冊。

さらに増えてしまっているのだが。


 最後に今回スクラップを調べていて気づいた『古今東西トンデモ事件簿』の最終回近辺で発生している時空の歪みについて説明したい。下の方を見てもらいたい。


ラジオライフ』2009年10月号掲載 『唐沢俊一古今東西トンデモ事件簿』第49回「世の中のヘンな商売」
           11月号掲載 『唐沢俊一古今東西トンデモ事件簿』第50回「持ち運ばれる体」
           12月号掲載 『唐沢俊一古今東西トンデモ事件簿』第49回「あなたの人生は前世のコピーか?」(最終回)


 49→50→49

 …戻りよったーっ!! …ということは、もしも『古今東西トンデモ事件簿』の連載が続いていたら、『ラジオライフ』2010年1月号には2度目の第48回が掲載されていたということなのか? それは読みたかった! そして、第47回、46回、45回と逆回りに連載は続き、ゆくゆくは2度目の第1回に到達するはずだ。そこで最終回を迎えるのか、それとも連載が続いて次の号に3度目の第2回が掲載され、『古今東西トンデモ事件簿』は第1回と第50回の間を永遠に往復し続けるのか…、などとボルヘスの小説みたいな妄想に耽ってしまった。


「自分はオタクだ」という自覚のないうちからサトジュンさんのアニメを観ていたんだなあ、と思ったり。

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