唐沢俊一検証blog

唐沢俊一氏の検証をしてきたブログ(更新は終了しました)

『豪STREAM』の感想など。

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・初めての方は「唐沢俊一まとめwiki」「唐沢俊一P&G博覧会」をごらんになることをおすすめします。
・1970年代後半に札幌でアニメ関係のサークルに入って活動されていた方、唐沢俊一に関連したイベントに興味のある方は下のメールアドレスまでご連絡をお願いします。

karasawagasepakuri@yahoo


 金曜に放送された『豪STREAM』では『クイック・ジャパン』での唐沢俊一インタビューの件が結構長目に取り上げられて非常に面白かった(『漫画ゴラク』話もよかった)。


 まず最初に書いておきたいのは、ロマン優光さんが当ブログで呼び捨てにされたことについてお怒りだという話について。問題の記述は2009年2月12日の記事における自分のコメントなのですが、これは当ブログでの著名人の呼び方がルーズだったことが原因だと思います。著名人に関しては基本的に呼び捨てまたは「氏」をつけることにしていますが、面識のある方や個人的に親しみを持っている方には「さん」をつけることがあります。吉田豪さんの場合は、実は以前メールを頂いたことがあるからで、過去の記事では吉田さんのことを呼び捨てにしたこともあります(たとえば2009年11月7日の記事など)。つまり、優光さんに悪意があって呼び捨てにしたわけではないのですが、自分のルーズさのせいで不愉快な思いをさせてしまったようなので、その点はお詫びいたします。申し訳ありませんでした。


 それから、優光さんのコラムとネタが重複したのは本当に偶然です。記事を書く前に優光さんのコラムを読んでいたことは確かですが、記事を書いたときには度忘れしてしまっていて、コメント欄で指摘されて思い出したというのが本当のところです。また、当ブログの記事のタイトルにあるダジャレの中にもネット上で先行して出ているネタがありますが、それらも自分で一応考えたものなので(検証よりも大変なときがある)どうぞ誤解のないようにお願いします。


 さて、『豪STREAM』における唐沢問題なのだが、インタビューで唐沢俊一が総論めいたことしかしゃべらなかったというのは予想通りだった。総論をしゃべっているとなんとなく事情通のように見えるのだけど、いざ各論になるとボロボロになってしまうわけだ。吉田さんもカッコつけた人とは手が合わなくて大変だっただろうな。あと、唐沢なをきは方々でお兄さんのことを謝っているのだなと(他にもそのような話を聞いたことがある)。
 一番驚いたのは、コンバットRECさんがかなり検証サイトを読み込んでいたことで、これはとても嬉しかった。ただ、「と学会」のメーリングリストの件は唐沢検証の中でもかなりイレギュラーな出来事なので、ああいったことはそうそう起こらないと思う。しかし、


検証班、ジュンク堂でのトークイベントで唐沢俊一に公開質問することを宣言

唐沢俊一の入院でイベント中止

唐沢俊一検証blog」で「と学会」のメーリングリストの一部を公開

検証班、コミケで唐沢俊一に「検証本」を手渡すことに成功。その直後、ドラゴン山崎氏が検証班のブースに来訪


 という2009年初夏から夏にかけての流れは、今思い返すと異常。あの時は俺もどうかしてましたよ、ええ。今くらいマッタリしていた方がいいと思うけれど、マッタリしていても、唐沢俊一連載が一年間で4つ打ち切られたり、原稿の三重売りが発覚したりするあたり、唐沢問題はあまりにもカオスすぎ。まあ、唐沢界隈のスキャンダラスな話を自分もいくらか耳にしているのだけど、なかなか書きづらい面があるので、当事者の方にどんどん発言していただきたいところ(情報提供もお待ちしています!)吉田豪さんもまだまだいろいろ知っていると思うしね。額田久徳さんともつきあいがあるだろうし(吉田さんも『フィギュア王』で連載を持っていたのであった)。岡田斗司夫へのインタビューが実現しますように。
 あと、『BUBKA』で唐沢検証側と擁護側の意見を両論併記で載せるのはどうか?という話も面白かったのだけど、はっきり言って唐沢俊一を擁護する人は今現在いないと思う。擁護できる能力のある人がいるとしても、厄介事に巻き込まれたくないだろうから閉ざされた場(たとえばメーリングリストとか)で意見を言うのが精一杯ではないかと。こないだtwitterで盛り上がったときも唐沢を擁護する意見をまるで見かけなかったしなあ。事実上もう戦闘は終結している、というか、ビンラディンを探しているような気分。死亡説は流れていないけども。


※追記 『BUBKA』の誌名を誤記していたので訂正しました。eleさんのご指摘に感謝します。


 もうひとつ面白かったのは、唐沢俊一に対して攻撃性が発揮されるのはなぜか」という話で、自分の場合は単純に「調べていると思いがけない事実が次々出てくるのが面白い」から検証しているわけで、自分が「正義」だとはまるで思っていないのだけど、「ヘンなことばかりしている人が批判されているのにまだ偉そうにしている」のが人を攻撃に駆り立てている面は間違いなくあると思う。唐沢俊一の場合は、もともと偉そうなキャラだったわけだからなおさらだ。今更謝るわけにもいかないのだろうか。


「おとーさん、おとーさん、唐沢俊一が偉そうにしてるよ」
「あっ、本当だね。ガセとパクリだらけなのがすっかりバレているのにね」
「かわいいね」
「かわいいね」


 という具合に考えれば、愛せるかもしれない。…いや、無理かな。
 それと、一般論として考えてみると、「トンデモ」に対しては攻撃性が最大限発揮される、ということもあるかもしれない。「かなりキツく言わなければ効果がない」という考えが、攻撃性を倍加させているのだろうか(さすがに「あいつには何を言ってもいいんだ」とまでは考えないと思うが)。実は山本弘会長もこのクチなんじゃないか?と思う。会長はいい人だと思うけど、あの論調は好き嫌いが分かれるんじゃないかなー。
 だから、唐沢俊一問題でも、唐沢に批判的な人間にとっては痛快な文章でも、そうでない人にとってはやりすぎと捉えられることもあるので、あまり攻撃的にならないように気をつけているつもり。世の中には唐沢俊一を知らない/興味ない人の方が全然多いのだし。


 これで唐沢俊一をめぐる最後の祭りが本当に終わった、という気分である。あとはただひたすら地味に終わりに向かっていくと思うが(エリオットの詩のように)、それともまだ最後の一波乱があるのだろうか。




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