唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

スーパーロバート大戦PG.

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 しばらく休んでいた間に溜まっていたネタをまとめて放出する。


唐沢俊一快楽亭ブラック師匠の対談が週刊読書人』3月23日発売号に掲載予定とのこと(明石健五氏のtwitter)。『立川流騒動記』の目途はついたのだろうか。


唐沢俊一公式サイト2011年12月14日より。

来年7月の公演(今回、
予告編までビデオを作って流しました)は、この劇場自体を主役に
据えた作品『楽園の殺人』というミステリ劇です。

岩田真氏のブログより。

7月10日(火)〜15日(月・祝) @下北沢 小劇場「楽園」
演劇ユニット「世外今是」公演 『楽園の殺人』

 「世外今是」というのが唐沢俊一主宰のユニットなのだろうか。唐沢俊一の演劇日記にはあまり興味が持てないが、その18ここ2年ばかり鬱々していたという記述があったのは気になった。『クイック・ジャパン』のインタビューでは

でも気がついたら、鬱って楽なんですね(笑)。躁のときって、一日仕事をしないとすごくあせって、イラついて自分に当たったりしてたんだけど、鬱になると、一日ぼんやりと過して、それが凄く嬉しかったりする。ここから生まれてくる創作物ってのも確かにあるな、と。ただ、サブカル的なものじゃないね。

とも言っているのだが。


週刊現代』2006年7月8日号掲載のマンガ本紹介コーナー「特選コミックス」で唐沢俊一楳図かずお『花びらの幻想』(小学館クリエイティブ)を紹介しているのだが、出だしでこんなことを書いている。同誌P.150より。

 漫画の歴史も長くなり、古い漫画がどんどん読者の目にふれにくくなっていく。現代の漫画が連綿と続く過去の歴史から技術を学び発達してきたことを知らずに、現代の漫画家がゼロから生み出したなどとしたり顔で説く若手の評論家が出て来る程だ。

 誰なんだ、その「若手の評論家」って。…まあ、一番ありそうなのは伊藤剛さんなのかなあ。唐沢は『テヅカ・イズ・デッド』(NTT出版)をメディア上で執拗に批判していたし。…っていうか、字数が相当制限されているマンガ紹介コーナーであてこすりを書くのもどうなのか。
 唐沢の『テヅカ・イズ・デッド』批判については近いうちに取り上げるつもりだが、『週刊現代』のマンガ評を読んだ後にあらためて『サイゾー』2006年1月号に掲載された唐沢の『テヅカ・イズ・デッド』批判に目を通したら、『テヅカ・イズ・デッド』を「「マンガエリート」宣言」などと言っていたので笑ってしまった。…いや、かつて「オタク=エリート」理論をふりかざしていた人にそんなことを言われても。唐沢にとって『テヅカ・イズ・デッド』はいろんな意味でショックだったのでは?という話はまたいずれ。



唐沢俊一:文、唐沢なをき:イラストのコラム、『脳天気本博覧狂気会』『小説CLUB』で長期連載されたものだが、『トンデモ怪書録』(光文社文庫)『カラサワ堂怪書目録』『カラサワ堂変書目録』(ともに光文社知恵の森文庫)に連載のほとんどがまとめられているので、検証作業が大詰めになった現在では中身は当然既にチェック済みである。
 ところが、調べものをしに国会図書館を訪れた際に『小説CLUB』がデジタル化されていたので「ひとつ見てみるか」とチェックしてみたところ、いろいろ面白いことが分かった。まず、『脳天気本博覧狂気会』の連載がスタートした1993年1月号で、松沢呉一さんも『現代快楽マシーン考』というエッセイをスタートしているのを見つけて「ははあ」と思ってしまった。…なるほどね、唐沢俊一が松沢さんを意識し始めたのはこの辺からなのかも知れない(連載の中でも松沢さんに言及している)。目次を見ると、『脳天気本博覧狂気会』が絵物語のコーナーにあるのに対し、『現代快楽マシーン考』が「エッセイ」のコーナーにあったのも、唐沢のプライドを刺激したのだろうと思う。唐沢と松沢さんの論争も、唐沢が松沢さんが自分より優遇されていると思い込んだのがきっかけなのだし(2011年7月20日の記事を参照)。
 それはよかったのだが、いかんせん一度チェックした文章なので、「キルミーベイベー』の呪いのぬいぐるみの回がマジで怖ええ」「生で見たアンソニー・ペティスのハイキック凄かったなあ」などとボンヤリしながら端末の画面を見ていて、思わず自分の目を疑ってしまった。『小説CLUB』1994年3月号掲載の『脳天気本博覧狂気会』第15回より。同誌P.192〜193より。

 現在、われわれ兄弟の手元にある脳天気ビデオのオススメ品としては、メキシコ製の超愚作SF怪奇映画『ロボット対アステカのミイラ』とか、40年代にアメリカで作られた、数十人以上の登場人物がすべてミゼット(小人)という文字通りの怪作西部劇『テラー・オブ・ティニィタウン』とか、ホモのドラキュラが登場する男色怪奇モノ『ゲイキュラ』とか、あのロバート・キャグニーが戦前の日本を舞台に(もちろんオールセット)活躍するブラック・レインライジング・サンも真っ青のアジア大誤解映画『東京スパイ作戦』など(後略)

 ロバート・キャグニー? …うーん、ジェームス以外のキャグニーを思いつかないのでギョッとしてしまったのだが、一体どこから来たんだ、ロバート。「ロバート・ケネディ大統領」といい、唐沢俊一はロバート好きである。ロバートには山本ヒロシもいるしね。それから、正しくは『東京スパイ大作戦』。
 念のために付け加えておくと、『トンデモ怪書録』の単行本(P.79)と文庫版(P.95)では、ちゃんと「ジェームス・キャグニー」に直されている。雑誌がデジタル化されていたから見つかったミス、と考えるとなかなか味わい深い。



スーパーロボット大戦OG オリジナルジェネレーションズ

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テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ

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トンデモ怪書録―僕はこんな奇妙な本を読んできた

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キルミーベイベー (4) (まんがタイムKRコミックス)

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